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公開番号2024134773
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023045127
出願日2023-03-22
発明の名称異常温度検出装置
出願人能美防災株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20240927BHJP(信号)
要約【課題】測定対象の温度が火災に至る前の異常温度まで上昇した状態を迅速に検出することができる「インシデントセンサ」としての機能を備えるとともに、自動火災報知設備に対して容易に組み込むことができる異常温度検出装置を得る
【解決手段】異常温度を検出するための測定対象の温度測定値をアナログ信号として出力する温度測定部と、測定対象の温度が火災に至る前の異常温度まで上昇したことを検出するためにあらかじめ設定された温度閾値と、温度測定部から出力された温度測定値とを比較し、温度測定値が温度閾値に到達した際に閉状態となる接点信号を警報信号として出力するコントローラとを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
異常温度を検出するための測定対象の温度測定値をアナログ信号として出力する温度測定部と、
前記測定対象の温度が火災に至る前の異常温度まで上昇したことを検出するためにあらかじめ設定された温度閾値と、前記温度測定部から出力された前記温度測定値とを比較し、前記温度測定値が前記温度閾値に到達した際に閉状態となる接点信号を警報信号として出力するコントローラと
を備える異常温度検出装置。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記コントローラは、前記測定対象に応じて前記温度閾値を設定変更できる設定入力部を有している
請求項1に記載の異常温度検出装置。
【請求項3】
前記温度測定部は、前記測定対象に対して着脱可能であり、前記測定対象に取り付けられることで、前記測定対象に接触した状態で測定した前記温度測定値を前記アナログ信号として出力する
請求項1または2に記載の異常温度検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、測定対象の温度が火災に至る前の異常温度まで上昇した状態を検出することに適した異常温度検出装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ある損保会社のプレスリリースでは、保険会社において、火災に関する支払保険金が増加傾向にあることが報告されている(例えば、非特許文献1参照)。非特許文献1では、支払保険金の内訳を調査した結果、電気系統が、要因の割合としては約3割であるのに対して、支払保険金の割合としては5割を超えていることが示されている。
【0003】
さらに、非特許文献1では、電気系統の事故の7割強は、サーモグラフィで発見可能な事故に分類されることが報告されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
AIG損保 プレスリリース 「企業向け火災保険の顧客企業向けに、業界初、赤外線サーモグラフィによる電気系統の危険診断調査サービスを開始」(URL:https://www.aig.co.jp/sonpo/company/press/2022/20220930-01)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的な自動火災報知設備では、火災監視エリアに火災感知器を設置し、熱、煙などが発生した状態を検知することで、火災が発生した状態を判定している。しかしながら、非特許文献1による報告内容を参照すると、測定対象の温度が火災に至る前の異常温度まで上昇した状態を迅速に検出することができる「インシデントセンサ」としての機能を設けることも重要である。
【0006】
自動火災報知設備に対して、このような「インシデントセンサ」の機能を付加するためには、異常温度になった状態を接点信号として出力し、自動火災報知設備に含まれる火災受信機に移報信号として読み込ませる構成とする必要がある。
【0007】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、測定対象の温度が火災に至る前の異常温度まで上昇した状態を迅速に検出することができる「インシデントセンサ」としての機能を備えるとともに、自動火災報知設備に対して容易に組み込むことができる異常温度検出装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る異常温度検出装置は、異常温度を検出するための測定対象の温度測定値をアナログ信号として出力する温度測定部と、測定対象の温度が火災に至る前の異常温度まで上昇したことを検出するためにあらかじめ設定された温度閾値と、温度測定部から出力された温度測定値とを比較し、温度測定値が温度閾値に到達した際に閉状態となる接点信号を警報信号として出力するコントローラとを備えるものである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、測定対象の温度が火災に至る前の異常温度まで上昇した状態を迅速に検出することができる「インシデントセンサ」としての機能を備えるとともに、自動火災報知設備に対して容易に組み込むことができる異常温度検出装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施の形態1に係る異常温度検出装置の全体構成図である。
本開示の実施の形態1に係る異常温度検出装置を組み込んだ自動火災報知設備の全体構成図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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