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公開番号2024126374
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034703
出願日2023-03-07
発明の名称状態特定方法
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類C12Q 1/02 20060101AFI20240912BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】試料の加熱温度を効果的に特定すること。
【解決手段】状態特定方法は、菌体Cを含む菌体培養液Sに、赤色色素であるビートレッドBを添加し、ビートレッドBを添加した菌体培養液Sを加熱し、ビートレッドBの色調の変化に基づいて、菌体培養液Sが加熱された温度を特定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
試料が加熱された温度を特定する状態特定方法であって、
前記試料を含む試料溶液に、所定の色素を添加する添加工程と、
前記添加工程によって前記所定の色素が添加された前記試料溶液を加熱する加熱工程と、
前記所定の色素の色調の変化に基づいて、前記加熱工程によって前記試料溶液が加熱された温度を特定する特定工程と、
を含む状態特定方法。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記所定の色素は、赤色色素であるビートレッドである、
請求項1に記載の状態特定方法。
【請求項3】
前記ビートレッドは、ベタニンおよびイソベタニンのうち少なくとも1つを含む、
請求項2に記載の状態特定方法。
【請求項4】
前記特定工程は、
前記ビートレッドの赤色の消失によって、前記試料溶液が加熱された際の最高温度が140℃以上であることを特定する、
請求項2に記載の状態特定方法。
【請求項5】
前記特定工程は、
前記ビートレッドの赤色の吸光度を測定することによって、100℃から160℃の範囲において前記試料溶液が加熱された際の最高温度を特定する、
請求項2に記載の状態特定方法。
【請求項6】
前記試料溶液は、菌体を含む菌体培養液である、
請求項1から5のいずれか1項に記載の状態特定方法。
【請求項7】
前記加熱工程によって前記菌体の細胞から抽出された核酸を精製する精製工程、
をさらに含む請求項6に記載の状態特定方法。
【請求項8】
前記加熱工程によって前記菌体の細胞から抽出された核酸を増幅する増幅工程、
をさらに含む請求項6に記載の状態特定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、状態特定方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
菌体培養液を採取し、溶解補助剤を添加し、菌体培養液に含まれる菌体の細胞から核酸を高温高圧条件で抽出する技術(適宜、「高温高圧法」)が知られている。また、容器の加熱処理が必要な工程において、温度に応じて変色するプルシアンブルーやロイコ系色素等の色素の色調を確認することによって容器が加熱された際の温度(適宜、「加熱温度」、「加温」)を特定する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5624487号公報
特開2013-132298号公報
特開2002-322385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術では、容器に収容される菌体培養液の加熱温度を効果的に特定することは難しい。例えば、上記のプルシアンブルーの変色を確認する手法では、菌体の細胞から核酸が抽出可能な140℃付近よりも低い121℃付近で変色してしまうので、実際に140℃付近まで到達しているかを確認することが難しい。また、上記のロイコ系色素の変色を確認する手法では、70℃付近で変色し、20℃で元の色に色相が可逆的に変化するので、実際に140℃付近まで到達しているかを確認することが難しい。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、試料の加熱温度を効果的に特定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、試料が加熱された温度を特定する状態特定方法であって、前記試料を含む試料溶液に、所定の色素を添加する添加工程と、前記添加工程によって前記所定の色素が添加された前記試料溶液を加熱する加熱工程と、前記所定の色素の色調の変化に基づいて、前記加熱工程によって前記試料溶液が加熱された温度を特定する特定工程と、を含む状態特定方法を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、試料の加熱温度を効果的に特定することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る加温特定システムの構成例を示す図である。
実施形態に係るビートレッドの色素成分の一例を示す図である。
実施形態に係る加温特定実験の実験結果1の一例を示す図である。
実施形態に係る加温特定実験の実験結果2の一例を示す図である。
実施形態に係る加温特定実験の実験結果3の一例を示す図である。
実施形態に係るPCRアンプリコン測定実験の実験条件1の一例を示す図である。
実施形態に係るPCRアンプリコン測定実験の実験条件2の一例を示す図である。
実施形態に係るPCRアンプリコン測定実験の実験条件3の一例を示す図である。
実施形態に係るPCRアンプリコン測定実験の実験結果1の一例を示す図である。
実施形態に係るPCRアンプリコン測定実験の実験結果2の一例を示す図である。
実施形態に係る加温特定工程の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の一実施形態に係る状態特定方法を、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態により限定されるものではない。
【0010】
〔実施形態〕
以下に、実施形態に係る加温特定システム100の構成、各工程の詳細、各工程の流れを順に説明し、最後に実施形態の効果を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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