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公開番号2024138512
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-08
出願番号2024113459,2020158606
出願日2024-07-16,2020-09-23
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類G03G 21/20 20060101AFI20241001BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像形成装置の大型化又は低コスト化を抑制する。
【解決手段】加熱部材22を有する加熱装置9と、現像装置4と、気流発生装置35と、を備える画像形成装置100であって、加熱部材22において、発熱領域H内で一端側Aの長手方向任意位置における複数又は1つの導電部に流れる電流の二乗の合計値のうち、最大の合計値が、発熱領域H内で他端側Bの長手方向任意位置における複数又は1つの導電部に流れる電流の二乗の合計値のうち、最大の合計値よりも大きく、現像装置4は、回転部材と、回転部材に対して相対的に摺動する複数の摺動部と、を有し、前記複数の摺動部のうち、最も温度が高くなる摺動部は、現像装置4における長手方向の一端側Aに配置され、気流発生装置35は、一端側Aに気流55を発生させる。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
加熱部材を有する加熱装置と、
現像装置と、
気流発生装置と、
を備える画像形成装置であって、
前記加熱部材は、基材と、発熱体と、電極部と、前記発熱体と前記電極部とを接続する導電部と、を有し、
前記導電部は、前記加熱部材の発熱領域における長手方向中央よりも長手方向の一方である一端側と、前記長手方向中央よりも前記一端側とは反対の他端側で、前記加熱部材の前記発熱体が設けられた面に沿って長手方向と交差する方向である短手方向に間隔をあけて複数又は1つ配置され、
前記発熱領域内で前記一端側の長手方向任意位置における複数又は1つの前記導電部に流れる電流の二乗の合計値のうち、最大の合計値が、前記発熱領域内で前記他端側の長手方向任意位置における複数又は1つの前記導電部に流れる電流の二乗の合計値のうち、最大の合計値よりも大きく、
前記現像装置は、回転部材と、前記回転部材に対して相対的に摺動する複数の摺動部と、を有し、
前記複数の摺動部のうち、最も温度が高くなる前記摺動部は、前記現像装置における前記長手方向の前記一端側に配置され、
前記気流発生装置は、前記一端側に気流を発生させる画像形成装置。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
加熱部材を有する加熱装置と、
現像装置と、
気流発生装置と、
を備える画像形成装置であって、
前記加熱部材は、少なくとも1つの発熱体を有する発熱部と、第1電極部と、第2電極部と、前記発熱部と前記第1電極部とを接続する第1導電部と、前記発熱部から前記加熱部材の長手方向のうち第1方向側に伸びて前記第2電極部に接続される第2導電部と、前記第2導電部から分岐し、前記第1方向とは反対の第2方向側へ伸びて前記第1導電部を介さずに前記第2導電部又は前記第2電極部に接続される第3導電部と、を有し、
前記現像装置は、回転部材と、前記回転部材に対して相対的に摺動する複数の摺動部と、を有し、
前記複数の摺動部のうち、最も温度が高くなる前記摺動部は、前記現像装置における前記長手方向において、前記加熱部材の発熱領域における長手方向中央よりも長手方向の一方である一端側と、前記長手方向中央よりも前記一端側とは反対の他端側のうち、前記加熱部材の温度が高くなる前記一端側、と同じ側に配置され、
前記気流発生装置は、前記一端側に気流を発生させる画像形成装置。
【請求項3】
加熱部材を有する加熱装置と、
現像装置と、
気流発生装置と、
を備える画像形成装置であって、
前記加熱部材は、少なくとも1つの発熱体を有する第1発熱部と、前記第1発熱部が有する前記発熱体とは別の少なくとも1つの発熱体を有する第2発熱部と、第1電極部と、第2電極部と、第3電極部と、前記第1発熱部と前記第1電極部とを接続する第1導電部と、前記第1発熱部から前記加熱部材の長手方向のうち第1方向側に伸びて前記第2電極部に接続される第2導電部と、前記第2導電部から分岐し、前記第1方向とは反対の第2方向側へ伸びて前記第1導電部を介さずに前記第2発熱部及び前記第3電極部を経由して前記第2導電部又は前記第2電極部に接続される第3導電部と、を有し、
前記第1電極部及び前記第2電極部の間に電位差を生じさせた場合に、前記第1発熱部が発熱し、
前記現像装置は、回転部材と、前記回転部材に対して相対的に摺動する複数の摺動部と、を有し、
前記複数の摺動部のうち、最も温度が高くなる前記摺動部は、前記現像装置における前記長手方向において、前記加熱部材の発熱領域における長手方向中央よりも前記第2方向側、と同じ側に配置され、
前記気流発生装置は、前記長手方向中央よりも前記第2方向側に気流を発生させる画像形成装置。
【請求項4】
加熱部材を有する加熱装置と、
現像装置と、
気流発生装置と、
を備える画像形成装置であって、
前記加熱部材は、少なくとも1つの発熱体を有する第1発熱部と、前記第1発熱部が有する前記発熱体とは別の少なくとも1つの発熱体を有する第2発熱部と、第1電極部と、第2電極部と、第3電極部と、前記第1発熱部と前記第1電極部とを接続する第1導電部と、前記第1発熱部から前記加熱部材の長手方向のうち第1方向側に伸びて前記第2電極部に接続される第2導電部と、前記第2導電部から分岐し、前記第1方向とは反対の第2方向側へ伸びて前記第1導電部を介さずに前記第2発熱部及び前記第3電極部を経由して前記第2導電部又は前記第2電極部に接続される第3導電部と、を有し、
前記第1電極部及び前記第2電極部の間に電位差を生じさせ、前記第2電極部及び前記第3電極部の間に電位差を生じさせた場合に、前記第1発熱部及び前記第2発熱部が発熱し、
前記現像装置は、回転部材と、前記回転部材に対して相対的に摺動する複数の摺動部と、を有し、
前記複数の摺動部のうち、最も温度が高くなる前記摺動部は、前記現像装置における前記長手方向において、前記加熱部材の発熱領域における長手方向中央よりも前記第1方向側、と同じ側に配置され、
前記気流発生装置は、前記長手方向中央よりも前記第1方向側に気流を発生させる画像形成装置。
【請求項5】
加熱部材を有する加熱装置と、
現像装置と、
気流発生装置と、
を備える画像形成装置であって、
前記加熱部材は、基材と、発熱体と、電極部と、前記発熱体と前記電極部とを接続する導電部と、を有し、
前記現像装置のうち、最も温度が高くなる部分は、前記現像装置における前記長手方向において、前記加熱部材の発熱領域における長手方向中央よりも長手方向の一方である一端側と、前記長手方向中央よりも前記一端側とは反対の他端側のうち、前記加熱部材の温度が高くなる前記一端側、と同じ側に配置され、
前記気流発生装置は、前記一端側に気流を発生させる画像形成装置。
【請求項6】
加熱部材を有する加熱装置と、
現像装置と、
気流発生装置と、
を備える画像形成装置であって、
前記加熱部材は、基材と、発熱体と、電極部と、前記発熱体と前記電極部とを接続する導電部と、を有し、
前記現像装置は、回転部材と、前記回転部材に対して相対的に摺動する複数の摺動部と、を有し、
前記複数の摺動部のうち、最も摺動速度が高い前記摺動部は、前記加熱部材の発熱領域における長手方向中央よりも長手方向の一方である一端側と、前記長手方向中央よりも前記一端側とは反対の他端側のうち、前記加熱部材の温度が高くなる前記一端側に配置され、
前記気流発生装置は、前記一端側に気流を発生させる画像形成装置。
【請求項7】
前記現像装置は、前記一端側に、前記回転部材へ駆動力を入力する駆動力入力部を有する請求項1、2、6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記摺動部は、前記回転部材の軸部に対して相対的に摺動する部分であって、
最も径が大きい前記軸部に対して相対的に摺動する前記摺動部は、前記一端側に配置される請求項1、2、6、7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記現像装置は、前記一端側と前記他端側とにおいて前記回転部材を回転可能に支持する複数の軸受を有し、
複数の前記軸受のうち、最も体積が小さい前記軸受は、前記一端側に配置される請求項1、2、6、7、8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
複数の前記軸受のうち、最も体積が小さい前記軸受は、他の前記軸受に比べて支持する前記回転部材の軸径が大きい請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
プリンタなどの画像形成装置においては、内部に搭載された各種装置の温度上昇を抑制するため、送風ファンなどの気流発生装置によって画像形成装置本体内で気流を発生させ、各種装置を冷却することが行われている。
【0003】
例えば、特許文献1(特開2007-279263号公報)には、現像装置を冷却するためのエア流路と、加熱装置(定着装置)を冷却するためのエア流路とが個別に設けられた画像形成装置が記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、画像形成装置に搭載される加熱装置及び現像装置においては、熱源に生じる発熱量のばらつき、あるいは摺動部などで生じる摩擦熱の差によって、部分ごとの温度上昇の程度が異なる場合がある。そのような場合、特に温度が高くなる部分を効果的に冷却することが好ましい。
【0005】
しかしながら、そのために、従来(特許文献1)のように、現像装置を冷却するためのエア流路と、加熱装置を冷却するためのエア流路とを個別に設けると、画像形成装置が大型化したり、高コスト化したりする問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は、加熱部材を有する加熱装置と、現像装置と、気流発生装置と、を備える画像形成装置であって、前記加熱部材は、基材と、発熱体と、電極部と、前記発熱体と前記電極部とを接続する導電部と、を有し、前記導電部は、前記加熱部材の発熱領域における長手方向中央よりも長手方向の一方である一端側と、前記長手方向中央よりも前記一端側とは反対の他端側で、前記加熱部材の前記発熱体が設けられた面に沿って長手方向と交差する方向である短手方向に間隔をあけて複数又は1つ配置され、前記発熱領域内で前記一端側の長手方向任意位置における複数又は1つの前記導電部に流れる電流の二乗の合計値のうち、最大の合計値が、前記発熱領域内で前記他端側の長手方向任意位置における複数又は1つの前記導電部に流れる電流の二乗の合計値のうち、最大の合計値よりも大きく、前記現像装置は、回転部材と、前記回転部材に対して相対的に摺動する複数の摺動部と、を有し、前記複数の摺動部のうち、最も温度が高くなる前記摺動部は、前記一端側に配置され、前記気流発生装置は、前記現像装置における前記長手方向の前記一端側に気流を発生させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、画像形成装置の大型化又は高コスト化を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
本実施形態に係る定着装置の概略構成図である。
前記定着装置の斜視図である。
前記定着装置の分解斜視図である。
前記定着装置が備える加熱ユニットの斜視図である。
前記加熱ユニットの分解斜視図である。
本実施形態に係るヒータの平面図である。
前記ヒータの分解斜視図である。
前記ヒータにコネクタが接続された状態を示す斜視図である。
前記ヒータの平面図である。
全ての抵抗発熱体を発熱させた場合のブロックごとの給電線の発熱量を示す図である。
一部の発熱部のみを発熱させた場合のブロックごとの給電線の発熱量を示す図である。
本実施形態に係る画像形成装置を上方から見た模式図である。
定着装置及び各現像装置を水平方向から見た図である。
流路形成部材が気流を吹き出す複数の開口部を有する例を示す図である。
現像装置の全体構成の一例を示す図である。
各搬送スクリュー及びこれらの支持構造を示す図である。
各搬送スクリューの両端の軸部の径が異なる例を示す図である。
各搬送スクリューの駆動伝達構造を示す図である。
軸受に向かって気流を吹き出す流路形成部材が設けられた例を示す図である。
複数の軸受に向かって個別に気流を吹き出す複数の開口部を有する流路形成部材が設けられた例を示す図である。
軸受に対して重力方向下方から気流を吹き付ける例を示す図である。
現像装置内における現像剤の循環経路を示す図である。
本発明をA4用紙専用の画像形成装置に適用した例を示す図である。
小型化されたヒータの構成を説明するための平面図である。
他のヒータの平面図である。
さらに別のヒータの平面図である。
他の定着装置の構成を示す図である。
別の定着装置の構成を示す図である。
さらに別の定着装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材及び構成部品などの構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
(【0011】以降は省略されています)

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