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公開番号2024131490
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041770
出願日2023-03-16
発明の名称車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物および車両用冷却液輸送チューブ
出願人住友理工株式会社
代理人個人
主分類C08L 23/10 20060101AFI20240920BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】高温押出可能で耐熱性および内面平滑性に優れる車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物および車両用冷却液輸送チューブを提供する。
【解決手段】下記の(A)および(B)を含有する車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物とする。車両用冷却液輸送チューブは、車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物からなる。
(A)230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートが0.2g/10分以上2.0g/10分以下であり、融点が145℃以上のポリプロピレン系樹脂
(B)融点100℃以上の老化防止剤
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下記の(A)および(B)を含有する、車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物。
(A)230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートが0.2g/10分以上2.0g/10分以下であり、融点が145℃以上のポリプロピレン系樹脂
(B)融点100℃以上の老化防止剤
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記(B)が、分子骨格中にエステル結合を有していない老化防止剤である、請求項1に記載の車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物。
【請求項3】
前記(B)の分子量が、500以上である、請求項1または請求項2に記載の車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物。
【請求項4】
前記(B)の融点が、150℃以上である、請求項1または請求項2に記載の車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物。
【請求項5】
前記(B)の含有量が、前記(A)100質量部に対し、0.05質量部以上1.0質量部以下である、請求項1または請求項2に記載の車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物。
【請求項6】
前記(B)が、フェノール系老化防止剤である、請求項1または請求項2に記載の車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物。
【請求項7】
前記(B)が、ヒンダードフェノール系老化防止剤である、請求項1または請求項2に記載の車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物。
【請求項8】
前記(A)が、プロピレン-α-オレフィンブロック共重合体である、請求項1または請求項2に記載の車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物。
【請求項9】
前記(B)が、分子骨格中にエステル結合を有していない老化防止剤であり、
前記(B)の分子量が、500以上であり、
前記(B)の融点が、150℃以上であり、
前記(B)の含有量が、前記(A)100質量部に対し、0.05質量部以上1.0質量部以下であり、
前記(B)が、ヒンダードフェノール系老化防止剤であり、
前記(A)が、プロピレン-α-オレフィンブロック共重合体である、請求項1に記載の車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物。
【請求項10】
請求項1に記載の車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物からなる車両用冷却液輸送チューブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物および車両用冷却液輸送チューブに関し、さらに詳しくは、自動車等の冷却システムにおける冷却液を輸送するためのチューブとして好適な車両用冷却液輸送チューブ用の樹脂組成物および車両用冷却液輸送チューブに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
ガソリン車や電気自動車などの冷却システムにおける冷却液を輸送するためのチューブとして、冷却液輸送チューブがある。冷却液輸送チューブには、耐熱性の観点から、ポリアミド樹脂がよく採用されている。近年、冷却液輸送チューブの材料として、コスト的に有利なポリプロピレン系樹脂が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-091730号公報
特開2006-194318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷却液輸送チューブは、長尺であり、配管においてコーナー部が多い。このため、流れ抵抗が大きい。チューブ内面の平滑性が低いと、局所的に応力がかかり、亀裂が生じる可能性がある。そして、チューブの押出温度が低いと、チューブ内面の平滑性が低下しやすい。一方、押出温度を高くすると、チューブの物性が低下しやすい。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、高温押出可能で耐熱性および内面平滑性に優れる車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物および車両用冷却液輸送チューブを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物は、下記の(A)および(B)を含有する。
(A)230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートが0.2g/10分以上2.0g/10分以下であり、融点が145℃以上のポリプロピレン系樹脂
(B)融点100℃以上の老化防止剤
【0007】
前記(B)は、分子骨格中にエステル結合を有していない老化防止剤であるとよい。前記(B)の分子量は、500以上であるとよい。前記(B)の融点は、150℃以上であるとよい。前記(B)の含有量は、前記(A)100質量部に対し、0.05質量部以上1.0質量部以下であるとよい。前記(B)は、フェノール系老化防止剤であるとよい。前記(B)は、ヒンダードフェノール系老化防止剤であるとよい。前記(A)は、プロピレン-α-オレフィンブロック共重合体であるとよい。
【0008】
そして、本発明に係る車両用冷却液輸送チューブは、上記車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物からなる。
【0009】
(1)本発明に係る車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物は、下記の(A)および(B)を含有する。
(A)230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートが0.2g/10分以上2.0g/10分以下であり、融点が145℃以上のポリプロピレン系樹脂
(B)融点100℃以上の老化防止剤
【0010】
(2)上記(1)において、前記(B)は、分子骨格中にエステル結合を有していない老化防止剤であるとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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