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公開番号2024145506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057890
出願日2023-03-31
発明の名称情報提供装置、情報提供方法及び情報提供プログラム
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G05B 23/02 20060101AFI20241004BHJP(制御;調整)
要約【課題】画面を介してユーザに情報を提示するシステムの異常を効率良く解消すること。
【解決手段】実施形態の情報提供装置10は、検知部141、取得部142、追加部145を有する。検知部141は、表示システムによって表示される画面を基に、表示システムの異常事象を検知する。取得部142は、検知部141によって表示システムの異常事象が検知された場合に、表示システムのログデータ、及び異常事象を取得する。追加部145は、異常のパターンと対処方法とを対応付けて記憶するナレッジDB133に、取得部142によって取得されたログデータ及び異常事象を基に特定されるパターンが存在しない場合、パターンと対処方法を対応付けてナレッジDB133に追加する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
表示システムによって表示される画面を基に、前記表示システムの異常事象を検知する検知部と、
前記検知部によって前記表示システムの異常事象が検知された場合に、前記表示システムのログデータ及び前記異常事象を取得する取得部と、
異常事象のパターンと対処方法とを対応付けて記憶するデータベースに、前記取得部によって取得されたログデータ及び異常事象を基に特定されるパターンが存在しない場合、前記パターンと対処方法を対応付けて前記データベースに追加する追加部と、
を有することを特徴とする情報提供装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記データベースに、前記取得部によって取得されたログデータ及び異常事象を基に特定されるパターンが存在する場合、前記パターンに対応する対処方法を選択する選択部と、
前記選択部によって選択された対処方法を表示させる表示制御部と、
をさらに有することを特徴とする請求項１に記載の情報提供装置。
【請求項３】
前記検知部は、画像認識処理エンジンを用いて前記画面を分析することにより、前記表示システムの異常事象を検知することを特徴とする請求項１に記載の情報提供装置。
【請求項４】
前記追加部は、前記取得部によって取得されたログデータに示される時刻の前後のあらかじめ決められた範囲の時刻におけるイベントログを基にパターンを生成し、生成した前記パターンを前記データベースに追加することを特徴とする請求項１に記載の情報提供装置。
【請求項５】
前記検知部は、前記画面の表示領域における値の表示が規定の時間より遅れた場合に、前記表示システムの異常事象を検知することを特徴とする請求項１に記載の情報提供装置。
【請求項６】
前記検知部は、前記画面のタブが切り替えられた際に、切り替え先のタブに対応する画面の表示が規定の時間より遅れた場合に、前記表示システムの異常事象を検知することを特徴とする請求項１に記載の情報提供装置。
【請求項７】
前記検知部は、前記画面における動作遅延が発生した場合に、前記表示システムの異常事象を検知することを特徴とする請求項１に記載の情報提供装置。
【請求項８】
前記取得部は、前記画面のスクリーンキャプチャ、又は前記表示システムを構成する情報処理装置のクラッシュダンプを前記ログデータとして取得することを特徴とする請求項１に記載の情報提供装置。
【請求項９】
表示システムによって表示される画面を基に、前記表示システムの異常事象を検知し、
前記表示システムの異常事象が検知された場合に、前記表示システムのログデータ及び前記異常事象を取得し、
異常事象のパターンと対処方法とを対応付けて記憶するデータベースに、取得したログデータ及び異常事象を基に特定されるパターンが存在しない場合、前記パターンと対処方法を対応付けて前記データベースに追加する
処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報提供方法。
【請求項１０】
表示システムによって表示される画面を基に、前記表示システムの異常事象を検知し、
前記表示システムの異常事象が検知された場合に、前記表示システムのログデータ及び前記異常事象を取得し、
異常事象のパターンと対処方法とを対応付けて記憶するデータベースに、取得したログデータ及び異常事象を基に特定されるパターンが存在しない場合、前記パターンと対処方法を対応付けて前記データベースに追加する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報提供プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報提供装置、情報提供方法及び情報提供プログラム
に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、画面を介してプラントに関するアラームの発生状況、機器の操作監視ビュー等をユーザに提示するシステムが知られている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００３】
CENTUM VP 操作監視機能：ヒューマンインタフェースステーション（HIS: Human Interface Station）、[online]、[2023年3月3日検索]、インターネット（https://www.yokogawa.co.jp/solutions/products-and-services/control/control-and-safety-system/distributed-control-systems-dcs/centum-vp/#%E8%A9%B3%E7%B4%B0__%E6%93%8D%E4%BD%9C%E7%9B%A3%E8%A6%96）
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来の技術では、画面を介してユーザに情報を提示するシステムの異常を効率良く解消することが難しいという問題がある。
【０００５】
例えば、ユーザによって定められた使用制限により、保守者が直接システムの調査を行うことができない場合がある。
【０００６】
また、ユーザが画面を見て異常に気がついた場合であっても、ユーザが情報を収集する手段はメモを取ること、画面のスクリーンキャプチャを取得すること、クラッシュダンプを取得すること等に限られ、必要な情報が正確に収集されない場合がある。
【０００７】
また、取得された情報の解析が、Ｒ＆Ｄ部門等の専門部署で行われる場合、ユーザ側と専門部署とのやり取りが発生し、長い時間が必要になる。
【０００８】
一つの側面では、画面を介してユーザに情報を提示するシステムの異常を効率良く解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
一側面にかかる情報提供装置は、表示システムによって表示される画面を基に、前記表示システムの異常事象を検知する検知部と、前記検知部によって前記表示システムの異常事象が検知された場合に、前記表示システムのログデータ及び前記異常事象を取得する取得部と、異常事象のパターンと対処方法とを対応付けて記憶するデータベースに、前記取得部によって取得されたログデータ及び異常事象を基に特定されるパターンが存在しない場合、前記パターンと対処方法を対応付けて前記データベースに追加する追加部と、を有することを特徴とする。
【００１０】
一側面にかかる情報提供方法は、表示システムによって表示される画面を基に、前記表示システムの異常事象を検知し、前記表示システムの異常事象が検知された場合に、前記表示システムのログデータ及び前記異常事象を取得し、異常事象のパターンと対処方法とを対応付けて記憶するデータベースに、取得したログデータ及び異常事象を基に特定されるパターンが存在しない場合、前記パターンと対処方法を対応付けて前記データベースに追加する処理をコンピュータが実行することを特徴とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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