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公開番号2024120680
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027661
出願日2023-02-24
発明の名称管理システム及び管理方法
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G05B 19/05 20060101AFI20240829BHJP(制御;調整)
要約【課題】試運転作業をより効率的に実行し、マスターデータベースを一元管理する。
【解決手段】管理システムは、データベース装置と、制御装置と、管理装置と、を備える。データベース装置は、プラントに含まれる各機器の設定に関するデータを記憶する。制御装置は、プラントの少なくとも一部であるプラントモジュールの試運転の制御に用いられ、試運転を行うモジュールヤードに配置される。管理装置は、プラントモジュールのシステム構築及び保守管理を行う。管理装置は、試運転によって変更したデータをデータベース装置に記憶させる。管理装置は、データベース装置から試運転に使用するデータを、広域ネットワークを介して制御装置にダウンロードする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
プラントに含まれる各機器の設定に関するデータを記憶するデータベース装置と、
前記プラントの少なくとも一部であるプラントモジュールの試運転の制御に用いられ、前記試運転を行うモジュールヤードに配置される制御装置と、
前記プラントモジュールのシステム構築及び保守管理を行う管理装置と、
を備え、
前記管理装置は、
前記試運転によって変更した前記データを前記データベース装置に記憶させ、
前記データベース装置から前記試運転に使用する前記データを、広域ネットワークを介して前記制御装置にダウンロードする、
管理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御装置及び前記管理装置は、前記広域ネットワークを介して接続され、
前記データは、前記管理装置を介して前記制御装置にダウンロードされる、
請求項1に記載の管理システム。
【請求項3】
前記制御装置及び前記管理装置は、専用ネットワークを介して接続され、
前記データベース装置及び前記管理装置は、汎用ネットワークを介して接続される、
請求項2に記載の管理システム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記プラントモジュールのプラント制御を行う装置、又は、前記プラントモジュールで異常が発生した場合に当該異常の検出を行う装置である、請求項1に記載の管理システム。
【請求項5】
前記プラントモジュールとは異なる第2のプラントモジュールの第2の試運転の制御に用いられ、前記第2の試運転を行う第2のモジュールヤードに配置される第2の制御装置と、
前記第2のプラントモジュールの第2のシステム構築及び第2の保守管理を行う第2の管理装置と、
をさらに備え、
前記第2の管理装置は、前記第2の試運転によって変更した前記データを前記データベース装置に記憶させ、
前記第2の管理装置は、前記データベース装置から前記第2の試運転に使用する前記データを、前記広域ネットワークを介して前記第2の制御装置にダウンロードする、
請求項1に記載の管理システム。
【請求項6】
前記プラントモジュールの操作監視を行うための操作装置をさらに備え、
前記操作装置は、前記制御装置と前記広域ネットワークを介して接続される、
請求項1に記載の管理システム。
【請求項7】
前記制御装置、前記管理装置、及び、前記操作装置は、専用ネットワークを介して接続され、
前記データベース装置、前記管理装置、前記操作装置、及び、情報処理装置は、汎用ネットワークを介して接続され、
前記情報処理装置は、前記汎用ネットワークを介して前記管理装置及び前記操作装置の少なくとも一方にアクセスする、
請求項6に記載の管理システム。
【請求項8】
プラントに含まれる各機器の設定に関するデータを記憶するデータベース装置と、
前記プラントの少なくとも一部であるプラントモジュールの試運転の制御に用いられ、前記試運転を行うモジュールヤードに配置される制御装置と、
前記プラントモジュールのシステム構築及び保守管理を行う管理装置と、
を備える管理システムによる管理方法であって、
前記管理装置が、前記試運転によって変更した前記データを前記データベース装置に記憶させることと、
前記管理装置が、前記データベース装置から前記試運転に使用する前記データを、広域ネットワークを介して前記制御装置にダウンロードすることと、
を含む管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、管理システム及び管理方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、プロセスプラント建設において、モジュラー工法(以下、モジュール工法とも記載する)が主流になりつつある。ここで、モジュール工法とは、プラント建設地(以下、サイトとも記載する)での作業を最小限にするために、サイトとは別のヤード(以下、モジュールヤードとも記載する)で鉄骨、配管、機器等を配置した、ひとまとまりの構成要素(以下、モジュールとも記載する)を建造し、サイトに移送し、各モジュールを接合することによりプラントを完成させる工法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-155175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記モジュール工法において、モジュールヤードにおけるコミッショニング(以下、試運転とも記載する)作業を効率的に実行することは難しい。なぜならば、上記技術では、モジュールヤードにおけるコミッショニング作業において、マスターデータベースを分割する必要があるからである。また、コミッショニング作業を終了する場合に、分割したデータベースを1つのマスターデータベースにマージする必要があるからである。
【0005】
一つの側面では、試運転作業をより効率的に実行し、マスターデータベースを一元管理することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一側面にかかる管理システムは、データベース装置と、制御装置と、管理装置と、を備える。データベース装置は、プラントに含まれる各機器の設定に関するデータを記憶する。制御装置は、前記プラントの少なくとも一部であるプラントモジュールの試運転の制御に用いられ、前記試運転を行うモジュールヤードに配置される。管理装置は、前記プラントモジュールのシステム構築及び保守管理を行う。前記管理装置は、試運転によって変更したデータを前記データベース装置に記憶させる。前記管理装置は、前記データベース装置から前記試運転に使用する前記データを、広域ネットワークを介して前記制御装置にダウンロードする。
【発明の効果】
【0007】
一実施形態によれば、試運転作業をより効率的に実行し、マスターデータベースを一元管理することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るデータベース管理処理の概要を説明するための図である。
実施形態に係るデータベース管理処理の概要を説明するための図である。
実施形態に係るデータベース管理システムの全体構成例を示す図である。
実施形態に係るデータベース装置の構成例を示すブロック図である。
実施形態に係る管理装置(ENG)の構成例を示すブロック図である。
実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
実施形態に係るデータベース管理処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
データベース装置のハードウェア構成例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願の開示する管理システム及び管理方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、ここで説明する実施形態により本願の発明が限定されるものではない。また、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。また、各実施形態は、矛盾のない範囲内で適宜組み合わせることができる。
【0010】
[1.はじめに]
本実施形態に係るデータベース管理システム1(管理システムの一例)では、モジュール工法を用いたプラントの建設及びプラントの稼働に向けて、コミッショニングオフィス、複数のモジュールヤード及びサイト(プラント建設地)において、コミッショニング作業が行われる。
(【0011】以降は省略されています)

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