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公開番号
2024149276
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023063054
出願日
2023-04-07
発明の名称
車両レバー操作装置
出願人
個人
代理人
個人
主分類
G05G
1/04 20060101AFI20241010BHJP(制御;調整)
要約
【課題】シリンダを含む装置においてそのシリンダの車両での配置の自由度を高めて車両の隙間空間を有効活用するとともに、握力が弱い車両運転者にとっても操作利便性を高めることができる車両レバー操作装置を提供する。
【解決手段】本実施形態の車両レバー操作装置20は、長尺状に形成されるとともに車両前後方向に沿って配置されており、かつ第1の入力部42と、第1の出力部43と、を有する第1の油圧シリンダ40(第1のシリンダの一例)と、第1の油圧シリンダ40の車両前後方向後端部に取り付けられており、かつ長尺状に形成されその長手方向中間部で第1の入力部42の先端部に係合する回動リンク64を有するリンク機構60と、その一端部が操作レバー基部31の車両前後方向前端部に連結し、その他端部が回動リンク64の先端部に連結する操作ワイヤ36と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両運転者による握り操作が行われるため、車両のハンドルバーの端部に位置するグリップの車両前後方向前方に配設されており、かつその車両幅方向内方に配設されるとともに前記握り操作の際その回動中心が配置される操作レバー基部と、前記操作レバー基部に連結されその車両幅方向外方に配置されるレバーグリップ部と、を有する操作レバーと、
長尺状に形成されるとともに車両前後方向に沿って配置されており、かつ第1の入力部と、第1の出力部と、を有する第1のシリンダと、
前記第1のシリンダの車両前後方向後端部に取り付けられており、かつ長尺状に形成されその長手方向中間部で前記第1の入力部の先端部に係合する回動リンクを有するリンク機構と、
その一端部が前記操作レバー基部の車両前後方向前端部に連結し、その他端部が前記回動リンクの先端部に連結する操作ワイヤと、を含み、
前記操作レバーが前記握り操作により回動された際、前記操作ワイヤが牽引されて前記回動リンクが回動されることにより、前記第1の入力部が押圧操作されて前記第1の出力部から駆動力が出力される、
車両レバー操作装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記操作レバー基部には、第1の係合長孔および第2の係合長孔が形成されており、
前記第1の係合長孔に挿通され、前記第1の係合長孔の内周面に対しその長手方向両側面に倣って摺接される第1の固定軸と、
前記第2の係合長孔に挿通され、前記第2の係合長孔の内周面に対しその長手方向両側面に倣って摺接される第2の固定軸と、をさらに含み、
前記第1の固定軸および前記第2の固定軸は、前記グリップに対して少なくとも相対的に固設されており、前記握り操作の過程において前記操作レバーの前記回動中心として互いに代替して切り替わって機能する、
請求項1に記載の車両レバー操作装置。
【請求項3】
前記第1の固定軸は、前記第2の固定軸よりも車両幅方向内方かつ車両前後方向前方に配置され、
前記操作レバーは、前記レバーグリップ部が前記ハンドルバーに対し離間する方向へ付勢され、
前記握り操作が行われる前において、前記第1の固定軸は前記第1の係合長孔の車両前後方前端部に係合するとともに、前記第2の固定軸は前記第2の係合長孔の車両前後方向後端部に係合し、
前記第1の係合長孔は、前記握り操作の過程で前記第2の固定軸が前記第2の係合長孔の車両前後方向前端部に係合した状態で、前記第2の固定軸の軸心を円心とする円弧状に形成され、
前記第2の係合長孔は、前記握り操作の過程で前記第1の固定軸が前記第1の係合長孔の車両前後方向前端部に係合した状態で、前記第1の固定軸の軸心を円心とする円弧状に形成される、
請求項2に記載の車両レバー操作装置。
【請求項4】
前記第1のシリンダの車両前後方向後端部は円筒状に形成され、
前記リンク機構は、その内径部が前記第1のシリンダの当該車両前後方向後端部の外周面に係合して前記第1のシリンダに対しその周方向で回動可能に形成される環状基部と、前記環状基部に連結され前記回動リンクを回動自在に枢支するアーム部と、をさらに有する、
請求項1に記載の車両レバー操作装置。
【請求項5】
その一端部が前記第1の出力部に接続する駆動力伝達チューブと、
前記車両のクラッチ装置の操作入力部に取り付けられ、かつ前記操作入力部に対し押圧可能に配設される第2の出力部と、前記駆動力伝達チューブの他端部に連結する第2の入力部と、を有する第2のシリンダと、をさらに含む、
請求項2または3に記載の車両レバー操作装置。
【請求項6】
その一端部が前記第1の出力部に接続する駆動力伝達チューブと、
前記車両のブレーキ装置の操作入力部に取り付けられ、かつ前記操作入力部に対し押圧可能に配設される第2の出力部と、前記駆動力伝達チューブの他端部に連結する第2の入力部と、を有する第2のシリンダと、をさらに含む、
請求項2または3に記載の車両レバー操作装置。
【請求項7】
前記第1のシリンダは、油圧式である、
請求項1に記載の車両レバー操作装置。
【請求項8】
前記車両は、二輪車である、
請求項1に記載の車両レバー操作装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハンドルバーを有する車両に取り付けられる車両レバー操作装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の車両レバー操作装置として、車両のブレーキ装置を機械式とし操作レバーの操作によりシリンダを介してそのブレーキ装置を作動させるものが知られる(たとえば特許文献1参照)。
【0003】
それにより、操作ワイヤを介してブレーキ装置を直接作動させるものと比較して、操作レバーでの握り操作での握力を小さくして、長距離走行の場合でも車両運転者(二輪の場合にはライダーなど)の疲労感を低減することが可能とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-43108号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記特許文献1に記載の車両レバー操作装置は、そのシリンダがハンドルバーのステアリング軸部の上方またはヘッドライトの後方に配置され外部に露出しており、車両カバー内部における原動機または燃料タンク周辺の隙間を活用できていない。また、それに伴い、操作ワイヤの配索においても改善の余地があったといえる。
【0006】
さらに、近年では女性または高齢者などの握力が弱い車両運転者がたとえば二輪車または耕運機などを操作する機会が増加した。
【0007】
操作レバーを手前に引く操作は、握力が弱い車両運転者にとって困難な操作である。たとえば、ブレーキ装置を作動させる場合においてとっさのブレーキ操作が強いられる際、走行中ハンドルバーを握っている複数の指を操作レバーに掛けて手前に引く操作が瞬時に求められる。また、クラッチ装置の場合においても同様に、操作レバーを握る握力を緩めてクラッチを徐々に接続する際、操作レバーの操作が重く感じられ、クラッチの微調整が困難となることがあった。
【0008】
つまり、前記特許文献1に記載の車両レバー操作装置は、女性または高齢者などの握力が弱い人への操作利便性の点においても改善の余地があったといえる。
【0009】
本発明は前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シリンダを含む装置においてそのシリンダの車両での配置の自由度を高めて車両の隙間空間を有効活用するとともに、握力が弱い車両運転者にとっても操作利便性を高めることができる車両レバー操作装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の前述した目的は、後記の構成により達成される。
[1]
車両運転者による握り操作が行われるため、車両のハンドルバーの端部に位置するグリップの車両前後方向前方に配設されており、かつその車両幅方向内方に配設されるとともに前記握り操作の際その回動中心が配置される操作レバー基部と、前記操作レバー基部に連結されその車両幅方向外方に配置されるレバーグリップ部と、を有する操作レバーと、
長尺状に形成されるとともに車両前後方向に沿って配置されており、かつ第1の入力部と、第1の出力部と、を有する第1のシリンダと、
前記第1のシリンダの車両前後方向後端部に取り付けられており、かつ長尺状に形成されその長手方向中間部で前記第1の入力部の先端部に係合する回動リンクを有するリンク機構と、
その一端部が前記操作レバー基部の車両前後方向前端部に連結し、その他端部が前記回動リンクの先端部に連結する操作ワイヤと、を含み、
前記操作レバーが前記握り操作により回動された際、前記操作ワイヤが牽引されて前記回動リンクが回動されることにより、前記第1の入力部が押圧操作されて前記第1の出力部から駆動力が出力される、
車両レバー操作装置。
[2]
前記操作レバー基部には、第1の係合長孔および第2の係合長孔が形成されており、
前記第1の係合長孔に挿通され、前記第1の係合長孔の内周面に対しその長手方向両側面に倣って摺接される第1の固定軸と、
前記第2の係合長孔に挿通され、前記第2の係合長孔の内周面に対しその長手方向両側面に倣って摺接される第2の固定軸と、をさらに含み、
前記第1の固定軸および前記第2の固定軸は、前記グリップに対して少なくとも相対的に固設されており、前記握り操作の過程において前記操作レバーの前記回動中心として互いに代替して切り替わって機能する、
[1]に記載の車両レバー操作装置。
[3]
前記第1の固定軸は、前記第2の固定軸よりも車両幅方向内方かつ車両前後方向前方に配置され、
前記操作レバーは、前記レバーグリップ部が前記ハンドルバーに対し離間する方向へ付勢され、
前記握り操作が行われる前において、前記第1の固定軸は前記第1の係合長孔の車両前後方前端部に係合するとともに、前記第2の固定軸は前記第2の係合長孔の車両前後方向後端部に係合し、
前記第1の係合長孔は、前記握り操作の過程で前記第2の固定軸が前記第2の係合長孔の車両前後方向前端部に係合した状態で、前記第2の固定軸の軸心を円心とする円弧状に形成され、
前記第2の係合長孔は、前記握り操作の過程で前記第1の固定軸が前記第1の係合長孔の車両前後方向前端部に係合した状態で、前記第1の固定軸の軸心を円心とする円弧状に形成される、
[2]に記載の車両レバー操作装置。
[4]
前記第1のシリンダの車両前後方向後端部は円筒状に形成され、
前記リンク機構は、その内径部が前記第1のシリンダの当該車両前後方向後端部の外周面に係合して前記第1のシリンダに対しその周方向で回動可能に形成される環状基部と、前記環状基部に連結され前記回動リンクを回動自在に枢支するアーム部と、をさらに有する、
[1]に記載の車両レバー操作装置。
[5]
その一端部が前記第1の出力部に接続する駆動力伝達チューブと、
前記車両のクラッチ装置の操作入力部に取り付けられ、かつ前記操作入力部に対し押圧可能に配設される第2の出力部と、前記駆動力伝達チューブの他端部に連結する第2の入力部と、を有する第2のシリンダと、をさらに含む、
[2]または[3]に記載の車両レバー操作装置。
[6]
その一端部が前記第1の出力部に接続する駆動力伝達チューブと、
前記車両のブレーキ装置の操作入力部に取り付けられ、かつ前記操作入力部に対し押圧可能に配設される第2の出力部と、前記駆動力伝達チューブの他端部に連結する第2の入力部と、を有する第2のシリンダと、をさらに含む、
[2]または[3]に記載の車両レバー操作装置。
[7]
前記第1のシリンダは、油圧式である、
[1]に記載の車両レバー操作装置。
[8]
前記車両は、二輪車である、
[1]に記載の車両レバー操作装置。
(【0011】以降は省略されています)
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