TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024141391
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023053000
出願日2023-03-29
発明の名称作業機の操作表示システム
出願人株式会社FUJI
代理人個人
主分類G05B 19/409 20060101AFI20241003BHJP(制御;調整)
要約【課題】誤操作を回避するための作業機の操作表示システムを提供すること。
【解決手段】作業機に対して所定の機能を実行させるための機能ボタンがモニタに表示されるタッチパネル式の操作表示装置を有し、前記作業機は、所定の機能を実行させるために該当する前記機能ボタンを一定時間長押しすることを解除条件としたインターロックが設けられ、前記モニタには前記機能ボタンに対応して作業者による前記インターロックの解除状況を示す直感表示部が設けられた作業機の操作表示システムであり、例えば、前記直感表示部は、前記インターロックの解除条件となっている長押し時間に関連して、作業者が連続して前記機能ボタンを押し続けている時間の長さを表示するものである。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
作業機に対して所定の機能を実行させるための機能ボタンがモニタに表示されるタッチパネル式の操作表示装置を有し、
前記作業機は、所定の機能を実行させるために該当する前記機能ボタンを一定時間長押しすることを解除条件としたインターロックが設けられ、
前記モニタには前記機能ボタンに対応して作業者による前記インターロックの解除状況を示す直感表示部が設けられた作業機の操作表示システム。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記直感表示部は、前記インターロックの解除条件となっている長押し時間に関連して、作業者が連続して前記機能ボタンを押し続けている時間の長さを表示する請求項1に記載する作業機の操作表示システム。
【請求項3】
前記直感表示部は、前記機能ボタンの近傍に配置され、作業者が前記機能ボタンを押し続けている時間に応じてメーター表示の長さが変化するようにしたプログレスバーである請求項2に記載する作業機の操作表示システム。
【請求項4】
前記インターロックの解除条件は、前記作業機の機能によって長押しに要する時間が異なる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する作業機の操作表示システム。
【請求項5】
前記直感表示部は、前記作業機の機能によって長押しに応じて変化する表示の色が異なる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する作業機の操作表示システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械などの作業機に搭載されるタッチパネル式の操作表示装置であって、その操作表示装置のボタン操作における操作表示システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
工作機械などの作業機には、その駆動状況などの表示が可能な操作表示装置が設けられている。その操作表示装置は、NC工作機械を駆動するためのプログラム入力が行われ、工作機械を構成する各装置の動作指令を入力するためにも用いられる。そして、そうした入力された情報がモニタに表示される。操作表示装置には工作機械などの作業機に駆動を実行させる様々なボタンが設けられ、作業者の操作入力が行われるようになっている。しかし、単にボタンを押すだけの操作は作業者による操作ミスが起こりやすい。例えば、下記特許文献1には、作業者があわてた場合は非常停止スイッチを確実に押すことができない問題に対し、操作表示装置に盛り上げる構造の操作キーが設けられ、容易に素早く確実に工作機械を非常停止することができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-159303号公報
特開平6-238541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
操作表示装置における作業者の操作ミスに対応した技術としては、前記従来例のように確実にボタンを押すことができるようにした構成がある一方、作業者が誤ってボタンを押してしまった場合に、その作業機において当該機能が実行されないようにしたインターロックなどもある。NC工作機械には、例えばプログラムが問題なく実行できるか機械を動作させずにテストをするためのマシンロックや、そのプログラム確認の際に安全な低速運転を実行させるためのドライランなどがある。そして、このような機能を実行させるためのマシンロックボタンが操作表示装置に設けられている。しかし、作業者が誤ってマシンロックボタンなどを押してしまうことで、工作機械が実行すべき作業内容と全く異なった動きをしてしまうことになる。
【0005】
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、誤操作を回避するための作業機の操作表示システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る作業機の操作表示システムは、作業機に対して所定の機能を実行させるための機能ボタンがモニタに表示されるタッチパネル式の操作表示装置を有し、前記作業機は、所定の機能を実行させるために該当する前記機能ボタンを一定時間長押しすることを解除条件としたインターロックが設けられ、前記モニタには前記機能ボタンに対応して作業者による前記インターロックの解除状況を示す直感表示部が設けられたものである。
【発明の効果】
【0007】
前記構成によれば、操作表示装置のモニタに表示された機能ボタンにはインターロックが設けられているため誤操作を回避することができ、また、作業者がその機能ボタンを意図をもって押した場合には、対応する直感表示部によって長押しがインターロックの解除条件と分かるように表示が行われるため、作業者は、インターロックの存在を把握しているか否かに関わらず適切な機能ボタンの操作ができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
工作機械を正面から示した外観斜視図である。
機体カバーを除いた工作機械の内部構造を示した斜視図である。
工作機械を制御する制御システムを示したブロック図である。
複数ある押しボタンの一部を拡大して示した操作表示装置の正面図である。
タッチパネルに複数表示された表示ボタンの一部を拡大して示した操作表示装置の正面図である。
タッチパネル式の操作表示装置に表示されたマシンロックボタンについて直感表示部の変化を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る作業機の操作表示システムについて、その一実施形態を、図面を参照しながら以下に説明する。本発明に係る操作表示システムは、機体前面に操作表示装置が取り付けられた工作機械などであって、特にタッチパネル式の操作表示装置に対するボタン操作に特徴を有するものである。ここで、図1は、工作機械を正面から示した外観斜視図であり、図2は、機体カバーを除いた工作機械の内部構造を示した斜視図である。
【0010】
正面2軸旋盤である工作機械1は、左右それぞれに配置された主軸装置3,4と、タレット装置5,6が設けられている。機体カバー50によって覆われた機内には加工室が設けられ、機体カバー50の前面には中央部51の左右両側に開閉扉53,55が設けられている。また、工作機械1は、外部に配置されるストッカと機内との間でワークを自動搬送するためのワーク自動搬送機2が設けられている。ワーク自動搬送機2は、ガントリ式のワーク搬送機であり、ワークの把持することができるロボットハンドを、上下左右方向および前後方向に移動可能な構造となっている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社FUJI
工作機械
11日前
株式会社FUJI
工作機械
19日前
株式会社FUJI
食事監視システム
3日前
株式会社FUJI
作業機、およびリード部品の装着方法
11日前
株式会社FUJI
部品実装システム
18日前
株式会社FUJI
外段取用テープ装填装置
3日前
株式会社FUJI
フィーダセットアップ装置
11日前
株式会社FUJI
印刷システム及び交換方法
18日前
個人
無人作業システム
17日前
アズビル株式会社
制御装置
10日前
村田機械株式会社
産業機械
1か月前
コフロック株式会社
流量制御装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
自律移動体
1か月前
株式会社丸和製作所
入力機器
10日前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
トヨタ自動車株式会社
配送システム
2か月前
アズビル株式会社
パラメータ調整装置
1か月前
株式会社フジキン
流体制御装置
2か月前
株式会社フジキン
流量制御装置
10日前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
3日前
株式会社明電舎
車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
ロボットシステム
1か月前
株式会社村田製作所
温度補償回路
17日前
株式会社ダイフク
搬送設備
18日前
トヨタ自動車株式会社
ロボットシステム
1か月前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
18日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
18日前
ローム株式会社
電源回路
2か月前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
24日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
ローム株式会社
電源回路
2か月前
旭精機工業株式会社
監視データ処理装置
25日前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体装置
11日前
東フロコーポレーション株式会社
流量制御装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
群制御システム及び方法
2か月前
ブラザー工業株式会社
数値制御装置及び工作機械
1か月前
続きを見る