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公開番号2024130886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040832
出願日2023-03-15
発明の名称連動ブレーキ装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B62L 3/08 20060101AFI20240920BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】輪ブレーキ操作子の大型化を回避すると共に前輪ブレーキ操作子の操作スペースを確保しながら、前輪ブレーキ操作子の周囲部品をコンパクトに配置しやすくすること。
【解決手段】前輪ブレーキ装置(13)には前輪ブレーキケーブル(31)を介してノッカー(51)が接続され、ノッカー(51)は、前輪ブレーキ操作子(11)に押動されて前輪ブレーキ装置(13)を作動可能に回動し、ノッカー(51)には、ジョイント(61)及び連動ブレーキケーブル(32)を介して連動ブレーキ操作子(12)が接続される連動ブレーキ装置(10)において、前輪ブレーキ操作子(11)を回動自在に支持するブレーキホルダ(21)を有し、ノッカー(51)は、前輪ブレーキ操作子(11)の回動軸(22a)の軸方向視で、回動軸(22a)の車体内側を通る。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
前輪ブレーキ装置(13)を作動させる前輪ブレーキ操作子(11)と、前記前輪ブレーキ装置(13)及び後輪ブレーキ装置(14)を作動させる連動ブレーキ操作子(12)と、を備え、前記前輪ブレーキ装置(13)には前輪ブレーキケーブル(31)を介してノッカー(51)が接続され、前記ノッカー(51)は、前記前輪ブレーキ操作子(11)に押動されて前記前輪ブレーキ装置(13)を作動可能に回動し、前記ノッカー(51)には、ジョイント(61)及び連動ブレーキケーブル(32)を介して前記連動ブレーキ操作子(12)が接続される連動ブレーキ装置において、
前記前輪ブレーキ操作子(11)を回動自在に支持するブレーキホルダ(21)を有し、
前記ノッカー(51)は、前記前輪ブレーキ操作子(11)の回動軸(22a)の軸方向視で、前記回動軸(22a)の車体内側を通る、
連動ブレーキ装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記ノッカー(51)は、前記回動軸(22a)に沿って屈曲する形状を有し、
前記ジョイント(61)は、前記連動ブレーキ操作子(12)によって作動する場合に、前記回動軸(22a)を中心とする円の接線方向に沿って一時的に移動する、
請求項1に記載の連動ブレーキ装置。
【請求項3】
前記ノッカー(51)の車体内側端は、前記ブレーキホルダ(21)の車体内側端よりも車体外側に位置する、
請求項1又は2に記載の連動ブレーキ装置。
【請求項4】
前記ノッカー(51)は、前記前輪ブレーキケーブル(31)が取り付けられるケーブル取付部(51b)と、前記ケーブル取付部(51b)から前記ジョイント(61)と連結される位置まで延出する延出部(51c)と、を有し、
前記ケーブル取付部(51b)は、前記回動軸(22a)の軸方向で、前記延出部(51c)と重なると共に、前記回動軸(22a)の軸方向に直交する方向で、前記ブレーキホルダ(21)と重なる、
請求項2に記載の連動ブレーキ装置。
【請求項5】
前記前輪ブレーキ操作子(11)は、前記ノッカー(51)を回動させるノッカー可動部(11k)を有し、
前記ノッカー可動部(11k)は、前記前輪ブレーキ操作子(11)の車体前方側に突出している、
請求項2又は4に記載の連動ブレーキ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、連動ブレーキ装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
自動二輪車等の鞍乗り型車両には、前輪ブレーキ装置を作動させる前輪ブレーキ操作子と、前輪ブレーキ装置及び後輪ブレーキ装置を作動させる連動ブレーキ操作子と、を備える連動ブレーキ装置を装備したものがある。
連動ブレーキ装置には、前輪ブレーキ装置に前輪ブレーキケーブルを介してノッカーが接続され、このノッカーが、前輪ブレーキレバーの回動軸の車体外側を通り、前輪ブレーキ操作子に押動されて前輪ブレーキ装置を作動可能に回動すると共に、このノッカーに、ジョイント及び連動ブレーキケーブルを介して連動ブレーキ操作子が接続された構成が知られている(例えば特許文献1参照)。なお、特許文献1中の押動部材がノッカーに相当し、接続部材がジョイントに相当している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-24807号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の構成は、ノッカーが前輪ブレーキレバーの回動軸の車体外側を通るので、ノッカーによって前輪ブレーキレバーの操作スペースが狭くなるおそれがある。前輪ブレーキレバーの操作スペースが狭くなる場合、前輪ブレーキレバーを車体外側に大型化する必要が生じ、コスト低減や軽量化に不利となる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、前輪ブレーキ操作子の大型化を回避すると共に前輪ブレーキ操作子の操作スペースを確保しながら、前輪ブレーキ操作子の周囲部品をコンパクトに配置しやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前輪ブレーキ装置を作動させる前輪ブレーキ操作子と、前記前輪ブレーキ装置及び後輪ブレーキ装置を作動させる連動ブレーキ操作子とを備え、前記前輪ブレーキ装置には前輪ブレーキケーブルを介してノッカーが接続され、前記ノッカーは、前記前輪ブレーキ操作子に押動されて前記前輪ブレーキ装置を作動可能に回動し、前記ノッカーには、ジョイント及び連動ブレーキケーブルを介して前記連動ブレーキ操作子が接続される連動ブレーキ装置において、前記前輪ブレーキ操作子を回動自在に支持するブレーキホルダを有し、前記ノッカーは、前記前輪ブレーキ操作子の回動軸の軸方向視で、前記回動軸の車体内側を通る、連動ブレーキ装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
前輪ブレーキ操作子の大型化を回避すると共に前輪ブレーキ操作子の操作スペースを確保しながら、前輪ブレーキ操作子の周囲部品をコンパクトに配置しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係る連動ブレーキ装置を示す図である。
前輪ブレーキレバーをハンドルバー等と共に前方斜めから示す図である。
ノッカーを周辺構成と共に車体前方から示す図である。
ノッカー51及びジョイント61を周辺構成と共に下方から示す図である。
前輪ブレーキレバー及びノッカーの位置を周辺構成と共に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右、及び上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係る連動ブレーキ装置を示す図である。
図1には、この連動ブレーキ装置10を有する鞍乗り型車両1の前輪2a、後輪2b、及びハンドルバー3を示している。鞍乗り型車両1は、例えば自動二輪車である。連動ブレーキ装置10は、ハンドルバー3に取り付けられる前輪ブレーキレバー11及び連動ブレーキレバー12と、前輪2aを制動する前輪ブレーキ装置13と、後輪2bを制動する後輪ブレーキ装置14と、を備えている。
【0010】
前輪ブレーキレバー11は、ハンドルバー3の右側部分に、ブレーキホルダ21を介して支持され、鞍乗り型車両の運転者(乗員)が右手で操作する前輪ブレーキ操作子である。前輪ブレーキレバー11は、右ブレーキレバーとも称される。
前輪ブレーキレバー11は、上下方向に沿う回動軸22aを基準にして前後方向に回動自在である。回動軸22aはレバーピボットとも称される。前輪ブレーキレバー11がハンドルバー3側に操作されることによって、前輪ブレーキケーブル31が引かれ、前輪ブレーキ装置13が作動する。前輪ブレーキ装置13は機械式のブレーキ装置であり、例えばドラムブレーキである。
(【0011】以降は省略されています)

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