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公開番号
2024145650
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023058092
出願日
2023-03-31
発明の名称
情報処理装置及び装置保護方法
出願人
横河電機株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G06F
21/55 20130101AFI20241004BHJP(計算;計数)
要約
【課題】筐体の開放時や脱着時にバッテリ電源の配線を断線させ、検知される電圧低下の記録に応じて起動時の挙動を制御して、情報処理装置の安全性を確保できるようにする。
【解決手段】バッテリ電源喪失検知部201は、バッテリ電源101から延びる電源配線であって筐体に対する所定動作が行われた場合に断線するバッテリ電源配線200を通じてバッテリ電源101からの電圧を監視し、バッテリ電源101から供給される電圧が閾値を下回った場合にバッテリ電源喪失を検知する。バッテリ電源配線200は、バッテリ電源101とバッテリ電源喪失検知部201とを結ぶ電源配線であって、筐体に対する所定動作が行われた場合に断線する。記録保持制御部202は、バッテリ電源喪失が検知された場合、バッテリ電源喪失の検知を記録する。挙動制御部205は、記録保持制御部202がバッテリ電源喪失の検知の記録を有する場合、起動時に所定の挙動を実行させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリ電源から延びる電源配線であって筐体に対する所定動作が行われた場合に断線するバッテリ電源配線を通じて前記バッテリ電源からの電圧を監視し、前記バッテリ電源から供給される電圧が閾値を下回った場合にバッテリ電源喪失を検知する検知部と、
前記バッテリ電源喪失が検知された場合、前記バッテリ電源喪失の検知を記録する第1の制御部と、
前記第1の制御部が前記バッテリ電源喪失の検知の記録を有する場合、起動時に所定の挙動を実行させる第2の制御部と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記検知部により前記バッテリ電源喪失が検知された場合、前記バッテリ電源喪失の検知を外部装置に通知する通知部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1の制御部は、不揮発記憶領域を有し、前記バッテリ電源喪失の検知を前記不揮発記憶領域に記録し、
前記第2の制御部は、前記不揮発記憶領域に前記バッテリ電源喪失の検知が記録されているか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記筐体は、相互に着脱可能である第1ケースと第2ケースとを含み、
前記バッテリ電源は、前記第1ケースに連結され、
前記検知部は、前記第2ケースに固定されて配置され、
前記バッテリ電源配線は、前記所定動作として前記第1ケースが前記第2ケースから外された場合に断線する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第2の制御部は、予め設定された安全指針に基づいて起動時の挙動を決定して制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記筐体は、主電源を供給し且つ他の装置との通信回線に接続するためのアダプタに挿抜可能に連結され、
前記バッテリ電源配線は、前記アダプタの内部を経由して前記バッテリ電源と前記検知部とを結ぶ配線であり、前記所定動作として前記筐体が前記アダプタから取り外された場合に断線する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
バッテリ電源から延びる電源配線であって筐体に対する所定動作が行われた場合に断線するバッテリ電源配線を通じてからの電圧を監視し、前記バッテリ電源から供給される電圧が閾値を下回った場合にバッテリ電源喪失を検知し、
前記バッテリ電源喪失を検知した場合、前記バッテリ電源喪失の検知を記録し、
前記バッテリ電源喪失の検知の記録を有する場合、起動時に所定の挙動を実行させる
ことを特徴とする装置保護方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及び装置保護方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
石油、石油化学、化学、ガスなどを用いた各種プラントでは、バルブの開け閉めの制御や温度を一定に保つ制御といった様々な制御が制御システムにより行われる。そのため、制御システムには制御対象に応じた信頼性の確保が求められる。このような制御システムとしては、例えば、分散制御システム(Distributed Control Systems:DCS)、安全計装システム(Safety Instrumented System:SIS)、その他FA(Factory Automation)機器等が存在する。
【0003】
制御システムでは、マイクロプロセッサやプロセッサ、及びメモリ等が搭載された制御装置が動作する。制御装置は、電源供給のための配線、プラントの各種機器や他の制御装置や情報処理装置等と装置間通信を行うための配線及びコネクタが実装されたアダプタに取り付けられる。制御装置は、点検や保守等のためにアダプタに対して挿抜可能に取り付けられる。
【0004】
このような制御装置に対して、プロセッサやメモリが搭載された基板の改ざん、メモリからのデータの不正な取得、又は、メモリへの悪意のあるデータの書き込みといった様々なリスクが考えられる。プラントシステムの信頼性を維持するためには、これらのリスクに対して十分な対策が求められる。
【0005】
主電源がオンかオフかに関わらず、制御装置をアダプタから取り外されたり、筐体の一部のケースが開けられたりした場合、ケース内に配置された回路が改ざんされるおそれがあるため、アダプタからの取り外しやケースの開放を検知することが望ましい。また、セキュリティレベルによっては、アダプタからの取り外しやケースが開けられたことを検知した場合に、該当事象の発生の通知、装置の起動停止及びセキュリティ保護が求められるデータの消去等を行うことが求められる場合もある。
【0006】
このような制御装置に対する安全対策の方法として、従来は以下の2つの対策が存在する。1つ目の方法は、物理的な装置保護方法である。具体的には、制御装置のケースをセキュリティネジやセキュリティシール等で封止し、改ざんの障壁を上げるとともに、改ざん跡が目視確認できるように対策が行われる。セキュリティネジによる封止は、制御装置のアダプタへの取り付けをセキュリティネジで行うことでなされ、且つ、締め付けや解除に特殊な工具が用いられる。また、セキュリティシールによる封止では、セキュリティシールを剥がした後に、はがした跡をクリーニングしてセキュリティシールの張り直しが求められる。
【0007】
2つ目の方法は、電子的な装置保護方法である。具体的には、電子的な開放検知機能が制御装置に搭載される。例えば、赤外線センサ、磁気センサ又は断線検知センサ等を用いた、制御装置のケースの開放やアダプタからの取り外しの検知が行われている。他にも、ケースを装着することで押し込まれるボタン等のメカニカルスイッチを用いたケースの開放の検知が行われている。
【0008】
なお、ケースの蓋側に検知部を取り付け、サーバに監視ソフトを常駐させて検知部との間で定期的に通信を行わせ、検知部の信号電圧から得られるデジタル値と保持する初期値とを比較して異常の判定を行う技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2007-65865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、従来の物理的な装置保護方法では、保守等のために正規の手順でケースを開けた場合でも、特殊工具による作業や封止などの手間がかかってしまう。また、セキュリティネジを用いた場合、ネジを回すための特殊工具を用意し且つ特定の管理者がその特殊工具を管理することとなり、安全確保のための運用が煩雑である。また、物理的な装置保護方法では、リモートでの電子的改ざんの可能性の確認が困難であり、改ざんの検知には実物の目視での確認が求められ、改ざん検知にタイムラグが発生してしまうおそれがある。
(【0011】以降は省略されています)
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