TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025023302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2024213017,2023175028
出願日2024-12-06,2017-10-26
発明の名称消火栓装置、消火器箱
出願人能美防災株式会社
代理人個人
主分類A62C 35/20 20060101AFI20250206BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】消火器の収納の有無を外部から確実に確認が可能な消火栓装置、消火器箱を提供する。
【解決手段】本発明に係る消火栓装置1は、消火器収納部5と、消火器収納部5の前面に設けられて開口窓部9を有する消火器扉7と、開口窓部9を覆うように設けられた透明板11とを備えた消火栓装置1であって、開口窓部9の内面側で、かつ開口窓部9の少なくとも上辺側と下辺側に透明板11を取り付ける取付部材41、43を備え、取付部材41、43は、透明板11を挟持する挟持片部49と備え、挟持片部49が消火器を載置する際の位置決めの指標として機能することを特徴とするものである。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
正面視で右側の領域に設けられたホース収納部と正面視で左側の領域に設けられた消火器収納部とを有する筐体と、該消火器収納部の前面に設けられて開口窓部を有する消火器扉と、該開口窓部を覆うように設けられた透明板とを備えた消火栓装置であって、
前記開口窓部の内面側で、かつ該開口窓部の少なくとも上辺側と下辺側に前記透明板を取り付ける取付部材を備え、
前記消火器収納部の高さ方向で下から1/2の範囲の前記消火器収納部の背面を、前記範囲以外の背面よりも背面側に突出させたことを特徴とする消火栓装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば高速道路のトンネル等に設置される消火栓装置、消火器箱に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
高速道路や自動車専用道路などのトンネル内に設置される消火栓装置には、消火器収納部が設けられ、消火器を立てた状態で収納している。
消火器が消火器収納部に収納されているか否かの確認作業は、例えば点検車両からトンネル壁面に向けてライトからの光を当てて走行しながら行うことを予定しており、このためには、消火器が定位置に載置されることが必要となり、このような要請を満たすものとして、例えば特許文献1には、「覗き窓を有する消火器扉を開閉自在に設けた筐体内に消火器を収納したトンネル消火器装置に於いて、前記覗き窓を介して外部から視認可能な所定位置に前記消火器を配置する位置決め構造を設けたことを特徴とするトンネル消火器装置。」が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-41635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
消火器を収納した消火栓装置をトンネル内に設置する場合、上記のように消火器の有無を外部から確実に確認できるか否かの問題以外に、消火栓装置の奥行きを短くした、いわゆる薄型化が実現できるか否かも問題となる。
消火栓装置の薄型化の問題は、箱抜きして消火栓装置を埋め込むように設置できないシールドトンネルの場合に特に問題となる。
この点、特許文献1の消火栓装置では、薄型化の問題についても何らの検討もされていない。
【0005】
発明者は、消火器の有無を外部から確認できるようにした消火栓装置についての薄型化を検討したところ、覗き窓には通常透明のアクリル板等が取り付けられるが、アクリル板等を取り付けるための枠部材等が薄型化を阻む原因となることに気付いた。
そして、このような問題は、消火器を収納する消火器箱についても存在する。
【0006】
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、消火器の収納の有無を外部から確実に確認可能な消火栓装置、消火器箱を提供することを目的としている。
また、上記の目的に加えて、薄型化が可能な消火栓装置、消火器箱を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(A-1)本発明に係る消火栓装置は、消火器収納部と、該消火器収納部の前面に設けられて開口窓部を有する消火器扉と、該開口窓部を覆うように設けられた透明板とを備えたものであって、
前記開口窓部の内面側で、かつ該開口窓部の少なくとも上辺側と下辺側に前記透明板を取り付ける取付部材を備え、
該取付部材は、前記透明板を挟持する挟持片部を備え、該挟持片部が消火器を載置する際の位置決めの指標として機能することを特徴とするものである。
(A-2)また、本発明に係る消火器箱は、消火器収納部と、該消火器収納部の前面に設けられて開口窓部を有する消火器扉と、該開口窓部を覆うように設けられた透明板とを備えたものであって、
前記開口窓部の内面側で、かつ該開口窓部の少なくとも上辺側と下辺側に前記透明板を取り付ける取付部材を備え、
該取付部材は、前記透明板を挟持する挟持片部を備え、該挟持片部が消火器を載置する際の位置決めの指標として機能することを特徴とするものである。
(1)本発明に係る消火栓装置は、消火器収納部と、該消火器収納部の前面に設けられて開口窓部を有する消火器扉と、該開口窓部を覆うように設けられた透明板とを備えた消火栓装置であって、
前記開口窓部の内面側で、かつ該開口窓部の少なくとも上辺側と下辺側に前記透明板を取り付ける取付部材を備え、
該取付部材は、該取付部材を前記消火器扉に固定する固定片部と、前記透明板を前記消火器扉の内面側との間で挟持する挟持片部とを有し、
該挟持片部は、前記取付部材の軸方向で間欠的に設けられ、前記挟持片部が設けられていない箇所に消火器の最大径が位置するように消火器を配置するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記挟持片部は第1屈曲部を介して前記固定片部から立ち上がる立上り片部と、第2屈曲部を介して前記固定片部に平行となる方向に延出して前記透明板を押える押え片部とを備えてなり、
前記消火器扉を閉扉した状態で、前記押え片部から前記消火器収納部の背面までの距離をA、前記透明板から前記消火器収納部の背面までの距離をB、前記消火器の最大径をCとしたときに、A≦C≦Bの関係に各寸法が設定されていることを特徴とするものである。
【0009】
(3)また、上記(1)又は(2)に記載のものにおいて、消火器の最大径が位置する前記消火器収納部における背面を、背面側に突出させたことを特徴とするものである。
【0010】
(4)本発明に係る消火器箱は、消火器収納部と、該消火器収納部の前面に設けられて開口窓部を有する消火器扉と、該開口窓部を覆うように設けられた透明板とを備えた消火器箱であって、
前記開口窓部の内面側で、かつ該開口窓部の少なくとも上辺側と下辺側に前記透明板を取り付ける取付部材を備え、
該取付部材は、該取付部材を前記消火器扉に固定する固定片部と、前記透明板を前記消火器扉の内面側との間で挟持する挟持片部とを有し、
該挟持片部は、前記取付部材の軸方向で間欠的に設けられ、前記挟持片部が設けられていない箇所に消火器の最大径が位置するように消火器を配置するようにしたことを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

能美防災株式会社
加煙試験器
1日前
個人
階段避難用滑り板
4か月前
個人
階段上り下り滑り板
2か月前
藤井電工株式会社
連結フック
8日前
能美防災株式会社
消火装置
4か月前
能美防災株式会社
消火設備
5か月前
能美防災株式会社
消火栓装置
4か月前
深田工業株式会社
発泡ノズル
4か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
5か月前
個人
消火用ノズルヘッド
5か月前
ホーチキ株式会社
防災システム
4か月前
中国電力株式会社
長尺工具保持具
3か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
5か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
5か月前
藤井電工株式会社
ストラップの保護カバー
1か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
3か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
3か月前
沖電気工業株式会社
筐体
28日前
文化シヤッター株式会社
防煙垂れ壁装置
5か月前
株式会社大林組
ドレンチャー設備
24日前
株式会社ニフコ
圧力開放弁
5か月前
個人
消防用水供給設備
5か月前
トーハツ株式会社
消火用ポンプ
3か月前
個人
災害時及び緊急時用使い捨て酸素マスク
4か月前
個人
延焼防止装置
29日前
ホーチキ株式会社
消火設備及び消火方法
1か月前
株式会社モリタホールディングス
消防車
3か月前
株式会社モリタホールディングス
消防車
3か月前
能美防災株式会社
防災設備
3か月前
ミドリ安全株式会社
安全装置
6日前
ミドリ安全株式会社
安全装置
6日前
ミドリ安全株式会社
安全装置
6日前
エスペック株式会社
消火・防火装置及び試験装置
3か月前
ゼデル
ロープハーネス
3か月前
ゼデル
ロープハーネス
3か月前
能美防災株式会社
放水装置
4か月前
続きを見る