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公開番号2025003939
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-14
出願番号2024098277
出願日2024-06-18
発明の名称エネルギー吸収体、およびその製造方法
出願人ゼデル,ZEDEL
代理人個人,個人
主分類A62B 35/04 20060101AFI20250106BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】コンパクトなエネルギー吸収体を提供する。
【解決手段】エネルギー吸収体は、破断リンク3および抵抗リンク4により接続した2つの基材2を備え、巻かれたテキスタイル要素1を有する。容器5は、テキスタイル要素1を受容する。容器5は、テキスタイル要素の第1端部1a用の第1開口5aと第2端部1b用の第2開口5bとを有する。抵抗リンク4は、少なくとも2つのテキスタイル要素2の一部を接続するとともに、第1端部1aと第2端部1bとの間に加えられる第1応力に応じて接続を維持する。破断リンク3は、テキスタイル要素1の第1端部1aと第2端部1bとの間に加えられる第1応力に応じて破断するとともにエネルギーを吸収する。容器5は、開閉不可能であり、巻かれた状態のテキスタイル要素1の前記中央に面して開口するアクセス孔5cを規定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
‐破断リンク(3)および少なくとも1つの抵抗リンク(4)により互いに接続した少なくとも2つの基材(2)を備える、巻かれたテキスタイル要素(1)と、
‐巻かれた状態の前記テキスタイル要素(1)を受容する容器(5)であって、前記テキスタイル要素(1)の第1端部(1a)用の第1開口(5a)と前記テキスタイル要素(1)の第2端部(1b)用の第2開口(5b)とを規定する容器(5)と、
を備え、
前記少なくとも1つの抵抗リンク(4)は、前記少なくとも2つの基材(2)の一部を接続するとともに、前記第1端部(1a)と前記第2端部(1b)との間に加えられる第1応力に応じて前記接続を維持するように構成され、
前記破断リンク(3)は、前記テキスタイル要素(1)の前記第1端部(1a)と前記第2端部(1b)との間に加えられる第1応力に応じて破断するとともにエネルギーを吸収するように設計される、
エネルギー吸収体において、
前記容器(5)は、開閉不可能であり、
前記容器(5)は、前記容器(5)内に巻かれた状態で配置された前記テキスタイル要素(1)の中央に面する少なくとも1つのアクセス孔(5c)を規定する、
ことを特徴とするエネルギー吸収体。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記テキスタイル要素(1)は、前記少なくとも1つのアクセス孔(5c)に面して配置されたループを有する、
請求項1に記載のエネルギー吸収体。
【請求項3】
前記エネルギー吸収体は、前記テキスタイル要素(1)に固定された回転シャフトを備え、
前記回転シャフトは、前記少なくとも1つのアクセス孔(5c)に面する凹部(7)で終端する、
請求項1に記載のエネルギー吸収体。
【請求項4】
請求項1に記載のエネルギー吸収体を備えるヴィアフェラータ用ランヤードにおいて、
前記テキスタイル要素(1)の前記第1端部(1a)および前記テキスタイル要素(1)の前記第2端部(1b)のうちの一方は、ロープハーネスに取り付けられるように設計され、
1つ以上のカラビナが、前記テキスタイル要素(1)の前記第1端部(1a)および前記テキスタイル要素(1)の前記第2端部(1b)のうちの他方に取り付けられる、
ヴィアフェラータ用ランヤード。
【請求項5】
‐破断リンク(3)および抵抗リンク(4)により互いに接続した少なくとも2つの基材(2)を備えるテキスタイル要素(1)と、容器(5)とを提供するステップであって、前記容器(5)は、前記容器(5)の内部に開口する少なくとも1つのアクセス孔(5c)と第2開口(5b)と第1開口(5a)とを規定する、ステップと、
‐前記テキスタイル要素(1)の中央部(1c)を、前記中央部が前記少なくとも1つのアクセス孔(5c)に面するまで、前記第1開口(5a)を介して前記容器(5)に挿入するステップと、
‐巻取りシャフト(6)を前記テキスタイル要素(1)の前記中央部(1c)に接続するステップであって、前記巻取りシャフト(6)は、少なくとも1つの前記アクセス孔(5c)を貫通する、ステップと、
‐前記テキスタイル要素(1)を前記容器(5)の内部で前記巻取りシャフト(6)により巻き取るステップと、
‐前記第1端部(1a)が前記第1開口(5a)にある状態で、前記第2端部(1b)を前記第2開口(5b)に挿入するステップと、
を備えるエネルギー吸収体の製造方法。
【請求項6】
前記第1端部(1a)が前記第1開口(5a)にある状態で前記第2端部(1b)を前記第2開口(5b)に挿入する前記ステップは、前記テキスタイル要素(1)を前記容器(5)の内部で前記巻取りシャフト(6)により巻き取る前に実施される、
請求項5に記載のエネルギー吸収体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エネルギー吸収体、およびかかるエネルギー吸収体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
高所作業やアクロバティックなレクリエーション活動の分野において、ユーザとアンカーポイントとをエネルギー吸収体により接続することが知られている。落下の際に、落下のエネルギーの少なくとも一部がエネルギー吸収体に吸収されて、アンカーに対する応力が抑えられる、および/またはユーザを支持するハーネスに対する応力が抑えられる。
【0003】
ヴィアフェラータ(岩山登山)の分野では、ランヤードを用いることが知られている。ランヤードの一端部はユーザのハーネスに取り付けるように設計されたループにより形成され、他端部は命綱に接続するように設計された2つのカラビナを受け入れる。エネルギー吸収体は、互いに縫い合わされた2本の帯状紐(webbing strands)であって、第1端部および第2端部にそれぞれ接続する帯状紐から形成されている。落下時には、両端部が異なる方向に移動して、縫い合わされた継ぎ目は落下を表す応力を受ける。
【0004】
継ぎ目は破断点により構成されているため、落下によって、2本の帯状紐を接合する異なる縫い目は連続的に破断する。各縫い目の破断により、エネルギーの一部が吸収される。
【0005】
したがって、縫い目がジグザグに破断するように、継ぎ目の距離をできるだけ長くすることが有利である。ジグザグの縫い目により、ユーザが感じる応力を閾値に抑えることができる。しかしながら、長い継ぎ目を使用すれば、嵩張る吸収体を扱うことになる。
【0006】
エーデルリッド社は、互いに縫い合わされた2本の帯状ストラップで形成されたエネルギー吸収ランヤードを備えるヴィアフェラータ用ストラップを販売している。ランヤードは、ヒンジ付きカバーを有する容器に設置される前に、それ自体でらせん状に巻かれる。ランヤードが容器に設置されると、カバーが容器を閉鎖してランヤードはその巻かれた状態で維持される。容器は、エネルギー吸収ランヤードの第1端部が出るように設計された第1開口と、エネルギー吸収ランヤードの第2端部が出るように設計された第2開口とを規定(形成)する。
【0007】
この構成は、エネルギー吸収ランヤードを設置できるように容器が大きな容積を呈するため明らかに有利とは言えない。これにより、ユーザに邪魔になることがある。
【0008】
また、文献EP2409733から、ストラップがドラムに巻き付けられ、このドラムがバネによりストラップを自動的に巻き取るようなエネルギー吸収体を形成することが知られている。ストラップは、外部応力がない状態でストラップを巻き取るようバネで付勢された主軸の細開口を通過する。エネルギー吸収体は、ストラップにより形成されるとともにユーザに取り付けられるように設計された第1端部と、ヴィアフェラータ用の安全装置に取り付けられるように設計された第2端部と、を有している。
【発明の概要】
【0009】
本発明の1つの目的は、従来技術の構成よりもコンパクトなエネルギー吸収体を提供することにある。
【0010】
この結果は、
‐破断リンクおよび抵抗リンクにより互いに接続した少なくとも2つの基材を備える、巻かれたテキスタイル要素と、
‐巻かれた状態の前記テキスタイル要素を受容する容器であって、前記テキスタイル要素の第1端部用の第1開口と前記テキスタイル要素の第2端部用の第2開口とを規定(形成)する容器と、
を備えるエネルギー吸収体により達成されやすい。
(【0011】以降は省略されています)

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