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公開番号
2024108457
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-13
出願番号
2023012838
出願日
2023-01-31
発明の名称
ゴム支承用加硫ゴム
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
C08L
11/00 20060101AFI20240805BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 ハードニングを抑制したゴム支承用加硫ゴムを提供する。
【解決手段】 クロロプレンゴム100重量部に対し、セルロースナノファイバーを1.5~3.5重量部含むゴム組成物を加硫して得られる加硫ゴムであって、静的せん断弾性率が0.8~1.5N/mmの範囲において、セルロースナノファイバーを含まない加硫ゴムと同じ静的せん断弾性率で比較し、300%伸長時の引張応力が70%以下である、ゴム支承用加硫ゴムを用いる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
クロロプレンゴム100重量部に対し、セルロースナノファイバーを1.5~3.5重量部含むゴム組成物を加硫して得られる加硫ゴムであって、静的せん断弾性率が0.8~1.5N/mmの範囲において、セルロースナノファイバーを含まない加硫ゴムと同じ静的せん断弾性率で比較し、300%伸長時の引張応力が70%以下である、ゴム支承用加硫ゴム。
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
セルロースナノファイバーの平均繊維径が10~500nm、平均繊維長が1~500μm、アスペクト比(平均繊維長/平均繊維径)が100~2000であり、セルロースナノファイバーが機械的処理のみにより解繊された、請求項1に記載のゴム支承用加硫ゴム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム支承用加硫ゴムに関するものである
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
クロロプレンゴムは、各種合成ゴムの中でも各物性のバランスが良好であるため幅広い用途に使用されている。クロロプレンゴム用途の一つであるゴム支承は、近い将来の発生の切迫性が指摘されている大規模地震への対策として、適用箇所に広がりをみせており、これまで以上に高性能化、省スペース化が要望されている。
【0003】
省スペース化推進のためにはゴム支承本体の寸法も重要であるが、それ以上に取付け部材の寸法も大きな役割を果たしている。しかし、ゴムにはハードニングと呼ばれる、積層ゴム体が大変形した際、変形量に比較し急激に水平荷重が増加する現象があり、取付け部材の肥大化の原因の一つは、ハードニングに起因する大変形時の水平荷重の増加で、想定される最大変形時の水平荷重に耐えうる強度を有する部材が選択されるためである。ハードニングを抑制することができれば取付け部材の省スペース化が可能となる。さらには、下記の式で表されるようにハードニングの抑制によりWeが減少するとエネルギー吸収性能が向上するため、ゴム支承本体のサイズダウンによる省スペース化にもつながる。ΔWは履歴ループ1サイクルの面積であり、Weは応力の最大値である。
【0004】
等価粘性減衰定数Heq=1/4π(ΔW/We)
ハードニング抑制のためには接着面の形状と接着強度を変える方法(例えば、特許文献1参照。)や拘束孔を形成し鉛プラグを封入する方法(例えば、特許文献2参照。)、硬質板層とゴム層の接合面に非接着面有する方法(例えば、特許文献3参照。)が提案されている。しかし、これらの方法はゴム支承の製造時及び取付け時に手間を要するだけでなく、接着面での性能発現は品質の担保も難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平06―229142号公報
特開平11―172622号公報
特開平10―205165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はこの問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハードニングを抑制したゴム支承用加硫ゴムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、このような背景の下、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、クロロプレンゴムとセルロースナノファイバーを含むゴム組成物を用いることで、その加硫物が微小変形において高弾性かつ大変形において低応力を両立可能なゴム組成物であることを見出した。即ち、本発明の各態様は、以下に示す[1]~[2]である。
【0008】
[1]クロロプレンゴム100重量部に対し、セルロースナノファイバーを1.5~3.5重量部含むゴム組成物を加硫して得られる加硫ゴムであって、静的せん断弾性率が0.8~1.5N/mmの範囲において、セルロースナノファイバーを含まない加硫ゴムと同じ静的せん断弾性率で比較し、300%伸長時の引張応力が70%以下である、ゴム支承用加硫ゴム。
【0009】
[2]セルロースナノファイバーの平均繊維径が10~500nm、平均繊維長が1~500μm、アスペクト比(平均繊維長/平均繊維径)が100~2000であり、セルロースナノファイバーが機械的処理のみにより解繊された、[1]に記載のゴム支承用加硫ゴム。
【発明の効果】
【0010】
本発明のゴム支承用加硫ゴムを用いることで、ゴム支承のハードニングを抑制することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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