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公開番号2024098166
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-23
出願番号2023001439
出願日2023-01-10
発明の名称ゴム組成物
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類C08L 9/00 20060101AFI20240716BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】ジフェニルグアニジン(以下、「DPG」とも称する)を代替する加硫促進剤として、DPGと同等以上の加硫促進効果及び、DPGと同等以上のゴム物性を有する剤を提供する。
【解決手段】ジエン系ゴムと、下記一般式(1)
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で示されるアミン化合物(A)を含んでなるゴム組成物を用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ジエン系ゴムと、下記一般式(1)
JPEG
2024098166000004.jpg
59
105
[上記一般式(1)中、R

、R

、R

、R

及びR

は、各々独立して、水素原子、炭素数1~4のアルキル基、水酸基、ヒドロキシメチル基、又は炭素数1~4のアルコキシ基を表す。a及びbは、それぞれ独立に、0又は1であり、a+b=1の関係を満たす。]
で示されるアミン化合物(A)を含んでなるゴム組成物。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記一般式(1)で表されるアミン化合物(A)が、1,4-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン-2-メタノール(一般式(1)において、R

、R

、R

、R

及びR

が、水素原子であり、a=0であり、b=1である)である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
前記アミン化合物(A)の含有量が、前記ジエン系ゴム 100重量部に対して、0.1~5.0重量部である、請求項1に記載のゴム組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複素環アミン化合物を含む新規な加硫ゴムに関し、更に詳しくはジフェニルグアニジン(DPG)を配合することなく、又はDPGの配合量を減らして、ゴム組成物の加硫速度及びゴム物性を向上させることができるゴム組成物に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
ゴムとは無定形かつ軟質の高分子物質のことであるが、特に天然ゴムや合成ゴムのような有機高分子を主成分とする、弾性限界が高く弾性率の低い材料、すなわち弾性ゴムを指すことが多い。この特性を利用して、ゴムを含有する組成物(ゴム組成物)はタイヤ、シール材や免震防振材など様々な分野で利用されている。
【0003】
近年、各種産業においては、高度な性能バランスを有するゴム(加硫ゴム)に関する要求が多くなっており、ゴムの性能や加工性を向上することを目的に、ゴムに樹脂を配合することが提案されている。
【0004】
従来加硫促進剤として多用されてきた、ジフェニルグアニジン(以下、「DPG」とも称する)は、化審法第2種監視化学物質及びPRTR対象物質となっている。また、DPGについては、ゴム/スチールコード接着への悪影響が懸念されている。このような理由から、近年、DPGの使用量を削減する動きがある。しかしながら、一般的なゴム組成物ではDPGの使用量を削減すると、加硫速度が低下するという問題がある。
【0005】
DPGの使用量を削減するために、特許文献1にはゴム組成物に、1,8-ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン-7(通称、DBU)、1-アザビシクロ[2,2,2](通称、キヌクリジン)、1,4-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(通称、DABCO(登録商標))等を配合することにより、DPGの使用量の削減が可能である旨が開示されている。
【0006】
また、特許文献2にはゴム組成物に、直鎖アミンを加硫促進剤として用いる旨が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第5239485号
特開2005-139241号公報
【非特許文献】
【0008】
日本ゴム協会誌67巻6号439-447(1994)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
先行技術文献に提案の方法においては、その提案剤がDPGと同等以上の加硫促進効果及び、DPGと同等以上のゴム物性を有するかについては検討されていない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、下記発明を完成させるに至った。
(【0011】以降は省略されています)

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