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公開番号2024136885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023048182
出願日2023-03-24
発明の名称変速機の制御装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類F16H 61/02 20060101AFI20240927BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】アクセル開度が高開度である状態に限定されることなく、モードの切り替えに伴うショックを抑制可能な状況においてモード切替処理を実行可能とする制御装置の提供を目的とした。
【解決手段】ECUは、ベルト変速機構33を有し、スプリットモードからベルトモードへとモード切替について、トータル変速比がスプリット変速比と一致しない状態において行う非スプリット点モード切替処理を行うのに際して、アクセル開度に基づいて設定される目標入力軸回転数に応じて、入力軸回転数が目標回転数となるようにクラッチC1における伝達トルク容量の大きさを調整しつつ、クラッチC2における伝達トルク容量の大きさについて、入力トルクからクラッチC1の伝達トルク容量を差し引いた差分トルク容量に応じて調整する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
入力軸と出力軸との間の第一動力伝達経路上に介在される第一係合要素と、前記入力軸と前記出力軸との間の第二動力伝達経路に介在される第二係合要素とを備え、前記第二動力伝達経路上にベルト変速機構を有し、前記第一係合要素の解放および前記第二係合要素の係合により、前記ベルト変速機構によるプーリ比が大きいほど前記入力軸と前記出力軸との間でのトータル変速比が大きくなる第一モードとなり、前記第一係合要素の係合および前記第二係合要素の解放により、前記プーリ比が大きいほど前記トータル変速比が小さくなる第二モードとなり、前記トータル変速比が所定のスプリット変速比であるときに、前記第一係合要素および前記第二係合要素に差回転が生じないように構成された変速機を制御する制御装置であって、
前記トータル変速比の目標を目標トータル変速比として設定する目標トータル変速比設定部と、
前記目標トータル変速比設定部により設定される目標トータル変速比に基づいて、前記プーリ比を変更するプーリ比変更部と、
前記第二モードで前記目標トータル変速比設定部により設定される前記目標トータル変速比が前記スプリット変速比よりも大きいことを条件として、前記トータル変速比が前記スプリット変速比と一致しない状態において、前記第一係合要素を解放させ、前記第二係合要素を係合させることにより前記第二モードから前記第一モードへと切り替える非スプリット点モード切替処理を行う切替制御部と、
を有し、
前記非スプリット点モード切替処理に際して、前記切替制御部が、入力軸回転数の目標変化率に応じて、入力軸回転数が前記目標回転数となるように前記第一係合要素における伝達トルク容量の大きさを調整しつつ、前記第二係合要素における伝達トルク容量の大きさについて、前記変速機への入力トルクから前記第一係合要素の伝達トルク容量を差し引くことにより導出される差分トルク容量に応じて調整すること、を特徴とする制御装置。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記アクセル開度が所定の閾開度よりも高開度であることを条件として、非スプリット点モード切替処理を行い、
前記アクセル開度が前記閾開度以下の低開度であることを条件として、前記トータル変速比が前記スプリット変速比と一致する状態において、前記第一係合要素を解放させ、前記第二係合要素を係合させることにより前記第二モードから前記第一モードへと切り替えるスプリット点モード切替処理を行うこと、を特徴とする請求項1に記載の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、変速機の制御装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
自動車などの車両に搭載される変速機として、動力を無段階に変速するベルト変速機構を備え、入力軸と出力軸との間で動力を2つの経路で分割して伝達可能な動力分割式無段変速機が提案されている。
【0003】
下記特許文献1に開示されている変速機の制御装置は、上述した動力分割式無段変速機において、第二モードであるスプリットモードから第一モードであるベルトモードに遷移するダウンシフトにおける変速ショックの発生を抑制すべく提供されたものである。特許文献1の制御装置は、スプリットモードにおいてトータル変速比の目標が一定値よりも大きい値に設定された場合に、スプリットモードからベルトモードへの切り替え、つまり第一クラッチと第二クラッチとの係合の切り替えを行う。この場合に、特許文献1の制御装置は、キックダウン要求発生時のプーリ比のアップシフト方向への時間変化率が所定の変速閾値以上である場合に、プーリ比がスプリット点に一致しない状態でのクラッチツークラッチ制御の実施を禁止する制御を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-118278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、本発明者らは、上記特許文献1に開示されているような動力分割式の無段変速機において、スプリットモードからベルトモードに切り替えるモード切替を行う場合における第一係合要素、及び第二係合要素に係る制御について検討した。その結果、動力分割式の無段変速機において、アクセル開度が低開度から中開度である状態でスプリットモードからベルトモードに切り替えるモード切替を行う場合については、図6(a)に示すように、第一係合要素及び第二係合要素に差回転が生じない状態までプーリ比を到達させた後に、スプリットモードからベルトモードに切り替えることにより、モードの切り替え時に生じるショックが小さく抑制できるとの知見が得られた。
【0006】
一方で、アクセル開度が高開度である状態でモード切替を行う場合についは、図6(b)に示すようにトータル変速比をスプリット点(スプリット変速比)まで低下させることなく、トータル変速比がスプリット点と一致しない状態において、モード切替を行う場合には、図10に示すようにして第一係合要素(クラッチC1)及び第二係合要素(クラッチC2)の伝達トルク容量(クラッチトルク)を変動させる方法が考えられる。具体的には、トータル変速比がスプリット点と一致しない状態においてモード切替を行う場合には、アクセル開度に基づいて設定される目標入力軸回転数に応じて、入力軸回転数が前記目標回転数となるように第一係合要素(クラッチC1)における伝達トルク容量(クラッチトルク)の大きさを調整しつつ、第二係合要素(クラッチC2)における伝達トルク容量(クラッチトルク)を、変速機への入力トルク(=タービントルク)に合致するように調整する方法が考えられる。しかしながら、アクセル開度が高開度である状態でモード切替を行う場合に、前述のような方法によって第一係合要素、及び第二係合要素に係る制御を行うと、第一係合要素の伝達トルク容量(クラッチトルク)及び第二係合要素の伝達トルク容量(クラッチトルク)の和が、変速機への入力トルクよりも大きくなる。これにより、入力回転がマイナス方向に強く引き込まれ、大きな係合ショックが発生する懸念があるとの知見が得られた。
【0007】
そこで本発明は、トータル変速比がスプリット点と一致しない状態において、モード切替を行う場合であっても、大きな係合ショックが発生することなくモード切替を行うことを可能とする制御装置の提供を目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)上述した課題を解決すべく提供される本発明の制御装置は、入力軸と出力軸との間の第一動力伝達経路上に介在される第一係合要素と、前記入力軸と前記出力軸との間の第二動力伝達経路に介在される第二係合要素とを備え、前記第二動力伝達経路上にベルト変速機構を有し、前記第一係合要素の解放および前記第二係合要素の係合により、前記ベルト変速機構によるプーリ比が大きいほど前記入力軸と前記出力軸との間でのトータル変速比が大きくなる第一モードとなり、前記第一係合要素の係合および前記第二係合要素の解放により、前記プーリ比が大きいほど前記トータル変速比が小さくなる第二モードとなり、前記プーリ比が所定のスプリット変速比であるときに、前記第一係合要素および前記第二係合要素に差回転が生じないように構成された変速機を制御するものであって、前記トータル変速比の目標を目標トータル変速比として設定する目標トータル変速比設定部と、前記目標トータル変速比設定部により設定される目標トータル変速比に基づいて、前記プーリ比を変更するプーリ比変更部と、前記第二モードで前記目標トータル変速比設定部により設定される前記目標トータル変速比が前記スプリット変速比よりも大きいことを条件として、前記トータル変速比が前記スプリット変速比と一致しない状態において、前記第一係合要素を解放させ、前記第二係合要素を係合させることにより前記第二モードから前記第一モードへと切り替える非スプリット点モード切替処理を行う切替制御部と、を有し、前記非スプリット点モード切替処理に際して、前記切替制御部が、入力軸回転数の目標変化率に応じて、入力軸回転数が前記目標回転数となるように前記第一係合要素における伝達トルク容量の大きさを調整しつつ、前記第二係合要素における伝達トルク容量の大きさについて、前記変速機への入力トルクから前記第一係合要素の伝達トルク容量を差し引くことにより導出される差分トルク容量に応じて調整すること、を特徴とするものである。
【0009】
本発明の制御装置は、上記(1)のように、非スプリット点モード切替処理に際して、アクセル開度に基づいて設定される目標入力軸回転数に応じて、入力軸回転数の目標変化率となるように第一係合要素における伝達トルク容量の大きさを調整しつつ、第二係合要素における伝達トルク容量の大きさについては、変速機への入力トルクから第一係合要素の伝達トルク容量を差し引くことにより導出される差分トルク容量に応じて調整するものとされている。そのため、本発明の制御装置により非スプリット点モード切替処理を行えば、入力回転がマイナス方向に強く引き込まれるのを抑制し、係合ショックの発生を最小限に抑制できる。従って、本発明の制御装置は、トータル変速比がスプリット点と一致しない状態において、モード切替を行う場合であっても、大きな係合ショックが発生することなくモード切替を行えるようにすることができる。
【0010】
(2)本発明の制御装置は、前記アクセル開度が所定の閾開度よりも高開度であることを条件として、非スプリット点モード切替処理を行い、前記アクセル開度が前記閾開度以下の低開度であることを条件として、前記トータル変速比が前記スプリット変速比と一致する状態において、前記第一係合要素を解放させ、前記第二係合要素を係合させることにより前記第二モードから前記第一モードへと切り替えるスプリット点モード切替処理を行うものであると良い。
(【0011】以降は省略されています)

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