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公開番号
2024145054
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057289
出願日
2023-03-31
発明の名称
装置、方法およびプログラム
出願人
横河電機株式会社
代理人
弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類
G08G
3/00 20060101AFI20241004BHJP(信号)
要約
【課題】陸上被写体を海上被写体と正確に区別して検出する。
【解決手段】自船に設けられた撮像装置から画像を取得する画像取得部41と、画像の被写体のうち、陸上に位置する陸上被写体と、海上に位置する海上被写体とを区別して検出する検出部43と、検出部43による検出結果に基づいて、画像内における陸上被写体の視認性を、海上被写体の視認性よりも低下させて画像を表示させる表示制御部44と、を備え、検出部43は、画像に画像認識を行って各被写体を検出する装置4が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
自船に設けられた撮像装置から画像を取得する画像取得部と、
前記画像の被写体のうち、陸上に位置する陸上被写体と、海上に位置する海上被写体とを区別して検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づいて、前記画像内における陸上被写体の視認性を、海上被写体の視認性よりも低下させて前記画像を表示させる表示制御部と、
を備える装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記検出部は、前記画像に画像認識を行って各被写体を検出する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
自船に設けられたレーダ装置から、前記画像の撮像方向における測定結果を取得する測定結果取得部を備え、
前記検出部は、前記測定結果に基づいて、前記陸上被写体と、前記海上被写体とを区別する、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記検出部は、前記レーダ装置の測定結果により示される各物体のうち、静止物体と、静止物体上の運動物体とを陸上物体とし、前記画像内の被写体のうち、陸上物体に対応する被写体を陸上被写体として検出する、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記検出部は、前記レーダ装置の測定結果により示される各運動物体のうち、静止物体上に位置しない運動物体を海上物体とし、前記画像内の被写体のうち、海上物体に対応する被写体を海上被写体として検出する、請求項3に記載の装置。
【請求項6】
前記測定結果取得部は、前記レーダ装置の表示画面を示す表示画像を前記測定結果として取得し、
前記検出部は、前記表示画像にさらに画像認識を行って前記陸上被写体と、前記海上被写体とを区別する、請求項3に記載の装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記画像内における陸上被写体の輝度、コントラストまたはシャープネスの少なくとも1つを低くする、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記表示制御部は、前記画像内における海上被写体の輝度、コントラストまたはシャープネスの少なくとも1つを高くする、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
自船に設けられた撮像装置から画像を取得する画像取得段階と、
前記画像の被写体のうち、陸上に位置する陸上被写体と、海上に位置する海上被写体とを区別して検出する検出段階と、
前記検出段階による検出結果に基づいて、前記画像内における陸上被写体の視認性を、海上被写体の視認性よりも低下させて前記画像を表示させる表示制御段階と、
を備える方法。
【請求項10】
コンピュータを、
自船に設けられた撮像装置から画像を取得する画像取得部と、
前記画像の被写体のうち、陸上に位置する陸上被写体と、海上に位置する海上被写体とを区別して検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づいて、前記画像内における陸上被写体の視認性を、海上被写体の視認性よりも低下させて前記画像を表示させる表示制御部
として機能させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、装置、方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1~7には、「海上景観投影装置によって得られた景観の画像上に、レーダによって得られた映像と船舶自動識別装置によって得られた画像との少なくとも一方を、それぞれ画像処理によって海上景観投影装置による景観の画像と同じ座標系に座標変換した上で、重ね合わせて、各画像を統合して表示する」(特許文献1の段落0006)などと記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2005-61893号公報
[特許文献2] 国際公開2021-132437号
[特許文献3] 特開2005-28926号公報
[特許文献4] 特開2021-103396号公報
[特許文献5] 特開2018-8574号公報
[特許文献6] 国際公開2020/116194号
[特許文献7] 国際公開2020/116195号
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様においては、自船に設けられた撮像装置から画像を取得する画像取得部と、前記画像の被写体のうち、陸上に位置する陸上被写体と、海上に位置する海上被写体とを区別して検出する検出部と、前記検出部による検出結果に基づいて、前記画像内における陸上被写体の視認性を、海上被写体の視認性よりも低下させて前記画像を表示させる表示制御部と、を備える装置が提供される。
【0004】
上記の装置においては、前記検出部は、前記画像に画像認識を行って各被写体を検出してよい。
【0005】
上記の装置においては、自船に設けられたレーダ装置から、前記画像の撮像方向における測定結果を取得する測定結果取得部を備え、前記検出部は、前記測定結果に基づいて、前記陸上被写体と、前記海上被写体とを区別してよい。
【0006】
上記の装置においては、前記検出部は、前記レーダ装置の測定結果により示される各物体のうち、静止物体と、静止物体上の運動物体とを陸上物体とし、前記画像内の被写体のうち、陸上物体に対応する被写体を陸上被写体として検出してよい。
【0007】
測定結果取得部を備える上記の装置においては、前記検出部は、前記レーダ装置の測定結果により示される各運動物体のうち、静止物体上に位置しない運動物体を海上物体とし、前記画像内の被写体のうち、海上物体に対応する被写体を海上被写体として検出してよい。
【0008】
測定結果取得部を備える上記の装置においては、前記測定結果取得部は、前記レーダ装置の表示画面を示す表示画像を前記測定結果として取得し、前記検出部は、前記表示画像にさらに画像認識を行って前記陸上被写体と、前記海上被写体とを区別してよい。
【0009】
上記何れかの装置においては、前記表示制御部は、前記画像内における陸上被写体の輝度、コントラストまたはシャープネスの少なくとも1つを低くしてよい。
【0010】
上記何れかの装置においては、前記表示制御部は、前記画像内における海上被写体の輝度、コントラストまたはシャープネスの少なくとも1つを高くしてよい。
(【0011】以降は省略されています)
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