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公開番号2025000578
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2024095358
出願日2024-06-12
発明の名称ロープハーネス
出願人ゼデル,ZEDEL
代理人個人,個人,個人
主分類A62B 35/00 20060101AFI20241224BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】腹側吊り下げポイントおよびショルダストラップの人間工学性が改良されたロープハーネスを提供する。
【解決手段】ロープハーネスは、ベルト1と、第1脚部ループ2’と、第2脚部ループ2”と、第1脚部ループ2’と第2脚部ループ2”とを接続する脚部ループリンク11を形成する接合ストラップと、を備える。リングは、ベルト1にしっかりと取り付けられるとともに、脚部ループリンク11が通過する。リングは、ベルト1を囲むとともに、ベルト1に少なくとも1つの縫い目により固定される。リングは、第1脚部ループ2’および第2脚部ループ2”とは反対の方向においてベルト1から突出する第1ループ5を少なくとも規定する。脚部ループリンク11は、ベルト1に、リングの各側においてリングを越えて固定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
‐ベルト(1)、第1脚部ループ(2’)、第2脚部ループ(2”)、および前記第1脚部ループ(2’)と前記第2脚部ループ(2”)とを接続する脚部ループリンク(11)を形成する接合ストラップと、
‐前記ベルト(1)にしっかりと取り付けられたリング(10)であって、前記脚部ループリンク(11)が通過するリング(10)と、
‐前記ベルト(1)に固定されて腹側吊り下げポイント(4)を形成する第1ループ(5)と、
を備えるロープハーネスにおいて、
前記接合ストラップは、前記第1脚部ループ(2)から延びる第1ストランドと中央部分との間に第1折り目(16’)を形成するとともに、前記第2脚部ループ(2)から延びる第2ストランドと前記中央部分との間に第2折り目(16”)を形成し、
前記中央部分が前記ベルト(1)に前記第1折り目(16’)と前記第2折り目(16”)との間において固定された状態で、前記中央部分は、前記ベルト(1)の長手方向において前記第1折り目(16’)から前記第2折り目(16”)まで主として延び、
前記リング(10)は、前記第1ループ(5)を含み、前記第1ループ(5)は、前記ベルト(1)から前記第1脚部ループ(2’)および前記第2脚部ループ(2”)とは反対の方向において突出するように配置され、
前記第1折り目(16’)および前記第2折り目(16”)は、前記長手方向において前記リング(10)の各側において前記リング(10)を越えるように配置され、
前記リング(10)が前記ベルト(1)および前記接合ストラップの前記中央部を囲んだ状態で、少なくとも1つの縫い目が、前記リング(10)と前記接合ストラップの前記中央部と前記ベルト(1)とを固定的に固着する、
ロープハーネス。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記第1折り目(16’)および前記第2折り目(16”)は、前記ベルト(1)に少なくとも1つの縫い目により固着される、
請求項1に記載のロープハーネス。
【請求項3】
前記脚部ループリンク(11)は、前記ベルト(1)にベルト縫い目(15)により固定され、
前記リング(10)は、抵抗縫い目(14)により第2端部に固定された第1端部を有する第1ストラップ(9)により形成され、
前記抵抗縫い目(14)は、前記第1ループ(5)と前記脚部ループ(2)との間に加わる第1応力に耐え、
前記ベルト縫い目(15)は、前記第1応力に降伏する、
請求項1に記載のロープハーネス。
【請求項4】
前記第1折り目(16’)および/または前記第2折り目(16”)は、前記ベルト(1)に折り目縫い目(17)により固定され、
前記リング(10)は、抵抗縫い目(14)により第2端部に固定された第1端部を有する第1ストラップ(9)により形成され、
前記抵抗縫い目(14)は、前記第1ループ(5)と前記第1脚部ループ(2’)および前記第2脚部ループ(2”)との間に加わる第1応力に耐え、
前記折り目縫い目(17)は、前記第1応力に降伏する、
請求項1に記載のロープハーネス。
【請求項5】
前記脚部ループリンク(11)は、前記前記第1脚部ループ(2’)を前記第2脚部ループ(2”)に接続する方向における破断強度であって、前記ベルト(1)の前記長手方向に垂直な方向における前記リング(10)の破断強度よりも低い破断強度を呈する接合ストラップから構成される、
請求項1に記載のロープハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロープハーネスに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
高所作業の分野において、ベルトと一対の脚部ロープとショルダストラップとを有するロープハーネスを使用することが知られている。ロープハーネスは、複数の取付ポイント、特に腹側取付ポイントを有している。腹側取付ポイントは、アンカーポイント等の取付ポイント、または命綱に取り付けられるように設計されている。
【0003】
腹側取付ポイントは、ユーザがハーネスを着用することが容易になるように取り外し可能な態様でショルダストラップを取り付けるように使用され得る。しかしながら、ショルダストラップを取り付けるため、およびベルトでユーザを吊り下げるために同一のリングを使用することは、吊り下げポイントの人間工学性を損ない、ロープアクセス技術者の作業が複雑になる。
【0004】
脚部ループからの2つの帯紐ストラップを使用してベルトから突出する2つのリングを形成することが知られている。2つのリングは、実質的に互いの内側に配置されて単一のループを形成する。2つのリングに、ショルダストラップとベルトとを接続する取り外し可能なコネクタと、アンカーポイントに固定されるように設計されたコネクタとが通される。これら2つのコネクタは同一のループを共有しているが、これには弊害がある。この構成は、腹側吊り下げポイントに高い多方向強度を提供するため広く利用されているが、人間工学性が低い。
【0005】
文献EP2401038から、互いの内側に配置されてベルトにより閉鎖された2つの帯紐リングを有するロープハーネスを形成することが知られている。第1帯紐リングは、内側ループと称される第1ループであって、取り外し不可能なD字形状コネクタを設けられた第1ループを形成している。コネクタは、腹側吊り下げポイントとして機能する。第2帯紐リングは、外側ループと称される第2ループであって、ショルダストラップをベルトに取り付けるように設計された第2ループを形成している。2つのループは、ベルト上の実質的に同一地点で取り付けられることで、ショルダストラップと腹側吊り下げポイントとの間のゆがみがユーザの重心に対して同一地点で吸収される。内側リングおよび外側リングは、脚部ループを延長する帯紐ストラップにより形成されている。しかしながら、この構成では最適な人間工学性が得られないことが明らかである。
【0006】
登山用ハーネスでは、別の構造を使用することで、脚部ループとベルトとの間におけるユーザの動作の大きい自由度が提供されている。ベルトおよび脚部ループは、腹側位置に配置されたリングを通過している。しかしながら、この構造は、特にハーネスにショルダストラップが設けられていないため、ハーネスに吊り下げられたまま長時間に亘り作業することには最適ではない。
【発明の概要】
【0007】
本発明の1つの目的は、先行技術の構成と比較して、腹側吊り下げポイントおよびショルダストラップの人間工学性が改良されたロープハーネスを提供することである。
【0008】
この成果は、以下のロープハーネスにより達成される傾向にある。すなわち、ロープハーネスは、
‐ベルト、第1脚部ループ、第2脚部ループ、および前記第1脚部ループと前記第2脚部ループとを接続する脚部ループリンク(11)を形成する接合ストラップと、
‐前記ベルトにしっかりと取り付けられたリングであって、前記脚部ループリンクが通過するリングと、
‐前記ベルトに固定されて腹側吊り下げポイントを形成する第1ループと、
を備える。
【0009】
前記接合ストラップは、前記第1脚部ループから延びる第1ストランドと中央部分との間に第1折り目を形成するとともに、前記第2脚部ループから延びる第2ストランドと前記中央部分との間に第2折り目を形成する。
【0010】
前記中央部分が前記ベルトに前記第1折り目と前記第2折り目との間において固定された状態で、前記中央部分は、前記ベルトの長手方向において前記第1折り目から前記第2折り目まで主として延びる。
(【0011】以降は省略されています)

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