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公開番号2024138749
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049412
出願日2023-03-27
発明の名称樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いたフィルム
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類C08L 23/00 20060101AFI20241002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】 ポリオレフィンとポリエステルが混在した熱可塑性樹脂のフィルム成形において、フィッシュアイの発生が少なく、フィルム外観良好な樹脂組成物、及びその樹脂組成物から成るフィルムの提供、更には複数のプラスチックを含む廃棄物を原料とした外観良好なリサイクルフィルムを提供することを目的とする。
【解決手段】 少なくともポリオレフィンおよびポリエステルを含む熱可塑性樹脂(A)100質量部に対し、エチレン-酢酸ビニル共重合体(B)を1質量部以上15質量部以下、スチレン系ブロック共重合体(C)を1質量部以上15質量部以下含む樹脂組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリオレフィンおよびポリエステルを含む熱可塑性樹脂(A)100質量部に対し、エチレン-酢酸ビニル共重合体(B)を1質量部以上15質量部以下、並びにスチレン系ブロック共重合体(C)を1質量部以上15質量部以下含む樹脂組成物。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
ポリオレフィンがポリエチレン又はポリプロピレンである、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
エチレン-酢酸ビニル共重合体(B)の酢酸ビニル含有量が6質量%以上90質量%以下である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
スチレン系ブロック共重合体(C)が、スチレン単量体単位を主体とする少なくとも1個の重合体ブロックと、共役ジエン化合物単量体単位を主体とする少なくとも1個の重合体ブロックを含有しているブロック共重合体、またはこれらの水素添加物である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
スチレン系ブロック共重合体(C)がスチレン-ブタジエン-スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン-イソプレン-スチレンブロック共重合体(SIS)またはこれらの水素添加物である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
スチレン系ブロック共重合体(C)がスチレン-エチレン・ブチレン-スチレンブロック共重合体(SEBS)である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項7】
スチレン-エチレン・ブチレン-スチレンブロック共重合体のスチレンブロック比率が10質量%以上50質量%以下である、請求項6に記載の樹脂組成物。
【請求項8】
ポリエステルがポリエチレンテレフタレートである、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項9】
熱可塑性樹脂(A)に含まれる樹脂がプラスチック廃棄物を回収して得られた樹脂である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか一項に記載の樹脂組成物からなる成形体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリオレフィンおよびポリエステルを含む熱可塑性樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体、スチレン系ブロック共重合体を含む樹脂組成物に関するものである。
続きを表示(約 980 文字)【背景技術】
【0002】
近年、プラスチックによる環境汚染問題への関心が高まっており、プラスチック製品のマテリアルリサイクルが促進されている。
【0003】
プラスチックのマテリアルリサイクルでは、一般的に、回収したプラスチック廃棄物中に異種のプラスチックが混在した状態でリサイクルすると、互いの相溶性が悪いことからリサイクルされたプラスチックの物性が低下する問題が生じる。
【0004】
そのため、現在は回収したプラスチック廃棄物を素材毎に選別したのち、製品へ再生するという工程がとられている。
【0005】
しかしながら、異種のプラスチックが積層された多層フィルムや多層容器など(以下、複合プラスチック)では、素材毎に分別することが困難であることからリサイクルすることができず、埋立てや焼却処理されているのが現状である。
【0006】
このような背景の中、複合プラスチックをリサイクルする手段として、相溶化剤の添加が検討されている。
【0007】
例えば、特許文献1にはポリエチレン(PE)とポリエチレンテレフタレート(PET)や、ポリプロピレン(PP)とアクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS)などの複合プラスチックに相溶化剤を添加することにより複合プラスチックの物性を向上できることが示されている。
【0008】
しかしながら、本発明者らが複合プラスチックのリサイクルを検討する中で、ポリオレフィンにポリエステルを含む樹脂をフィルム化した際にフィッシュアイと呼ばれる外観不良が多発することが判明した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2001-220473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明によれば、フィルム化した際にフィッシュアイが少なくフィルムの外観に優れる樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いたフィルムの提供、更には複数のプラスチックを含む廃棄物を原料とした外観良好なリサイクルフィルムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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