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公開番号2025029785
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023134609
出願日2023-08-22
発明の名称埋込型感知器ベースおよび火災感知器
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類G08B 17/00 20060101AFI20250228BHJP(信号)
要約【課題】無線式の火災感知器を埋込型の感知器ベースに設置して火災感知器を形成すると、アンテナは回路基板の近くに配置されて、アンテナが天井下面よりも上側に位置することになる。このような位置のアンテナは、天井等が障害となって無線送信機能が十分に発揮されない。
【解決手段】本発明の一実施形態の埋込型感知器ベースは、アンテナが設置されたフランジと、前記アンテナを火災感知器に接続する接続端子と、を備え、火災感知器からの信号を前記アンテナから無線送信することを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
アンテナが設置されたフランジと、
前記アンテナを火災感知器に接続する接続端子と、を備え、
火災感知器からの信号を前記アンテナから無線送信することを特徴とする
埋込型感知器ベース。
続きを表示（約 270 文字）【請求項２】
前記接続端子は、火災感知器を取り付ける取付金具であることを特徴とする
請求項１に記載された埋込型感知器ベース。
【請求項３】
前記アンテナは、前記フランジの円周に沿って設けられることを特徴とする請求項１又は２に記載された埋込型感知器ベース。
【請求項４】
火災感知部と、
制御部と、
バッテリーと、
無線送信部と、
埋込型感知器ベースへの取付金具を備え、
前記無線送信部に接続する無線用導線を、前記取付金具に接続することを特徴とする火災感知器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、火災感知器を設置する埋込型感知器ベースおよび火災感知器に関するものである。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
火災感知器は、特許文献１のように、天井の下に固定された感知器ベース（ベース部）のさらに下に火災感知器を取り付けることにより設置することができる。このような構造の火災感知器は、天井の下に突出した部分が大きくなる。そのため、特許文献２のように、埋込型の感知器ベースを用いて、検知回路以外を天井下面より上側に設置して、突出部を小さくすることができる。
【０００３】
一方、無線により火災情報等を送信する無線式の火災感知器が知られている（特許文献３参照）。無線式の火災感知器は内部に無線送信部とアンテナを備えており、火災検出時に火災信号を無線送信する。そして、無線の火災信号を受けた他の無線式火災感知器や火災受信機は、火災警報を発する。また、煙濃度信号等の火災関連情報を無線送信して、火災受信機等で火災判断を行うこともできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７－１１１６１８号公報
特開２００１－２８３３４４号公報
特開２０１１－２４８５４５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
無線式の火災感知器を埋込型の感知器ベースに設置して火災感知器を形成すると、アンテナは回路基板の近くに配置されて、アンテナが天井下面よりも上側に位置することになる。このような位置のアンテナは、天井等が障害となって無線送信機能が十分に発揮されない。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一実施形態の埋込型感知器ベースは、アンテナが設置されたフランジと、前記アンテナを火災感知器に接続する接続端子と、を備え、火災感知器からの信号を前記アンテナから無線送信することを特徴とする。
【０００７】
また、本発明の一実施形態の火災感知器は、火災感知部と、制御部と、バッテリーと、無線送信部と、埋込型感知器ベースへの取付金具を備え、前記無線送信部に接続する無線用導線を、前記取付金具に接続することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明により、無線式の火災感知器において、アンテナを火災感知器の外側に設けることができるため、無線送信の性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施形態の埋込型感知器ベースの断面図。
実施形態の埋込型感知器ベースの下面図。
実施形態の火災感知器を取り付けた埋込型感知器ベースの断面図。
従来例の火災感知器を取り付けた埋込型感知器ベースの断面図。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下の説明においては、火災感知器を天井に設置した際の方向で上下方向を説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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