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公開番号2024127124
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036040
出願日2023-03-08
発明の名称液体サンプリングバルブの保全管理方法及び保全管理装置
出願人横河電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01N 1/00 20060101AFI20240912BHJP(測定;試験)
要約【課題】液体サンプリングバルブのシール材を適切に管理できる保全管理方法及び保全管理装置を提供する。
【解決手段】液体サンプリングバルブ10の保全管理方法は、シール材141及び142を新たに取り付けた後のピストン17の駆動回数を取得する駆動回数取得ステップと、シール材141及び142を新たに取り付けた後の経過時間にかかわらず、ピストン17の駆動回数が第1交換閾値以上になった場合にシール材141及び142を交換する必要性があると判定する交換判定ステップとを含む。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
液体サンプルを流すサンプリング室と、前記液体サンプルを気化させる気化室とを有する筐体と、
前記サンプリング室と前記気化室との間を区画するシール材と、
前記シール材の孔を貫通して前記気化室に出し入れ可能に構成されるステムと、
前記ステムを駆動するピストンと
を備える液体サンプリングバルブの保全管理方法であって、
前記シール材を新たに取り付けた後の前記ピストンの駆動回数を取得する駆動回数取得ステップと、
前記シール材を新たに取り付けた後の経過時間にかかわらず、前記ピストンの駆動回数が第1交換閾値以上になった場合に前記シール材を交換する必要性があると判定する交換判定ステップと
を含む、保全管理方法。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記ピストンの移動速度又は前記シール材のひずみの少なくとも1つを取得する駆動データ取得ステップを更に含み、
前記交換判定ステップにおいて、前記ピストンの移動速度が第2交換閾値以上になった場合、又は、前記シール材のひずみが第3交換閾値以下になった場合の少なくとも1つの場合に前記シール材を交換する必要性があると判定する、請求項1に記載の保全管理方法。
【請求項3】
前記ピストンの駆動回数と前記ピストンの移動速度又は前記シール材のひずみとの関係を予測する外挿データを生成し、前記外挿データにおいて前記ピストンの移動速度が前記第2交換閾値以上になるときの前記ピストンの駆動回数、又は、前記外挿データにおいて前記シール材のひずみが第3交換閾値以下になるときの前記ピストンの駆動回数の少なくとも一方を、前記シール材を交換する必要性がある予測保全時期として算出する交換時期予測ステップを更に含む、請求項2に記載の保全管理方法。
【請求項4】
前記交換判定ステップの前に、前記シール材を新たに取り付けた後の経過時間にかかわらず、前記ピストンの駆動回数が第1増し締め閾値以上になった場合に、前記シール材に荷重をかけるナットを増し締めする必要性があると判定する増し締め判定ステップを更に含む、請求項1から3までのいずれか一項に記載の保全管理方法。
【請求項5】
前記交換判定ステップにおいて、前記ナットの増し締めが所定回数以上実行された場合に前記シール材を交換する必要性があるかの判定を実行する、請求項4に記載の保全管理方法。
【請求項6】
請求項1から3までのいずれか一項に記載の保全管理方法を実行するプロセッサを備える保全管理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体サンプリングバルブの保全管理方法及び保全管理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、サンプル液を気化させたサンプルガスをキャリアガスとともに検出部へ移動させる液体サンプリングバルブが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平7-34368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の液体サンプリングバルブにおいて、シール材の摩耗によってサンプル漏れが発生することがある。シール材の保全を適切に管理する必要がある。
【0005】
本開示は、上述の点に鑑みてなされたものであり、液体サンプリングバルブのシール材の保全を適切に管理できる保全管理方法及び保全管理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)幾つかの実施形態に係る保全管理方法は、液体サンプリングバルブの保全を管理する。前記液体サンプリングバルブは、液体サンプルを流すサンプリング室と、前記液体サンプルを気化させる気化室とを有する筐体と、前記サンプリング室と前記気化室との間を区画するシール材と、前記シール材の孔を貫通して前記気化室に出し入れ可能に構成されるステムと、前記ステムを駆動するピストンとを備える。前記保全管理方法は、前記シール材を新たに取り付けた後の前記ピストンの駆動回数を取得する駆動回数取得ステップと、前記シール材を新たに取り付けた後の経過時間にかかわらず、前記ピストンの駆動回数が第1交換閾値以上になった場合に前記シール材を交換する必要性があると判定する交換判定ステップとを含む。
【0007】
ピストンの駆動回数に基づいてシール材を交換する必要性が判定されることによって、シール材が摩耗した状態で交換される可能性が高くなる。言い換えれば、シール材が摩耗していない状態で交換される可能性が低くなる。摩耗していない状態のシール材の交換が減少することによって、部材若しくは交換作業のコスト、又は、交換作業に費やす期間にガスクロマトグラフが停止することによる機会損失等が低減する。
【0008】
(2)上記(1)に記載の保全管理方法は、前記ピストンの移動速度又は前記シール材のひずみの少なくとも1つを取得する駆動データ取得ステップを更に含んでよい。前記交換判定ステップにおいて、前記ピストンの移動速度が第2交換閾値以上になった場合、又は、前記シール材のひずみが第3交換閾値以下になった場合の少なくとも1つの場合に前記シール材を交換する必要性があると判定してよい。
【0009】
ピストンの駆動回数以外の駆動データに基づいてシール材を交換する必要性が判定されることによって、ピストンの駆動回数だけで把握できないシール材の劣化が把握される。その結果、シール材の保全が適切に管理される。
【0010】
(3)上記(2)に記載の保全管理方法は、前記ピストンの駆動回数と前記ピストンの移動速度又は前記シール材のひずみとの関係を予測する外挿データを生成し、前記外挿データにおいて前記ピストンの移動速度が前記第2交換閾値以上になるときの前記ピストンの駆動回数、又は、前記外挿データにおいて前記シール材のひずみが第3交換閾値以下になるときの前記ピストンの駆動回数の少なくとも一方を、前記シール材を交換する必要性がある予測保全時期として算出する交換時期予測ステップを更に含んでよい。
(【0011】以降は省略されています)

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