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公開番号2025000577
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2024095342
出願日2024-06-12
発明の名称ロープハーネス
出願人ゼデル,ZEDEL
代理人個人,個人,個人
主分類A62B 35/00 20060101AFI20241224BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】腹側吊り下げポイントおよびショルダストラップの人間工学性が改良されたロープハーネスを提供する。
【解決手段】ロープハーネスは、ベルト1と、第1脚部ループ2’および第2脚部ループ2”と、ショルダストラップ3と、を備える。第1ループ5は、ベルト1に取り付けられるとともに、ショルダストラップ3に取り付けられる。第2ループ6は、ベルト1に取り付けられ、第1ループ5とは別個である。第2ループ6は、腹側吊り下げポイント4を形成する。第1ストラップが、ベルト1と脚部ループ2とにしっかりと固定されるリングを規定する。第1ストラップは、ベルト1に縫い目により固定される。第1ループ5が第2ループ6の外側にあり、第2ループ6が第1ループ5の外側にある状態で、リングに配置される。第1ループ5は、ベルト1の内面および外面を通る第1方向に平行な方向において、第2ループ6に対面して配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
‐内面および外面を有するベルト(1)、第1脚部ループ(2’)および第2脚部ループ(2”)、およびショルダストラップ(3)と、
‐前記ベルト(1)に取り付けられるとともに、前記ショルダストラップ(3)に取り付けられるように設計された第1ループ(5)と、
‐前記ベルト(1)に取り付けられ、前記第1ループ(5)とは別個の第2ループ(6)であって、腹側吊り下げポイント(4)を形成するように設計された第2ループ(6)と、
を備えるロープハーネスにおいて、
少なくとも第1ストラップ(9)が、前記ベルト(1)と前記第1脚部ループ(2’)および前記第2脚部ループ(2”)とにしっかりと取り付けられるリング(10)を規定し、前記第1ストラップ(9)は、前記ベルト(1)に縫い目により固定され、
前記第1ループ(5)が前記第2ループ(6)の外側にあり、前記第2ループ(6)が前記第1ループ(5)の外側にある状態で、前記第1ループ(5)および前記第2ループ(6)は、前記リング(10)に配置され、
前記第1ループ(5)は、前記ベルト(1)の前記内面および前記外面を通る第1方向に平行な方向において、前記第2ループ(6)に対面して配置される、
ことを特徴とするロープハーネス。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記第1ループ(5)は、前記第1方向に平行な方向において、前記第2ループ(6)に対して可動であるように設置される、
請求項1に記載のロープハーネス。
【請求項3】
前記第1ループ(5)は、前記第1方向に対して垂直、かつ前記ベルト(1)の長手方向に対して垂直な第2方向において、前記第2ループ(6)に対して可動であるように設置される、
請求項1に記載のロープハーネス。
【請求項4】
前記ロープハーネスは、前記第1ループ(5)と前記第2ループ(6)とを分離する第2ストラップ(12)を備え、前記第2ストラップ(12)は、前記第1ストラップ(9)に固定される第1端部を有する、
請求項1に記載のロープハーネス。
【請求項5】
前記第2ストラップ(12)は、前記ベルト(1)に固定される第2端部を有する、
請求項4に記載のロープハーネス。
【請求項6】
前記第2ストラップ(12)は、ショルダストラップ(3)を接続するように設計されたショルダストラップコネクタ(7)を受容するように設計された前記第1ループ(5)を形成する前記第1ストラップ(9)の一部を、少なくとも部分的に覆う、
請求項5に記載のロープハーネス。
【請求項7】
前記第2ストラップ(12)は、前記リング(10)の内側において前記ベルト(1)に固定される、
請求項5に記載のロープハーネス。
【請求項8】
前記第1ループ(5)は、前記第2ループ(6)とユーザの腹部との間に配置されるように設計される、
請求項1に記載のロープハーネス。
【請求項9】
前記ロープハーネスは、前記第1脚部ループ(2’)と前記第2脚部ループ(2”)とを接続する脚部ループリンク(11)を備え、
前記脚部ループリンク(11)は、前記リング(10)の内側に配置される、
請求項1に記載のロープハーネス。
【請求項10】
前記脚部ループリンク(11)は、前記ベルト(1)および前記第1ストラップ(9)に固定される、
請求項9に記載のロープハーネス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロープハーネスに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
高所作業の分野において、ベルトと一対の脚部ロープとショルダストラップとを有するロープハーネスを使用することが知られている。ロープハーネスは、複数の取付ポイント、特に腹側取付ポイントを有している。腹側取付ポイントは、アンカーポイント等の取付ポイント、または命綱に取り付けられるように設計されている。
【0003】
腹側取付ポイントは、ユーザがハーネスを着用することが容易になるように取り外し可能な態様でショルダストラップを取り付けるように使用され得る。しかしながら、ショルダストラップを取り付けるため、およびベルトでユーザを吊り下げるために同一のリングを使用することは、吊り下げポイントの人間工学性を損ない、ロープアクセス技術者の作業が複雑になる。
【0004】
脚部ループからの2つの帯紐ストラップを使用してベルトから突出する2つのリングを形成することが知られている。2つのリングは、実質的に互いの内側に配置されて単一のループを形成する。2つのリングに、ショルダストラップとベルトとを接続する取り外し可能なコネクタと、アンカーポイントに固定されるように設計されたコネクタとが通される。これら2つのコネクタは同一のループを共有しているが、これには弊害がある。この構成は、腹側吊り下げポイントに高い多方向強度を提供するため広く利用されているが、人間工学性が低い。
【0005】
文献EP2401038から、互いの内側に配置されてベルトにより閉鎖された2つの帯紐リングを有するロープハーネスを形成することが知られている。第1帯紐リングは、内側ループと称される第1ループであって、取り外し不可能なD字形状コネクタを設けられた第1ループを形成している。コネクタは、腹側吊り下げポイントとして機能する。第2帯紐リングは、外側ループと称される第2ループであって、ショルダストラップをベルトに取り付けるように設計された第2ループを形成している。2つのループは、ベルト上の実質的に同一地点で取り付けられることで、ショルダストラップと腹側吊り下げポイントとの間のゆがみがユーザの重心に対して同一地点で吸収される。内側リングおよび外側リングは、脚部ループを延長する帯紐ストラップにより形成されている。しかしながら、この構成では最適な人間工学性が得られないことが明らかである。
【0006】
登山用ハーネスでは、別の構造を使用することで、脚部ループとベルトとの間におけるユーザの動作の大きい自由度が提供されている。ベルトおよび脚部ループは、腹側位置に配置されたリングを通過している。しかしながら、この構造は、特にハーネスにショルダストラップが設けられていないため、ハーネスに吊り下げられたまま長時間に亘り作業することには最適ではない。
【発明の概要】
【0007】
本発明の1つの目的は、先行技術の構成と比較して、腹側吊り下げポイントおよびショルダストラップの人間工学性が改良されたロープハーネスを提供することである。
【0008】
この成果は、以下のロープハーネスにより達成される傾向にある。すなわち、ロープハーネスは、
‐内面および外面を有するベルト、第1脚部ループおよび第2脚部ループ、およびショルダストラップと、
‐前記ベルトに取り付けられるとともに、前記ショルダストラップに取り付けられるように設計された第1ループと、
‐前記ベルトに取り付けられ、前記第1ループとは別個の第2ループであって、腹側吊り下げポイントを形成するように設計された第2ループと、
を備える。
【0009】
ロープハーネスは、以下の点で優れている。すなわち、少なくとも第1帯紐ストラップが、前記ベルトと前記脚部ループとにしっかりと取り付けられるリングを規定し、前記第1ストラップは、前記ベルトに縫い目により固定され、
‐前記第1ループが前記第2ループの外側にあり、前記第2ループが前記第1ループの外側にある状態で、前記第1ループおよび前記第2ループは、前記リングに配置され、
‐前記第1ループは、前記ベルトの前記内面および前記外面を通る第1方向に平行な方向において、前記第2ループに対面して配置される。
有利な態様において、前記第1ループは、前記第1方向に平行な方向において、前記第2ループに対して可動であるように設置される。
【0010】
特定の構成において、前記第1ループは、前記第1方向に対して垂直、かつ前記ベルトの長手方向に対して垂直な第2方向において、前記第2ループに対して可動であるように設置される。
(【0011】以降は省略されています)

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