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公開番号2024138038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2024114805,2023027560
出願日2024-07-18,2019-06-28
発明の名称電子機器、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 8/654 20180101AFI20240927BHJP(計算;計数)
要約【課題】電子機器のファームウェアのアップデートを柔軟に行わせることができる電子機器、情報処理システムおよび情報処理方法を提供する。
【解決手段】本発明の電子機器は、操作を受け付ける入力部と、少なくとも前記ソフトウェアのうち有効化する対象のソフトウェアを表示部に表示させる表示制御部と、前記ソフトウェアをダウンロードして、前記電子機器にインストールされているソフトウェアを更新する更新部と、前記更新部により更新されたソフトウェアの機能を有効化する有効化部と、を備え、前記有効化部は、前記表示制御部によって有効化する対象として表示されるソフトウェアについて、前記入力部を介した指定操作に応じて、該指定操作がなされた該ソフトウェアの機能を有効化し、前記表示制御部によって有効化する対象として表示されないソフトウェアについて、該ソフトウェアの更新の後に、自動的に該ソフトウェアの機能を有効化する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ソフトウェアをネットワーク経由で取得して更新可能な電子機器であって、
操作を受け付ける入力部と、
少なくとも前記ソフトウェアのうち有効化する対象のソフトウェアを表示部に表示させる表示制御部と、
前記ソフトウェアをダウンロードして、前記電子機器にインストールされているソフトウェアを更新する更新部と、
前記更新部により更新されたソフトウェアの機能を有効化する有効化部と、
を備え、
前記有効化部は、
前記表示制御部によって有効化する対象として表示されるソフトウェアについて、前記入力部を介した指定操作に応じて、該指定操作がなされた該ソフトウェアの機能を有効化し、
前記表示制御部によって有効化する対象として表示されないソフトウェアについて、該ソフトウェアの更新の後に、自動的に該ソフトウェアの機能を有効化する電子機器。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記ソフトウェアは、ファームウェアである請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記表示制御部は、少なくとも前記電子機器に取得可能な複数のバージョンのソフトウェアを含む一覧を表示部に表示させ、
前記更新部は、前記一覧に含まれるソフトウェア、および該一覧に含まれないソフトウェアをダウンロードして、前記電子機器にインストールされているソフトウェアを更新し、
前記有効化部は、
前記更新部によって前記一覧に含まれるソフトウェアが更新される場合、前記入力部を介した指定操作に応じて、該指定操作がなされた該ソフトウェアの機能を有効化し、
前記更新部によって前記一覧に含まれないソフトウェアが更新される場合、該ソフトウェアの更新の後に自動的に該ソフトウェアの機能を有効化する請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記電子機器にインストール可能なアプリケーションと、インストール可能なファームウェアとを一覧に含めて前記表示部に表示する請求項2に記載の電子機器。
【請求項5】
前記一覧に含まれるファームウェアは、有償のファームウェアを含む請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記一覧に含まれないファームウェアは、機能の修正のためのファームウェアを含む請求項4に記載の電子機器。
【請求項7】
第1サーバにおいてバージョンアップされたファームウェアがリリースされた場合、自動で該ファームウェアをダウンロードして更新するか否かを設定する設定部を、さらに備え、
前記更新部は、
前記第1サーバにおいてバージョンアップされたファームウェアがリリースされたとき、該第1サーバから該ファームウェアを自動でダウンロードして記憶部に更新し、
前記有効化部は、
前記記憶部に更新されたファームウェアが、前記一覧に含まれるファームウェアである場合には、前記入力部を介した指定操作に応じて、該指定操作がなされたファームウェアの機能を有効化し、
前記記憶部に更新されたファームウェアが、前記一覧に含まれないファームウェアである場合には、前記更新部による更新の後に自動的にファームウェアを有効化する請求項4に記載の電子機器。
【請求項8】
前記入力部を介して指定操作されたファームウェアの機能バージョンである指定機能バージョンと、前記電子機器にインストールされているファームウェアの機能をすべて有効化したものとした場合に有効化された該機能に対応する機能バージョンである最大機能バージョンとの大小を判定する判定部を、さらに備え、
前記更新部は、前記入力部を介してファームウェアが指定操作された場合、前記判定部により前記指定機能バージョンが前記最大機能バージョンより大きいと判定されたとき、第1サーバから該ファームウェアをダウンロードして、記憶部に更新し、
前記有効化部は、前記更新部により更新されたファームウェアの機能を有効化する請求項4に記載の電子機器。
【請求項9】
前記有効化部は、前記入力部を介してファームウェアが指定操作された場合、前記判定部により前記指定機能バージョンが前記最大機能バージョン以下であると判定されたとき、前記電子機器にインストールされているファームウェアの機能のうち、指定操作されたファームウェアが有する機能まで有効化する請求項8に記載の電子機器。
【請求項10】
前記入力部に対する操作に応じて、前記第1サーバでバージョンアップされたファームウェアがリリースされた場合、自動で該ファームウェアをダウンロードして更新するか否かを設定する設定部を、さらに備え、
前記更新部は、前記設定部により自動でバージョンアップされたファームウェアをダウンロードして更新する設定がなされている場合、前記第1サーバにおいてバージョンアップされたファームウェアがリリースされたとき、該第1サーバから該ファームウェアを自動でダウンロードして前記記憶部に更新する請求項8または9に記載の電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器、情報処理システムおよび情報処理方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子機器の一例である複合機(MFP:Multifunction Peripheral)において、アプリケーションおよびファームウェアを自動更新する技術が知られている。このような、ファームウェア等を自動更新する技術として、ファームウェアを指定のタイミングで遠隔からダウンロードして更新する技術が開示されている(例えば特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、画像形成装置等の電子機器でのファームウェア等のプリインストールソフトウェアのアップデートは、ユーザにとって、アップデートを行う作業手順が煩雑で難しいという問題があった。例えば、どの画面からいつどのようにファームウェアのアップデート作業を行うのかユーザには分かりづらく、柔軟に行えないという問題があった。
【0004】
また、ファームウェア等のアップデートにおいて追加される機能にはいろいろな機能があるが、新機能の追加についてユーザ自身が柔軟に選択ができないという問題もあった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、電子機器のファームウェアのアップデートを柔軟に行わせることができる電子機器、情報処理システムおよび情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ソフトウェアをネットワーク経由で取得して更新可能な電子機器であって、操作を受け付ける入力部と、少なくとも前記ソフトウェアのうち有効化する対象のソフトウェアを表示部に表示させる表示制御部と、前記ソフトウェアをダウンロードして、前記電子機器にインストールされているソフトウェアを更新する更新部と、前記更新部により更新されたソフトウェアの機能を有効化する有効化部と、を備え、前記有効化部は、前記表示制御部によって有効化する対象として表示されるソフトウェアについて、前記入力部を介した指定操作に応じて、該指定操作がなされた該ソフトウェアの機能を有効化し、前記表示制御部によって有効化する対象として表示されないソフトウェアについて、該ソフトウェアの更新の後に、自動的に該ソフトウェアの機能を有効化することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電子機器のファームウェアのアップデートを柔軟に行わせることができることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。
図2は、実施形態に係るMFPのハードウェア構成の一例を示す図である。
図3は、実施形態に係るアプリマーケットサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
図4は、実施形態に係る情報処理システムのソフトウェア構成の一例を示す図である。
図5は、実施形態に係る情報処理システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。
図6は、画面遷移の一例を示す図である。
図7は、画面遷移の一例を示す図である。
図8は、ホーム画面の一例を示す図である。
図9は、アプリケーションサイトのインストール対象となるアプリケーションおよびファームウェアの一例を示す一覧画面の一例を示す図である。
図10は、各機能バージョンがサポートする機能の一例を示す図である。
図11は、最大機能バージョンと現在の機能バージョンとの関係を示す図である。
図12は、無償のファームウェアをインストールするためのインストール画面の一例を示す図である。
図13は、有償のファームウェアをインストールするためのインストール画面の一例を示す図である。
図14は、インストール済みのファームウェアのインストール画面の一例を示す図である。
図15は、現在の機能バージョンを上げる場合の動作を説明する図である。
図16は、有償の機能バージョンを利用する場合を説明する図である。
図17は、自動更新設定画面の一例を示す図である。
図18は、自動アクティベート設定画面の一例を示す図である。
図19は、ファームウェアを購入する動作の一例を示すシーケンス図である。
図20は、インストールを実行する場合の動作の一例を示すシーケンス図である。
図21は、自動更新設定および自動アクティベート設定がされていない場合のインストールの実行動作の一例を示すシーケンス図である。
図22は、自動更新設定がされていて、自動アクティベート設定がされていない場合のインストールの実行動作の一例を示すシーケンス図である。
図23は、自動アクティベート設定がされている場合の動作の一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る電子機器、情報処理システムおよび情報処理方法を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
【0010】
また、コンピュータソフトウェアとは、コンピュータの動作に関するプログラム、その他コンピュータによる処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものをいう(以下、コンピュータソフトウェアは、ソフトウェアという)。アプリケーションソフトとは、ソフトウェアの分類のうち、特定の作業を行うために使用されるソフトウェアの総称である。一方、オペレーティングシステム(OS)とは、コンピュータを制御し、アプリケーションソフト等がコンピュータ資源を利用可能にするためのソフトウェアのことである。オペレーティングシステムは、入出力の制御、メモリやハードディスクなどのハードウェアの管理、プロセスの管理といった、コンピュータの基本的な管理・制御を行っている。アプリケーションソフトウェアは、オペレーティングシステムが提供する機能を利用して動作する。プログラムとは、コンピュータに対する指令であって、一の結果を得ることができるように組み合わせたものをいう。また、プログラムに準ずるものとは、コンピュータに対する直接の指令ではないためプログラムとは呼べないが、コンピュータの処理を規定するという点でプログラムに類似する性質を有するものをいう。例えば、データ構造(データ要素間の相互関係で表される、データの有する論理的構造)がプログラムに準ずるものに該当する。
(【0011】以降は省略されています)

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