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公開番号
2024140095
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023051090
出願日
2023-03-28
発明の名称
回路装置及び発振器
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03B
5/32 20060101AFI20241003BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】検査用の可変抵抗による負性抵抗への影響を低減させることが可能な回路装置を提供すること。
【解決手段】振動子に接続される第1端子及び第2端子と、前記第1端子からの信号を増幅して前記第2端子に出力する増幅回路と、前記増幅回路と前記第2端子との間の信号経路上に設けられ、可変抵抗、前記可変抵抗の一端に設けられた第1スイッチ及び前記可変抵抗の他端に設けられた第2スイッチを含む可変抵抗回路と、前記可変抵抗回路と並列に接続された第3スイッチと、前記可変抵抗の抵抗値を制御し、かつ、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチをそれぞれオン又はオフに制御する制御回路と、を備える、回路装置。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
振動子に接続される第1端子及び第2端子と、
前記第1端子からの信号を増幅して前記第2端子に出力する増幅回路と、
前記増幅回路と前記第2端子との間の信号経路上に設けられ、可変抵抗、前記可変抵抗の一端に設けられた第1スイッチ及び前記可変抵抗の他端に設けられた第2スイッチを含む可変抵抗回路と、
前記可変抵抗回路と並列に接続された第3スイッチと、
前記可変抵抗の抵抗値を制御し、かつ、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチをそれぞれオン又はオフに制御する制御回路と、
を備える、回路装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
請求項1において、
第1モードでは、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオフとなり、かつ、前記第3スイッチがオンとなり、
第2モードでは、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオンとなり、かつ、前記第3スイッチがオフとなる、回路装置。
【請求項3】
請求項1において、
前記可変抵抗は、直列に接続された複数の抵抗と、前記複数の抵抗の各々と並列に接続された複数の抵抗値制御スイッチと、を含む、回路装置。
【請求項4】
請求項3において、
前記複数の抵抗は、互いに抵抗値が異なる少なくとも2つの抵抗を含む、回路装置。
【請求項5】
請求項4において、
前記複数の抵抗の抵抗値は、バイナリーに重みづけされている、回路装置。
【請求項6】
請求項3において、
前記可変抵抗回路は、
前記複数の抵抗値制御スイッチの少なくとも一部に接続され、前記少なくとも一部の前記抵抗値制御スイッチのそれぞれと逆論理でオン又はオフする少なくとも1つのダミースイッチを含む、回路装置。
【請求項7】
請求項6において、
前記少なくとも1つのダミースイッチは、前記複数の抵抗の内、抵抗値が最も小さい抵抗に接続された第1ダミースイッチを含む、回路装置。
【請求項8】
振動子と、
前記振動子に接続された回路装置と、
前記振動子及び前記回路装置を収容する容器と、を備え、
前記回路装置は、
前記振動子に接続される第1端子及び第2端子と、
前記第1端子からの信号を増幅して前記第2端子に出力する増幅回路と、
前記増幅回路と前記第2端子との間の信号経路上に設けられ、可変抵抗、前記可変抵抗の一端に設けられた第1スイッチ及び前記可変抵抗の他端に設けられた第2スイッチを含む可変抵抗回路と、
前記可変抵抗回路と並列に接続された第3スイッチと、
前記可変抵抗の抵抗値を制御し、かつ、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチをそれぞれオン又はオフに制御する制御回路と、を含む、発振器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回路装置及び発振器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、水晶振動子と直列に設けられたチェック抵抗の接続を外部からの制御信号で制御することで、発振余裕度の検査を可能とする水晶発振器が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-116563号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の水晶発振器では、通常使用時において、チェック抵抗の寄生容量が発振端子に付加されるため、負性抵抗が小さくなってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る回路装置の一態様は、
振動子に接続される第1端子及び第2端子と、
前記第1端子からの信号を増幅して前記第2端子に出力する増幅回路と、
前記増幅回路と前記第2端子との間の信号経路上に設けられ、可変抵抗、前記可変抵抗の一端に設けられた第1スイッチ及び前記可変抵抗の他端に設けられた第2スイッチを含む可変抵抗回路と、
前記可変抵抗回路と並列に接続された第3スイッチと、
前記可変抵抗の抵抗値を制御し、かつ、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチをそれぞれオン又はオフに制御する制御回路と、
を備える。
【0006】
本発明に係る発振器の一態様は、
振動子と、
前記振動子に接続された回路装置と、
前記振動子及び前記回路装置を収容する容器と、を備え、
前記回路装置は、
前記振動子に接続される第1端子及び第2端子と、
前記第1端子からの信号を増幅して前記第2端子に出力する増幅回路と、
前記増幅回路と前記第2端子との間の信号経路上に設けられ、可変抵抗、前記可変抵抗の一端に設けられた第1スイッチ及び前記可変抵抗の他端に設けられた第2スイッチを含む可変抵抗回路と、
前記可変抵抗回路と並列に接続された第3スイッチと、
前記可変抵抗の抵抗値を制御し、かつ、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチをそれぞれオン又はオフに制御する制御回路と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態の発振器の斜視図。
本実施形態の発振器の断面図。
本実施形態の発振器の他の断面図。
本実施形態の発振器の底面図。
本実施形態の発振器の機能ブロック図。
可変抵抗回路及びスイッチの構成例を示す図。
通常動作モードにおける可変抵抗回路及びスイッチの状態を示す図。
検査モードにおける可変抵抗回路及びスイッチの状態を示す図。
本実施形態の発振器に検査装置が接続された検査システムの構成を示す図。
検査装置による発振余裕度の検査方法の手順の一例を示すフローチャート図。
検査装置が発振余裕度の検査を行うときの各端子及び各信号の電圧波形の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0009】
1.発振器の構成
図1~図4は、本実施形態の発振器1の構造の一例を示す図である。図1は、発振器1の斜視図であり、図2は、図1のA-A断面図の一例である。図3は、図1のA-A断面図の他の一例であり、図4は、発振器1の底面図である。
【0010】
図1~図3に示すように、発振器1は、回路装置2、振動子3、パッケージ4、リッド5及び複数の外部端子6を含む。本実施形態では、振動子3は、基板材料として水晶を用いた水晶振動子であり、例えば、ATカット水晶振動子や音叉型水晶振動子等である。振動子3は、SAW共振子であってもよい。SAWはSurface Acoustic Waveの略である。また、振動子3の基板材料としては、水晶の他、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電単結晶や、ジルコン酸チタン酸鉛等の圧電セラミックス等の圧電材料等を用いることができる。振動子3の励振手段としては、圧電効果によるものを用いてもよい。また、本実施形態では、回路装置2は1チップの集積回路で実現されている。ただし、回路装置2は、少なくとも一部がディスクリート部品で構成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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