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公開番号2024140121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051120
出願日2023-03-28
発明の名称火災報知システム
出願人能美防災株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20241003BHJP(信号)
要約【課題】火災感知器から得られる環境データを有効活用し、火災に至る前の日常環境における環境変化を通知することができる火災報知システムを得る。
【解決手段】火災監視エリアにおける監視結果を環境データとして生成し、生成した環境データを送出する火災感知器と、火災感知器から送出された環境データを受信し、火災と判断するための火災判定閾値に満たない環境データに基づいて火災監視エリアにおける環境変化を示す情報として環境異常情報を生成し、関係者に対して環境異常情報を通知する上位装置とを備える。具体的には、火災感知器が火災予報閾値未満の35℃程度の温度データを環境データとして出力するとき、火災信号ではなく、環境異常情報としての注目信号をビルの関係者に出力するものである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
火災監視エリアにおける監視結果を環境データとして生成し、生成した前記環境データを送出する火災感知器と、
前記火災感知器から送出された前記環境データを受信し、火災と判断するための火災判定閾値に満たない環境データに基づいて前記火災監視エリアにおける環境変化を示す情報として環境異常情報を生成し、関係者に対して前記環境異常情報を通知する上位装置と
を備える火災報知システム。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記環境異常情報は、前記火災感知器のアナログ値からなる環境データが、火災予報閾値未満であるとき、前記関係者であるビルの利用者に対して、環境が日常環境に比べて、異常状態に近くなりつつあるので、注意または注目した方がいいことを通知するものである
請求項1記載の火災報知システム。
【請求項3】
前記上位装置は、ネットワークを介して前記環境データを受信するクラウドサーバであり、
各関係者が所有しており、前記クラウドサーバから通知された前記環境異常情報を、前記ネットワークを介して受信する複数の携帯端末をさらに備え、
前記クラウドサーバは、
前記複数の携帯端末のそれぞれと通知レベルとが対応付けられて記憶された通知レベルテーブルを有しており、
前記環境異常情報は生成するに当たって、前記環境変化の度合に応じた通知レベルを割り付けて前記環境異常情報が生成され、
生成された前記環境異常情報に割り付けられている通知レベルに対応する携帯端末を、前記通知レベルテーブルを参照することで抽出し、抽出した前記携帯端末に対して前記環境異常情報を通知する
請求項1または2に記載の火災報知システム。
【請求項4】
前記複数の携帯端末のそれぞれは、自身に割り付けられる通知レベルを示す通知レベル設定情報を設定可能であるとともに、前記ネットワークを介して前記クラウドサーバに対して前記通知レベル設定情報を送信可能であり、
前記クラウドサーバは、前記ネットワークを介して前記通知レベル設定情報を受信した場合には、受信した前記通知レベル設定情報に従って前記通知レベルテーブルを更新する
請求項3に記載の火災報知システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、火災監視エリアにおける監視情報に基づいて火災に至る前の日常環境における環境変化を通知することができる、火災報知システムに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
火災報知システムにおいては、火災を検出するために、種々のタイプの火災感知器が用いられている。火災感知器としては、以下の2つのタイプに大別される。
タイプ1:感知した火災監視エリアにおける監視情報に基づいて、火災か否かを火災感知器自身で判定し、火災であると判定した場合には火災受信機に対して火災信号を送出するもの。
【0003】
タイプ2:感知した火災監視エリアにおける監視情報を火災受信機に対して送出し、火災か否かの判断は、火災受信機側で行うもの。なお、以下では、タイプ2の火災感知器のことをアナログ式の火災感知器と称して説明する。
【0004】
いずれのタイプであっても、上位装置である火災受信機としては、火災感知器から取得した情報に基づいて火災監視エリアが火災であるか否かを判定することができ、防火対象である建物などの内部にいる人々を火災から守ることができる火災報知システムを構築することができる。
【0005】
火災報知システムの一例である自動火災報知設備は、火災受信機、火災感知器、発信機、音響装置等を備えて構成される(例えば、非特許文献1参照)。このような設備では、防火対象である建物内の火災監視エリアで発生する火災を迅速に検知し、火災発生場所に応じて、警報を発し、音響装置を鳴動させ、防火対象内にいる人に火災の発生を知らせるとともに、消火設備、非常放送装置等の起動を行うことができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
能美防災株式会社 ホームページ、自動火災報知設備(URL:https://www.nohmi.co.jp/product/materiel/fid.html)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
アナログ式の火災感知器を用いるシステムでは、火災監視エリアにおける監視情報を環境データとして取得でき、火災と判断するための火災判定閾値以上の環境データが取得されることで、迅速に火災の発生を知らせるとともに、消火設備、非常放送装置等の起動を行っている。
【0008】
しかしながら、アナログ式の火災感知器を用いるシステムにおいて、火災判定閾値に満たない環境データは、例えば、火災感知器としての熱感知器から出力される環境データとしての温度データが50℃の場合には、火災判定閾値に近づいた状態をプレアラーム信号として出力する際に利用されている程度に過ぎず、必ずしも有効活用されていなかった。
【0009】
火災判定閾値に満たない環境データを有効活用すれば、火災を検知する前段階で、火災監視エリアの状況、あるいは火災感知器の状態などを日常環境の変化としてモニタでき、モニタ結果に応じて適切な通知を適切な通知先に送信できる。
【0010】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、火災感知器から得られる環境データを有効活用し、火災に至る前の日常環境における環境変化を通知することができる火災報知システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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