TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025034391
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140742
出願日2023-08-31
発明の名称光電式分離型感知器試験装置
出願人能美防災株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G08B 17/103 20060101AFI20250306BHJP(信号)
要約【課題】種々の設置環境において、高所に設置された光電式分離型感知器の作動試験を容易に実施することができる光電式分離型感知器試験装置を得る。
【解決手段】送光部と受光部を有す光電式分離型感知器の作動試験に使用される光電式分離型感知器試験装置であって、試験員による操作入力に基づいて生成される飛行制御指令を送信するリモートコントローラと、飛行制御指令に基づいて飛行可能な飛行ロボットと、飛行ロボットに搭載され、送光部から投光された光信号が受光部で受光される経路上に挿入されることで、受光部における受光量を減光させるフィルタ部とを備え、フィルタ部は、異なる減光特性を有する減光フィルタに交換可能であり、リモートコントローラは、飛行制御指令を出力して飛行ロボットに搭載されたフィルタ部を経路上に挿入させることで、作動試験を遠隔制御により実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
送光部と受光部を有す光電式分離型感知器の作動試験に使用される光電式分離型感知器試験装置であって、
試験員による操作入力に基づいて生成される飛行制御指令を送信するリモートコントローラと、
前記飛行制御指令に基づいて飛行可能な飛行ロボットと、
前記飛行ロボットに搭載され、前記送光部から投光された光信号が前記受光部で受光される経路上に挿入されることで、受光部における受光量を減光させるフィルタ部と
を備え、
前記フィルタ部は、異なる減光特性を有する減光フィルタに交換可能であり、
前記リモートコントローラは、前記飛行制御指令を出力して前記飛行ロボットに搭載された前記フィルタ部を前記経路上に挿入させることで、前記作動試験を遠隔制御により実行する
光電式分離型感知器試験装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記フィルタ部は、前記受光部による受光量があらかじめ規定された設定感度に相当する減光率よりも大きい減光率を有する第1減光フィルタと、前記設定感度に相当する減光率よりも小さい減光率を有する第2減光フィルタとの間で交換可能であり、
前記リモートコントローラは、前記作動試験として、前記第1減光フィルタが装着された状態の前記フィルタ部を用いた作動試験と、前記第2減光フィルタが装着された状態の前記フィルタ部を用いた不作動試験とを遠隔制御により実行することで、前記光電式分離型感知器の前記設定感度が正常であるか否かの確認を可能とする
請求項1に記載の光電式分離型感知器試験装置。
【請求項3】
前記フィルタ部は、作動試験対象である光電式分離型感知器の前記受光部のサイズよりも大きい形状を有し、
前記リモートコントローラは、前記飛行制御指令を出力して前記飛行ロボットに搭載された前記形状を有する前記フィルタ部が、前記受光部の前方において前記経路上を遮るように前記飛行ロボットを飛行させることで、前記フィルタ部を前記経路上に挿入させ、前記作動試験を遠隔制御により実行する
請求項1または2に記載の光電式分離型感知器試験装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、飛行ロボットを利用して光電式分離型感知器の作動試験を行う光電式分離型感知器試験装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
火災を検出し、報知するための防災機器として、光電式分離型感知器がある。光電式分離型感知器は、送光部と受光部とを分離配置し、発光ダイオード等の発光素子を備えた送光部から投光された光信号を、フォトダイオード等の受光素子を備えた受光部で検出し、受光量の変化に基づいて、火災であるか否かの判断を行っている。
【0003】
光電式分離型感知器に関しては、法令で定められた消防検査および保守点検の際に作動試験を行う必要がある。このような作動試験を行う際には、送光部と受光部との間の光信号の経路上に減光フィルタを挿入し、検出感度が正常であるか否かの確認が行われる(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
能美防災株式会社 ホームページ、光電式分離型減光フィルター収納箱 試験器(URL: https://www.nohmi.co.jp/shoninzu/015/015-0007.html)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
光電式分離型感知器では、送光部と受光部との間の距離に相当する監視距離が、最大で100m程度となり、大空間に設置される場合もあり、施設内の高所に送光部と受光部が設置されることがある。
【0006】
従って、設置環境によっては、作動試験時において減光フィルタを挿入することが困難な場合も考えられる。作動試験のために足場等を仮設置することも考えられるが、手間がかかっていた。
【0007】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、種々の設置環境において、高所に設置された光電式分離型感知器の作動試験を容易に実施することができる光電式分離型感知器試験装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る光電式分離型感知器試験装置は、送光部と受光部を有す光電式分離型感知器の作動試験に使用される光電式分離型感知器試験装置であって、試験員による操作入力に基づいて生成される飛行制御指令を送信するリモートコントローラと、飛行制御指令に基づいて飛行可能な飛行ロボットと、飛行ロボットに搭載され、送光部から投光された光信号が受光部で受光される経路上に挿入されることで、受光部における受光量を減光させるフィルタ部とを備え、フィルタ部は、異なる減光特性を有する減光フィルタに交換可能であり、リモートコントローラは、飛行制御指令を出力して飛行ロボットに搭載されたフィルタ部を経路上に挿入させることで、作動試験を遠隔制御により実行するものである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、種々の設置環境において、高所に設置された光電式分離型感知器の作動試験を容易に実施することができる光電式分離型感知器試験装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施の形態1に係る光電式分離型感知器試験装置の機能ブロック図である。
本開示の実施の形態1に係る光電式分離型感知器試験装置による試験対象である光電式分離型感知器を示す構成図である。
本開示の実施の形態1において、試験対象である光電式分離型感知器の作動試験を実施する際の説明図である。
本開示の実施の形態1に係る光電式分離型感知器試験装置で実施する各種感知器の設定感度をまとめた説明図である。
本開示の実施の形態1に係る光電式分離型感知器試験装置の構成例を示した説明図である。
本開示の実施の形態1に係る光電式分離型感知器試験装置を用いて、高所に設置された光電式分離型感知器の作動試験を行う方法に関する説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

能美防災株式会社
中継器
1か月前
能美防災株式会社
加煙試験器
1日前
能美防災株式会社
炎感知器試験装置
1日前
能美防災株式会社
点検支援システム
1か月前
能美防災株式会社
上空移動体及び防災システム
2日前
能美防災株式会社
自動弁装置及び防災システム
7日前
能美防災株式会社
炎感知器および火災報知設備
7日前
能美防災株式会社
光電式分離型感知器試験装置
1日前
能美防災株式会社
飛行体搭載用ユニットおよび飛行体
7日前
能美防災株式会社
埋込型感知器ベースおよび火災感知器
7日前
能美防災株式会社
火災感知器及び感知器搭載用ユニット
21日前
能美防災株式会社
受信機
21日前
能美防災株式会社
火災検知器
1か月前
能美防災株式会社
警報システム
3日前
能美防災株式会社
防災支援システム
1か月前
能美防災株式会社
消火栓装置、消火器箱
28日前
能美防災株式会社
実装基板ユニットの製造方法、実装基板ユニット、及び、キャリアテープ
1か月前
能美防災株式会社
消火設備の放水方法、消火設備
1か月前
能美防災株式会社
現地操作ユニット及び消火システム
今日
能美防災株式会社
炎検知器の劣化度判定装置、プログラム、及び炎検知システム
1か月前
個人
自動運転車
2か月前
個人
黄色点滅式信号機
11日前
個人
空飛ぶ自動車の空路
7日前
個人
迷子支援システム
1か月前
個人
万引き防止システム
28日前
株式会社ニカデン
検出装置
1か月前
株式会社サンライン
発炎筒携行容器
2か月前
ABT合同会社
詐欺防止装置
28日前
株式会社国際電気
防災システム
1か月前
ニッタン株式会社
発信機
1か月前
ニッタン株式会社
発信機
1か月前
株式会社あおい興産
避難誘導灯
1か月前
株式会社島津製作所
警報装置
今日
日本信号株式会社
運行管理システム
21日前
京セラ株式会社
制御装置
1か月前
ホーチキ株式会社
防災システム
28日前
続きを見る