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公開番号
2025032547
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023137869
出願日
2023-08-28
発明の名称
上空移動体及び防災システム
出願人
能美防災株式会社
代理人
弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類
G08B
15/00 20060101AFI20250305BHJP(信号)
要約
【課題】監視対象である構造物への放火を抑制できる上空移動体及び防災システムを得る。
【解決手段】監視対象である構造物の近辺の運行経路に従った運行制御をする運行制御部と、運行経路に含まれる監視ポイントに到達すると、監視ポイントに対応して予め定められた、音声出力、光出力、及び動作出力のうちの少なくともいずれかを含む監視動作を実行する監視制御部とを備えた上空移動体。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
監視対象である構造物の近辺の運行経路に従った運行制御をする運行制御部と、
前記運行経路に含まれる監視ポイントに到達すると、前記監視ポイントに対応して予め定められた、音声出力、光出力、及び動作出力のうちの少なくともいずれかを含む監視動作を実行する監視制御部とを備えた
上空移動体。
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【請求項2】
一つの前記監視対象に対して、複数の前記運行経路を有し、
前記運行制御部は、前記複数の運行経路の中から、運行タイミングに応じて又はランダムにいずれかを選択し、選択した前記運行経路にしたがって運行制御をする
請求項1に記載の上空移動体。
【請求項3】
前記音声出力は、人の声又は足音の出力を含み、
前記光出力は、光の照射方向を上下移動、水平移動、旋回、又はこれらの組み合わせとする光の出力を含み、
前記動作出力は、当該上空移動体の上下移動、水平移動、旋回、又はこれらの組み合わせの動作を含む
請求項1又は請求項2に記載の上空移動体。
【請求項4】
カメラと、
人を検出する人検出部と、
前記人検出部によって人が検出されると、前記カメラによって撮影された撮影画像に基づいて、検出された人の行動を検出する行動検出部とを備え、
前記監視制御部は、前記検出された人の行動が予め定められた条件を満たす場合に、人に対する警告を行う警告動作を実行する
請求項1又は請求項2に記載の上空移動体。
【請求項5】
炎センサと、
前記炎センサが火災を検出すると、火災を検出した場所の周辺を撮影するカメラとを備えた
請求項1又は請求項2に記載の上空移動体。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の上空移動体と、前記上空移動体と通信接続された防災設備とを備えた防災システムであって、
前記上空移動体は、
炎センサと、
前記防災設備と通信する通信部とを備え、
前記通信部は、前記炎センサが火災を検出すると、前記防災設備に対して連携信号を送信し、
前記防災設備は、前記連携信号を受信すると、消火又は通報に関わる連携動作を実行する
防災システム。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載の上空移動体と、前記上空移動体と通信接続された管理者端末とを備えた防災システムであって、
前記上空移動体は、
カメラと、
前記管理者端末と通信する通信部と、
スピーカとを備え、
前記通信部は、前記カメラが撮影した撮影画像を前記管理者端末に送信し、
前記管理者端末は、前記撮影画像を表示するとともに、警告音声の入力を受け付け、
前記上空移動体は、前記管理者端末で入力された前記警告音声を、前記スピーカから出力する
防災システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、上空移動体及び上空移動体を備えた防災システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、火災時に避難者に対する防火を行う装置として、遠隔操作により飛行する飛行体と、前記飛行体に取り付けられ、霧雨状の水を放出する放水部とを備えた防火装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-122660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の防火装置によれば、火災時に人への防火作用は発揮されるが、当然ながら第一には火災を発生させないことが望まれる。例えばオフィスビル、商業ビル、又はマンション等の一般的な建築物には、種々の監視装置、監視システム、又は防火設備等が設置されるが、文化財又は歴史的建造物等の美観が重視される構造物には、目立つ監視装置等の設置を増やすことは困難である。その一方で、文化財又は歴史的建造物等は木造建築が多く、火災が発生した場合の被害も大きくなりがちであるため、防火の重要性は高い。さらに昨今、文化財又は歴史的建造物等に対する放火の発生が問題となっている。上述のとおり監視装置等の設置を増やすことが困難な状況下であり、放火防止のために人を夜間等に常駐させることも考えられるが、費用面で難しい場合がある。
【0005】
本発明は、上記のような事項を背景としてなされたものであり、監視対象である構造物への放火を抑制できる上空移動体及び防災システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る上空移動体は、監視対象である構造物の近辺の運行経路に従った運行制御をする運行制御部と、前記運行経路に含まれる監視ポイントに到達すると、前記監視ポイントに対応して予め定められた、音声出力、光出力、及び動作出力のうちの少なくともいずれかを含む監視動作を実行する監視制御部とを備えたものである。
【0007】
本発明に係る防災システムは、上空移動体と、前記上空移動体と通信接続された防災設備とを備えた防災システムであって、前記上空移動体は、炎センサと、前記防災設備と通信する通信部とを備え、前記通信部は、前記炎センサが火災を検出すると、前記防災設備に対して連携信号を送信し、前記防災設備は、前記連携信号を受信すると、消火又は通報に関わる連携動作を実行するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、監視対象の構造物の近辺の運行経路において、上空移動体が音声出力、光出力、及び動作出力のうちの少なくともいずれかの監視動作を行うため、侵入者を威嚇して放火を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係る上空移動体を含む防災システムの構成例を説明する図である。
実施の形態1に係る上空移動体の機能ブロック図である。
実施の形態1に係る運行経路を説明する図である。
実施の形態1に係る防災システムにおいて不審者が検出された場合の動作を説明する図である。
実施の形態1に係る防災システムにおいて火災が検出された場合の動作を説明する。
実施の形態2に係る防災システムの構成例を説明する図である。
実施の形態2に係る防災システムにおいて人が検出された場合の動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本発明は、以下の実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、図面に示す装置は、本発明の装置の一例を示すものであり、図面に示された装置によって本発明の装置が限定されるものではない。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
(【0011】以降は省略されています)
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