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公開番号2024152212
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066263
出願日2023-04-14
発明の名称発振器
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H03B 5/32 20060101AFI20241018BHJP(基本電子回路)
要約【課題】発振周波数の安定度が高い発振器を提供すること。
【解決手段】発振器は、振動素子と、前記振動素子の温度を制御する温度制御素子と、前記振動素子および前記温度制御素子を収容する第1パッケージと、を備え、前記第1パッケージは、実装面のコーナー部に設けられた端子部と、前記実装面に設けられ、前記温度制御素子の高電位側電源および低電位側電源の一方に接続された第1伝熱配線と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
振動素子と、
前記振動素子の温度を制御する温度制御素子と、
前記振動素子および前記温度制御素子を収容する第1パッケージと、を備え、
前記第1パッケージは、
実装面のコーナー部に設けられた端子部と、
前記実装面に設けられ、前記温度制御素子の高電位側電源および低電位側電源の一方に接続された第1伝熱配線と、を有する、
発振器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1伝熱配線の面積は、前記端子部に含まれる少なくともいずれかの端子の面積より大きい、
請求項1に記載の発振器。
【請求項3】
前記第1伝熱配線の面積は、少なくともいずれかの前記端子の面積の2倍以上である、
請求項2に記載の発振器。
【請求項4】
前記振動素子を発振させる発振回路をさらに備え、
前記発振回路は、前記第1パッケージに収容され、
前記端子部は、前記発振回路用の高電位側電源電圧が供給される端子と、前記発振回路用の低電位側電源電圧が供給される端子と、を含む、
請求項1に記載の発振器。
【請求項5】
前記第1伝熱配線は、平面視で前記端子部から前記実装面の中央部側に延在している、
請求項1に記載の発振器。
【請求項6】
前記第1パッケージを収容する第2パッケージを備え、
前記第1パッケージは、前記実装面と反対側の面が前記第2パッケージに接合され、
前記端子部は、ボンディングワイヤーを介して前記第2パッケージに電気的に接続されている、
請求項1に記載の発振器。
【請求項7】
前記第1パッケージは、前記実装面に設けられ、前記温度制御素子の高電位側電源および低電位側電源の他方に接続された第2伝熱配線と、を有する、
請求項1に記載の発振器。
【請求項8】
前記端子部は、前記振動素子を発振させて生成されたクロック信号が出力されるクロック信号出力端子を含み、
前記実装面の平面視で、前記第2伝熱配線は、前記クロック信号出力端子の周囲に延在している、
請求項7に記載の発振器。
【請求項9】
前記実装面は、第1辺と、前記第1辺の対辺である第2辺と、前記第1辺および前記第2辺と交差する第3辺と、前記第3辺の対辺である第4辺と、を有し、
前記端子部は、前記第1辺および前記第2辺に沿って設けられた複数の端子を含み、
前記第1伝熱配線は、前記第3辺から前記第1辺に向かって延在し、
前記第2伝熱配線は、前記第4辺から前記第2辺に向かって延在する、
請求項7に記載の発振器。
【請求項10】
前記第1パッケージを収容する第2パッケージを備え、
前記第1伝熱配線における前記第1辺側の端部は、複数のボンディングワイヤーを介して前記第2パッケージに電気的に接続され、
前記第2伝熱配線における前記第2辺側の端部は、複数のボンディングワイヤーを介して前記第2パッケージに電気的に接続される、
請求項9に記載の発振器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発振器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
水晶発振器の温度変化に対する周波数安定度を高めるために、小型恒温槽の中に水晶デバイスを設置した恒温槽一体型水晶発振器が知られている。
例えば、特許文献1には、第1振動素子と温度制御素子とを第1パッケージに収容して基板の一方の主面に搭載するとともに、第2振動素子を基板の他方の主面に搭載し、その周囲を囲うように脚部を設けた構造の発振器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-031988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の発振器では、発振周波数の安定度が低下してしまう虞があった。詳しくは、温度制御素子のサイズは第1パッケージに比べて小さいため、第1パッケージ内で温度差が生じてしまい、当該温度差により振動素子にも温度ムラが生じ、発振周波数の安定度を低下させる虞があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願に係る一態様の発振器は、振動素子と、前記振動素子の温度を制御する温度制御素子と、前記振動素子および前記温度制御素子を収容する第1パッケージと、を備え、前記第1パッケージは、実装面のコーナー部に設けられた端子部と、前記実装面に設けられ、前記温度制御素子の高電位側電源および低電位側電源の一方に接続された第1伝熱配線と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態1に係る発振器の断面図。
発振器の平面図。
内側パッケージの平面図。
内側パッケージの断面図。
振動素子の実装前における内側パッケージの内部の平面図。
振動素子の実装後における内側パッケージの内部の平面図。
内側パッケージの実装面の平面図。
比較例における実装面の平面図。
電圧制御型水晶発振器の断面図。
電圧制御型水晶発振器を下面側から見た平面図。
第1回路素子に含まれるPLL回路を示す回路図。
発振器を下面側から見た平面図。
実施形態2に係る実装面の一態様の平面図。
実装面の異なる態様の平面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
実施形態1
***発振器の構成***
図1は、発振器の断面図である。図2は、発振器の平面図である。
図2に示すように、本実施形態の発振器100は、平面的に略長方形をなした箱状の表面実装デバイスである。なお、図2では、発振器100の内部構成を示すために、外側リッド22(図1)を外した状態を図示している。また、各図面では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、及びZ軸を図示している。本実施形態では、長方形状をなした発振器100の長辺の延在方向をXプラス方向、短辺の延在方向をYプラス方向とし、発振器100の厚さ方向をZプラス方向としている。また、Zプラス方向を上方、Zマイナス方向を下方ともいう。Xプラス方向とXマイナス方向とを合せてX軸方向ともいう。Y軸、Z軸についても同様である。
【0008】
図1および図2に示す発振器100は、恒温槽付水晶発振器(OCXO)であり、外側パッケージ2の内部に、内側パッケージ3と、第1回路素子4とを収納し、外側パッケージ2の裏面に、電圧制御型水晶発振器5を備えている。
内側パッケージ3は、第1パッケージであり、第1振動素子としての振動素子6、回路素子としての第2回路素子8、および、温度制御素子7を収納している。換言すれば、内側パッケージ3は、振動素子6と、振動素子6の温度を制御する温度制御素子7と、振動素子6および温度制御素子7を収容する。
電圧制御型水晶発振器5は、第2振動素子としての振動素子55を備えている。
【0009】
外側パッケージ2は、第2パッケージであり、外側ベース21と、外側リッド22とを有する。外側ベース21は、箱状をなし、上面21aに開口する上側凹部211と、下面21bに開口する下側凹部212とを有する。そのため、外側ベース21は、断面視において略H型となっている。この外側ベース21について、別の言い方をすると、外側ベース21は、基板27と、基板27の上面の縁部から上側に向けて立設する枠状の壁部28と、基板27の下面の縁部から下側に向けて立設する枠状の脚部29とを有する。
【0010】
外側リッド22は、板状をなし、上側凹部211の開口を塞ぐようにして、シールリング、低融点ガラス等の封止部材23を介して外側ベース21の上面21aに接合されている。これにより、上側凹部211が気密封止され、外側パッケージ2内に収容空間としての外側収容空間S2が形成される。外側収容空間S2は、気密であり、減圧状態、好ましくはより真空に近い状態となっている。これにより、外側パッケージ2の断熱性が高まり、外部温度の影響を受け難い発振器100となる。一方、下側凹部212の開口は、封止されておらず、外側パッケージ2の外部に臨んでいる。
外側収容空間S2には、内側パッケージ3および第1回路素子4が収容されている。
下側凹部212には、電圧制御型水晶発振器5が実装されている。
(【0011】以降は省略されています)

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