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公開番号2024131962
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042559
出願日2023-03-17
発明の名称泡ヘッド
出願人能美防災株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A62C 31/12 20060101AFI20240920BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】発泡倍率を変更することができる泡ヘッドを得る。
【解決手段】空気吸引孔を有し、一次側から供給される水と泡消火薬剤を一定比率で混合した泡水溶液と、空気吸引孔を介して吸い込んだ空気とを混合する本体部と、本体部で混合された泡水溶液と空気を通過させる金網部とを備え、金網部を通過することで放射された泡により消火を行う泡ヘッドであって、金網部は、泡を通過させる方向において、第1の金網部と第2の金網部とが積層された二層構造を有しており、第1の金網部と第2の金網部との積層面における相対位置を変更可能な金網移動機構を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
空気吸引孔を有し、一次側から供給される水と泡消火薬剤を一定比率で混合した泡水溶液と、前記空気吸引孔を介して吸い込んだ空気とを混合する本体部と、
前記本体部で混合された前記泡水溶液と前記空気を通過させる金網部と
を備え、前記金網部を通過することで放射された泡により消火を行う泡ヘッドであって、
前記金網部は、
前記泡を通過させる方向において、第1の金網部と第2の金網部とが積層された二層構造を有しており、
前記第1の金網部と前記第2の金網部との積層面における相対位置を変更可能な金網移動機構を有する
泡ヘッド。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記第1の金網部の網目形状と、前記第2の金網部の網目形状とは、同一形状である
請求項1に記載の泡ヘッド。
【請求項3】
前記第1の金網部の網目形状と、前記第2の金網部の網目形状とは、異なる形状である
請求項1に記載の泡ヘッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、泡を放射して消火を行う泡ヘッドに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
泡ヘッド、泡ノズルなどから空気泡を放射し、燃焼表面を泡で被覆することにより窒息作用と、泡に含まれる水分による冷却作用により火災を消火する種々の泡消火設備がある(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
非特許文献1に開示された種々の泡消火設備は、放射した泡により防火対象物を被覆することで、以下のような効果を発揮する。
・燃焼面の被覆による窒息効果
・可燃性蒸気の蒸発抑制効果
・燃料表面と炎との遮断効果
・焼物自体と防火対象物の冷却効果
【0004】
泡消火設備を用いるに当たっては、防火対象物の特性に応じて、適切な発泡器、泡消火薬剤の種類、混合比率、発泡倍率、発泡器などを選定することとなる。ここで、発泡倍率とは、泡水溶液と、生成された泡との体積比を意味しており、大別すると、以下のような発泡倍率がある。
・低発泡(倍率20以下)
・中発泡(倍率20を越え80未満)
・高発泡(倍率80以上1000未満)
【0005】
低発泡の泡は、流動性に優れ、主として可燃性液体の流出火災やタンク火災に用いられる。一方、中発泡および高発泡の泡は、防火対象の表面を一気に被覆したり、防火対象の空間を埋め尽くしたりして、火災を抑制するために用いられる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
能美防災 ホームページ 、泡系消火設備(https://www.nohmi.co.jp/product/fef/006.html )
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
泡ヘッドは、一次側から供給される水と泡消火薬剤を一定比率で混合した泡水溶液と空気を混合する本体部と、本体部で混合された泡水溶液と空気を通過させて、発泡させるための金網を有している。
【0008】
通常、泡消火設備の発泡倍率は、防火対象物の特性に応じて選定され、泡消火薬剤の種類、混合比率などを考慮して設計される値である。従来、これらの条件に応じて泡ヘッドも選定されており、防火対象物や泡消火薬剤等が変わった場合には、泡ヘッドを交換する必要があった。ここで、泡ヘッド側で発泡倍率を変更することができれば、防火対象物に応じて、あるいは使用する泡消火薬剤が変更になった場合などにも、泡ヘッドを交換せずに対応できる。
【0009】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、発泡倍率を変更することができる泡ヘッドを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に係る泡ヘッドは、空気吸引孔を有し、一次側から供給される水と泡消火薬剤を一定比率で混合した泡水溶液と、空気吸引孔を介して吸い込んだ空気とを混合する本体部と、本体部で混合された泡水溶液と空気を通過させる金網部とを備え、金網部を通過することで放射された泡により消火を行う泡ヘッドであって、金網部は、泡を通過させる方向において、第1の金網部と第2の金網部とが積層された二層構造を有しており、第1の金網部と第2の金網部との積層面における相対位置を変更可能な金網移動機構を有するものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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