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公開番号
2024137677
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2023213500
出願日
2023-12-19
発明の名称
ボルテージレギュレータ
出願人
エイブリック株式会社
代理人
主分類
G05F
1/56 20060101AFI20240927BHJP(制御;調整)
要約
【課題】負荷電流の急激な変動に対して出力電圧の応答が高速なボルテージレギュレータを提供する。
【解決手段】ボルテージレギュレータ100は、基準電圧VREFと帰還電圧VFBの差を増幅した信号を出力する誤差増幅回路121と、誤差増幅回路121から供給された信号を増幅し制御信号として出力するソース接地増幅回路103と、制御信号が供給されるゲートを含み、出力電圧VOUTを出力するPMOSトランジスタ127と、を備え、ソース接地増幅回路103は、抵抗125と容量126とを含む位相進み補償回路と、オフセット電圧を発生させるオフセット生成素子と抵抗122とを含む負荷と、誤差増幅回路121から出力された信号が供給されるゲートと、抵抗125の一端及び容量126の一端と接続されるソースと、負荷と接続されるドレインと、を含むトランジスタ124と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基準電圧と帰還電圧の差を増幅した信号を出力する誤差増幅回路と、
前記誤差増幅回路から供給された前記信号を増幅し制御信号として出力するソース接地増幅回路と、
前記制御信号が供給されるゲートを含み、出力電圧を出力する出力トランジスタと、を備え、
前記ソース接地増幅回路は、抵抗と容量とを含む位相進み補償回路と、
オフセット電圧を発生させるオフセット生成素子と抵抗とを含む負荷と、
前記誤差増幅回路から出力された前記信号が供給されるゲートと、前記位相進み補償回路に含まれる前記抵抗の一端及び前記容量の一端と接続されるソースと、前記負荷と接続されるドレインと、を含むトランジスタと、
を有することを特徴とするボルテージレギュレータ。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記制御信号に基づく電圧に応じて、前記誤差増幅回路の出力端子と回路動作の基準となる電源電圧を供給する電源端子とを連絡する経路を導通状態又は開放状態に切り替えるスイッチを有する過電流保護回路を備える請求項1に記載のボルテージレギュレータ。
【請求項3】
第1の電源電圧を供給する第1の電源端子と第2の電源電圧を供給する第2の電源端子との間に接続され、前記制御信号に基づく電圧を発生させる電圧生成回路と、前記電圧生成回路が発生させる電圧に応じて、前記誤差増幅回路の出力端子と前記第1の電源端子とを連絡する経路を導通状態又は開放状態に切り替えるスイッチと、を有する過電流保護回路を備える請求項1に記載のボルテージレギュレータ。
【請求項4】
前記オフセット生成素子は、ゲートとドレインとを接続したトランジスタである請求項1に記載のボルテージレギュレータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボルテージレギュレータに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、ボルテージレギュレータは、電源電圧を受けて一定の出力電圧を発生し、電源電圧や負荷電流が変動しても出力電圧を一定の値に維持することが望ましい。一例として、基準電圧源と、誤差増幅回路と、出力トランジスタと、ミラー容量を用いた位相補償回路と、を備えるボルテージレギュレータがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-149147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のボルテージレギュレータでは、制御ループの位相補償にミラー容量による遅れ補償を用いているため、負荷電流の急激な変動に対して出力電圧の応答に遅延が発生するという点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上述した事情を考慮し、負荷電流の急激な変動に対して出力電圧の応答が従来よりも高速なボルテージレギュレータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態に係るボルテージレギュレータは、基準電圧と帰還電圧の差を増幅した信号を出力する誤差増幅回路と、前記誤差増幅回路から供給された前記信号を増幅し制御信号として出力するソース接地増幅回路と、前記制御信号が供給されるゲートを含み、出力電圧を出力する出力トランジスタと、を備え、前記ソース接地増幅回路は、抵抗と容量とを含む位相進み補償回路と、オフセット電圧を発生させるオフセット生成素子と抵抗とを含む負荷と、前記誤差増幅回路から出力された前記信号が供給されるゲートと、前記位相進み補償回路に含まれる前記抵抗の一端及び前記容量の一端と接続されるドレインと、前記負荷と接続されるソースと、を含むトランジスタと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、負荷電流の急激な変動に対して出力電圧の応答が従来よりも高速なボルテージレギュレータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施形態に係るボルテージレギュレータの構成例を示す回路図である。
本発明の第2の実施形態に係るボルテージレギュレータの構成例を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態に係るボルテージレギュレータを、図面に基づいて説明する。
【0010】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るボルテージレギュレータの一例であるボルテージレギュレータ100の回路図である。
(【0011】以降は省略されています)
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