TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024134470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044787
出願日2023-03-20
発明の名称主装置、プログラム、および発信制御方法
出願人株式会社ナカヨ
代理人個人
主分類H04M 3/42 20060101AFI20240926BHJP(電気通信技術)
要約【課題】適切な発信モードを自動的に選択して発信することが可能なクリックコールの発信制御技術を提供する。
【解決手段】主装置1は、データ通信網7を介して発信先の指定を伴う発信要求を受信した場合に、この発信要求の送信元(電話端末2と連携するデータ通信端末3、あるいは携帯端末4)の属性情報(端末ID、搭載OS、発信要求操作に用いたWebブラウザ、および通信アプリケーションプログラムに関する情報の少なくとも1つ)を取得する。そして、取得した属性情報に基づいて発信先への発信モードを決定する。例えば、発信要求の送信元がリレー発信可能な場合には、発信モードをリレー発信モードに決定し、そうでない場合には、発信モードをV字発信モードに決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
V字発信機能およびリレー発信機能を有する主装置であって、
発信先の指定を伴う発信要求を通信端末から受信した場合に、前記通信端末の属性情報を取得する属性情報取得手段と、
前記属性情報取得手段により取得された前記通信端末の属性情報に基づいて、発信モードとして、前記V字発信機能を用いて発信するV字発信モードおよび前記リレー発信機能を用いて発信するリレー発信モードのいずれかを決定する発信モード決定手段と、
前記発信モード決定手段により決定された発信モードにより、前記発信要求により指定された前記発信先に対して発信する発信処理手段と、を有する
ことを特徴とする主装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の主装置であって、
前記属性情報取得手段は、
前記通信端末の属性情報として、前記通信端末の識別情報、前記通信端末の搭載オペレーションシステムに関する情報、前記通信端末のWebブラウザに関する情報、および前記通信端末の通信アプリケーケーションプログラムに関する情報の少なくとも1つを取得し、
前記発信モード決定手段は、
前記通信端末の識別情報が携帯番号である場合、前記通信端末の搭載オペレーションシステムが携帯端末用である場合、前記通信端末のWebブラウザが携帯端末用である場合、および、前記通信端末の通信アプリケーケーションプログラムが携帯端末用である場合の少なくとも1つに該当するならば、前記発信モードを前記リレー発信モードに決定し、いずれにも該当しないならば、前記発信モードを前記V字発信モードに決定する
ことを特徴とする主装置。
【請求項3】
請求項2に記載の主装置であって、
前記発信モード決定手段は、
前記通信端末に前記V字発信モードを採用すべき旨の設定が予めなされている場合は、前記通信端末の識別情報が携帯番号である場合、前記通信端末の搭載オペレーションシステムが携帯端末用である場合、前記通信端末のWebブラウザが携帯端末用である場合、および、前記通信端末の通信アプリケーケーションプログラムが携帯端末用である場合の少なくとも1つに該当するか否かにかかわらず、前記発信モードを前記V字発信モードに決定する
ことを特徴とする主装置。
【請求項4】
V字発信機能およびリレー発信機能を有する主装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
発信先の指定を伴う発信要求を通信端末から受信した場合に、前記通信端末の属性情報を取得する属性情報取得手段、
前記属性情報取得手段により取得された前記通信端末の属性情報に基づいて、発信モードとして、前記V字発信機能を用いて発信するV字発信モードおよび前記リレー発信機能を用いて発信するリレー発信モードのいずれかを決定する発信モード決定手段、および
前記発信モード決定手段により決定された発信モードにより、前記発信要求により指定された前記発信先に対して発信する発信処理手段として、前記コンピュータを機能させる
ことを特徴とするプログラム。
【請求項5】
V字発信機能およびリレー発信機能を有する主装置の発信制御方法であって、
発信先の指定を伴う発信要求を通信端末から受信した場合に、
前記通信端末の属性情報を取得し、
前記取得した前記通信端末の属性情報に基づいて、発信モードとして、前記V字発信機能を用いて発信するV字発信モードおよび前記リレー発信機能を用いて発信するリレー発信モードのいずれかを決定し、
前記決定した発信モードにより、前記発信要求により指定された前記発信先に対して発信する
ことを特徴とする発信制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主装置に関し、特に、クリックコールの発信制御技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
CTI(Computer Telephony Integration)システムでは、発信にクリックコールが用いられている。クリックコールには、V字発信モード(Click To Callback)およびリレー発信モード(Click To Call)がある。V字発信モードでは、データ通信網を介して発信先の指定を含む発信要求を受信した主装置が、この発信要求の要求元に紐付けられた電話端末(要求元自身がこの電話端末であってもよい)に電話網を介して発信し、電話網を介してこの電話端末から応答があったならば、この発信要求で指定されている発信先の電話端末に電話網を介して発信する。リレー発信モードでは、データ通信網を介して発信先の指定を含む発信要求を受信した主装置が、続けてこの発信要求の要求元から電話網を介して着信したならば、この発信要求で指定されている発信先の電話端末に電話網を介して発信する。
【0003】
特許文献1には、携帯電話機、PDA(Personal Data Assistance)、PC(Personal Computer)、タブレットPC等の通信端末に表示される発信操作画面において、発信先を選択し、さらに、選択した発信先に対して、V字発信モードで発信するか、それともリレー発信モードで発信するかを指定することができるCTIシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-167833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
V字発信モードは、固定電話機、携帯電話機、スマートホン等、様々な電話端末を発信元として利用することができる。しかし、主装置が発信元に発信することにより、発信元と主装置との間に通話路が確立されるため、主装置と発信元との通話に外線電話網を利用している場合、主装置側に通話料金が発生する。
【0006】
一方、リレー発信モードは、発信元から主装置に着信することにより、発信元と主装置との間に通話路が確立されるため、主装置と発信元との通話に外線電話網を利用している場合でも、主装置側には通話料金が発生せず、発信元側に通話料金が発生する。したがって、主装置側の通話コストを削減できる。加えて、発信元が外線電話網の定額料金サービスを利用できる場合には、主装置側および発信元側のトータルコストを削減できる。しかし、発信元が、携帯電話機、スマートホン等の、データ通信が可能なものに限定される。このため、リレー発信モードを利用できない電話端末も存在する。
【0007】
特許文献1に記載の技術では、V字発信モードで発信するか、それともリレー発信モードで発信するかを、通信端末に表示される発信操作画面を介してユーザに指定させる。このため、ユーザは、主装置側の通話コスト削減の観点からリレー発信モードを指定すべきところ、誤ってV字発信モードを指定したり、あるいは、リレー発信モードを利用できない通信端末であるにもかかわらず、リレー発信モードを指定したりするなど、適切な発信モードを指定できない可能性がある。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、適切な発信モードを自動的に選択して発信することが可能なクリックコールの発信制御技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明において、主装置は、発信先の指定を伴う発信要求を通信端末から受信した場合に、この通信端末の属性情報(端末ID、搭載OS(Operating System)、発信要求操作に用いたWebブラウザ、および通信アプリケーションプログラムに関する情報の少なくとも1つ)を取得する。そして、取得した属性情報に基づいて、発信先への発信モードを決定する。例えば、発信要求元の通信端末がリレー発信可能な場合には、発信モードをリレー発信モードに決定し、そうでない場合には、発信モードをV字発信モードに決定する。なお、発信要求の送信元の通信端末がリレー発信可能な場合でも、その通信端末にV字発信モードを採用すべき旨の設定が予めなされている場合は、発信モードをV字発信モードに決定してもよい。
【0010】
例えば、本発明は、
V字発信機能およびリレー発信機能を有する主装置であって、
発信先の指定を伴う発信要求を通信端末から受信した場合に、前記通信端末の属性情報を取得する属性情報取得手段と、
前記属性情報取得手段により取得された前記通信端末の属性情報に基づいて、発信モードとして、前記V字発信機能を用いて発信するV字発信モードおよび前記リレー発信機能を用いて発信するリレー発信モードのいずれかを決定する発信モード決定手段と、
前記発信モード決定手段により決定された発信モードにより、前記発信要求により指定された前記発信先に対して発信する発信処理手段と、を有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
挿耳装置
1か月前
個人
仮想アース
1か月前
個人
車両の制御装置
2か月前
個人
環境音制御方法
23日前
日本無線株式会社
秘匿通信
23日前
日本精機株式会社
表示装置
23日前
個人
押しボタン式側圧調整器
1か月前
個人
投げ銭管理システム
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
15日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
太陽誘電株式会社
超音波装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
17LIVE株式会社
サーバ
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
9日前
個人
平面映像の回転による立体映像
2か月前
キヤノン電子株式会社
シート搬送装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像読取装置
2か月前
株式会社ベアリッジ
携帯無線機
9日前
ブラザー工業株式会社
読取装置
1か月前
キヤノン株式会社
無線通信装置
1か月前
個人
テレビ画面の立体画像の表示方法
23日前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
2か月前
株式会社クボタ
作業車両
1か月前
ブラザー工業株式会社
利用管理システム
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
日本セラミック株式会社
超音波送受信器
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
2日前
株式会社ACSL
確認方法
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成システム
2日前
株式会社ミチヒロ
SoTモジュール
23日前
株式会社小糸製作所
音発生ユニット
2か月前
スズキ株式会社
車両用撮影システム
1か月前
リオン株式会社
マイクロホン
1か月前
続きを見る