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公開番号
2024138390
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-08
出願番号
2024110175,2022164465
出願日
2024-07-09,2010-10-15
発明の名称
多能性細胞の誘導法
出願人
ザ スクリプス リサーチ インスティテュート
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12N
5/071 20100101AFI20241001BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】安全で効率的なヒトiPS細胞作製法の提供。
【解決手段】細胞を多能性幹細胞にするよう誘導するのに十分な条件下で、TGFβ受容体/ALK5阻害剤、MEK阻害剤及びROCK阻害剤と接触させる。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024138390000047.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">74</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">146</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
哺乳動物細胞;
TGFβ受容体/ALK5阻害剤;
MEK阻害剤;および
ROCK阻害剤
を含む、混合物。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
細胞の少なくとも99%が非多能性細胞である、請求項1記載の混合物。
【請求項3】
基本的にすべての細胞が非多能性細胞である、請求項1記載の混合物。
【請求項4】
細胞がヒト細胞である、請求項1記載の混合物。
【請求項5】
TGFβ受容体/ALK5阻害剤がSB431542である、請求項1記載の混合物。
【請求項6】
MEK阻害剤がPD0325901である、請求項1記載の混合物。
【請求項7】
ROCK阻害剤が以下の式を有する化合物である、請求項1記載の混合物:
TIFF
2024138390000035.tif
29
128
式中、
環Aは置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
環Bは置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
L
1
は-C(O)-NR
2
-または-C(O)-NR
2
-であり;
L
2
は結合、置換もしくは非置換アルキレンまたは置換もしくは非置換ヘテロアルキレンであり;かつ
R
1
およびR
2
は独立に水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。
【請求項8】
ROCK阻害剤が以下の式を有する、請求項1記載の混合物:
TIFF
2024138390000036.tif
29
128
式中、
yは0から3の整数であり;
zは0から5の整数であり;
Xは-N=、-CH=または-CR
5
=であり;
R
3
、R
4
およびR
5
は独立に-CN、-S(O)
n
R
6
、-NR
7
R
8
、-C(O)R
9
、-NR
10
-C(O)R
11
、-NR
12
-C(O)-OR
13
、-C(O)NR
14
R
15
、-NR
16
S(O)
2
R
17
、-OR
18
、-S(O)
2
NR
19
、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、ここでnは0から2の整数であり、ここでzが1よりも大きい場合、2つのR
3
部分は、一緒になって置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成していてもよく;かつ
R
6
、R
7
、R
8
、R
9
、R
10
、R
11
、R
12
、R
13
、R
14
、R
15
、R
16
、R
17
、R
18
およびR
19
は独立に水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。
【請求項9】
ROCK阻害剤が以下の式を有する、請求項1記載の混合物:
TIFF
2024138390000037.tif
132
128
。
【請求項10】
ROCK阻害剤が以下である、請求項1記載の混合物:
TIFF
2024138390000038.tif
24
128
。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2009年10月16日提出の米国特許仮出願第61/252,548号の35 U.S.C. § 1.119(e)の下での恩典を主張し、その内容は全体が参照により本明細書に組み入れられる。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
発明の背景
ヒト誘導多能性幹細胞(iPSC)の生成における最近の進歩(Takahashi, K. et al., Cell 131, 861-72 (2007)(非特許文献1);Yu, J. et al., Science 318, 1917-20 (2007) (非特許文献2);Muller, L.U.W., et al., Mol. Ther. 17, 947-53 (2009) (非特許文献3))により、生物医学的研究および臨床適用におけるそれらの有用性について希望が高まってきた。しかし、iPSC生成はまだ、不均質な細胞集団を生じる、非常に遅く(約4週間)、非効率的(<0.01%(Takahashi, K. et al., Cell 131, 861-72 (2007) (非特許文献1);Yu, J. et al., Science 318, 1917-20 (2007) (非特許文献1))プロセスである。そのような混合物から完全に再プログラム化されたiPSCを同定することは冗長で、ヒト多能性細胞培養における特定の専門技術を必要とする。
【0003】
外因性再プログラム化因子のゲノム挿入の危険は克服されつつあるが、再プログラム化の低い効率および遅い動態はヒトiPSCの究極の適用に対する手ごわい問題を提示し続けている。例えば、遺伝的または後成的異常の増大が再プログラム化プロセス中に起こることがあり、ここで腫瘍サプレッサーが阻害され、発癌経路が活性化されると考えられる。最近の研究は、元の4つの因子に加えて、遺伝子操作による再プログラム化の効率改善を報告している(Feng, B. et al., Cell Stem Cell 4, 301-12 (2009) (非特許文献4))が、そのような操作は典型的にプロセスをより複雑にし、遺伝子変化および腫瘍原性のリスクを高める。したがって、ヒトiPSCを生成し、再プログラム化の基本的メカニズムの特定および特徴づけを促進するための、より安全で、容易かつ効率が高い手順がまだおおいに必要とされている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Takahashi, K. et al., Cell 131, 861-72 (2007)
Yu, J. et al., Science 318, 1917-20 (2007)
Muller, L.U.W., et al., Mol. Ther. 17, 947-53 (2009)
Feng, B. et al., Cell Stem Cell 4, 301-12 (2009)
【発明の概要】
【0005】
本発明は、混合物(例えば、iPSCを誘導するのに有用な)を提供する。いくつかの態様において、混合物は、
哺乳動物細胞;
TGFβ受容体/ALK5阻害剤;
MEK阻害剤;および
Rho GTPアーゼ/ROCK経路阻害剤
を含む。
【0006】
いくつかの態様において、細胞の少なくとも99%は非多能性細胞である。いくつかの態様において、すべてまたは基本的にすべての細胞は非多能性細胞である。
【0007】
いくつかの態様において、細胞はヒト細胞である。
【0008】
いくつかの態様において、TGFβ受容体/ALK5阻害剤はSB431542である。
【0009】
いくつかの態様において、MEK阻害剤はPD0325901である。
【0010】
いくつかの態様において、ROCK阻害剤は以下の式を有する化合物である:
TIFF
2024138390000001.tif
28
128
環Aは置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
環Bは置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
L
1
は-C(O)-NR
2
-または-C(O)-NR
2
-であり;
L
2
は結合、置換もしくは非置換アルキレンまたは置換もしくは非置換ヘテロアルキレンであり;かつ
R
1
およびR
2
は独立に水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。
(【0011】以降は省略されています)
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