TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024131500
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041796
出願日2023-03-16
発明の名称内燃機関のブリーザ室構造
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F01M 13/04 20060101AFI20240920BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】簡単な構造でブリーザ室内の経路長を長くすることができる内燃機関のブリーザ室構造を提供する。
【解決手段】内燃機関(1)の運転に伴って生じるブローバイガス(G)を吸気通路に再循環させる際に、前記ブローバイガス(G)を前記内燃機関(1)の内部に一時的に貯留するためのブリーザ室(90)に適用される内燃機関のブリーザ室構造において、前記ブリーザ室(90)は、前記内燃機関(1)のシリンダヘッド(3)に取り付けられるシリンダヘッドカバー(2)の裏面側に、第1プレート(60)および第2プレート(70)を互いに平行をなして離間して取り付けることで、前記第1プレート(60)によって仕切られた第1室(A)および第2室(B)からなる2階建て部(80)を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関(1)の運転に伴って生じるブローバイガス(G)を吸気通路に再循環させる際に、前記ブローバイガス(G)を前記内燃機関(1)の内部に一時的に貯留するためのブリーザ室(90)に適用される内燃機関のブリーザ室構造において、
前記ブリーザ室(90)は、前記内燃機関(1)のシリンダヘッド(3)に取り付けられるシリンダヘッドカバー(2)の裏面側に、第1プレート(60)および第2プレート(70)を互いに平行をなして離間して取り付けることで、前記第1プレート(60)によって仕切られた第1室(A)および第2室(B)からなる2階建て部(80)を有することを特徴とする内燃機関のブリーザ室構造。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記ブリーザ室(90)は、前記ブローバイガス(G)が最初に導入される第1室(A)と、該第1室(A)から前記ブローバイガス(G)が導入される第2室(B)と、該第2室(B)から前記ブローバイガス(G)が導入される第3室(C)とからなり、
前記第3室(C)は、前記2階建て部(80)の側方に配置されており、
前記第3室(C)には、前記内燃機関(1)の外方に前記ブローバイガス(G)を排出する排出パイプ(31)が設けられており、
前記第3室(C)の高さ寸法が、前記第1室(A)および前記第2室(B)のそれぞれの高さ寸法より大きいことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のブリーザ室構造。
【請求項3】
前記第2室(B)と前記第3室(C)とを連通する連通路(20)を有し、
前記排出パイプ(31)は、前記第3室(C)から前記第2室(B)の方向を見た際に、前記連通路(20)と重ならない位置に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のブリーザ室構造。
【請求項4】
前記内燃機関(1)の側面視で、前記排出パイプ(31)の下端部が、前記第1プレート(60)より低い位置に配設されていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のブリーザ室構造。
【請求項5】
前記第2プレート(70)の面積が、前記第1プレート(60)の面積より大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関のブリーザ室構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関のブリーザ室構造に係り、特に、内燃機関の運転に伴って発生するブローバイガスを吸気通路に再循環させる際に、内燃機関の内部にブローバイガスを一時的に貯留するための内燃機関のブリーザ室構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する燃費向上に関する研究開発が行われている。この点、内燃機関の運転に伴って発生するブローバイガスを吸気通路に再循環させる構成において、ブローバイガスからオイルが分離しやすくなるように、内燃機関の内部にブローバイガスを一時的に貯留するためのブリーザ室を設ける構成が知られている。
【0003】
特許文献1には、内燃機関のシリンダヘッドの上部に取り付けられるシリンダヘッドカバーの裏面側にプレートを取り付けることで、周囲を囲まれた貯留空間としてのブリーザ室を構成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-223596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、燃費向上に関する本技術においては、ブローバイガスからのオイルの分離を促進してより多くのクリーンな燃料が吸気通路に再循環されるように、ブリーザ室内の経路長をより長くすることが望まれるが、特許文献1のように1枚のプレートを用いてさらに経路長の長いブリーザ室を構成しようとすると、プレートを複雑な形状にする必要が生じることとなる。
【0006】
本願は、上記課題の解決のため、簡単な構造でブリーザ室内の経路長を長くすることができる内燃機関のブリーザ室構造の提供を目的としたものである。そして、延いてはエネルギーの効率化に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明は、内燃機関(1)の運転に伴って生じるブローバイガス(G)を吸気通路に再循環させる際に、前記ブローバイガス(G)前記内燃機関(1)の内部に一時的に貯留するためのブリーザ室(90)に適用される内燃機関のブリーザ室構造において、前記ブリーザ室(90)は、前記内燃機関(1)のシリンダヘッド(3)に取り付けられるシリンダヘッドカバー(2)の裏面側に、第1プレート(60)および第2プレート(70)を互いに平行をなして離間して取り付けることで、前記第1プレート(60)によって仕切られた第1室(A)および第2室(B)からなる2階建て部(80)を有する点に第1の特徴がある。
【0008】
また、前記ブリーザ室(90)は、前記ブローバイガス(G)が最初に導入される第1室(A)と、該第1室(A)から前記ブローバイガス(G)が導入される第2室(B)と、該第2室(B)から前記ブローバイガス(G)が導入される第3室(C)とからなり、前記第3室(C)は、前記2階建て部(80)の側方に配置されており、前記第3室(C)には、前記内燃機関(1)の外方に前記ブローバイガス(G)を排出する排出パイプ(31)が設けられており、前記第3室(C)の高さ寸法が、前記第1室(A)および前記第2室(B)のそれぞれの高さ寸法より大きい点に第2の特徴がある。
【0009】
また、前記第2室(B)と前記第3室(C)とを連通する連通路(20)を有し、前記排出パイプ(31)は、前記第3室(C)から前記第2室(B)の方向を見た際に、前記連通路(20)と重ならない位置に配設されている点に第3の特徴がある。
【0010】
また、前記内燃機関(1)の側面視で、前記排出パイプ(31)の下端部が、前記第1プレート(60)より低い位置に配設されている点に第4の特徴がある。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社山田製作所
制御バルブ
1日前
株式会社三五
振動吸収部材の保護構造
19日前
株式会社山田製作所
制御バルブ
1日前
株式会社山田製作所
制御バルブ
1日前
株式会社アイシン
冷却システム
4日前
トヨタ自動車株式会社
エンジン制御装置
1日前
フタバ産業株式会社
被覆部材
1日前
ダイハツ工業株式会社
リザーブタンク装置
7日前
三菱重工業株式会社
発電用タービン
1日前
川崎重工業株式会社
ターボ機械
18日前
三菱重工業株式会社
回転機械
11日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関ユニットの制御装置
18日前
三菱自動車工業株式会社
内燃機関
1か月前
日本碍子株式会社
排熱回収制御システム
28日前
日立Astemo株式会社
可変油圧制御システム
27日前
株式会社馬渕工業所
ORC発電装置
18日前
本田技研工業株式会社
船舶用推進装置
今日
巴工業株式会社
バイナリー発電システム
4日前
東京濾器株式会社
オイルセパレータ
26日前
三菱重工業株式会社
静翼の補修方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
リザーブタンク
1日前
三菱重工業株式会社
タービン静翼及びガスタービン
19日前
株式会社小松製作所
システム及び制御方法
1か月前
株式会社小松製作所
システム及び制御方法
1か月前
株式会社アイシン
温度管理装置
1か月前
株式会社デンソー
バルブタイミング調整装置
28日前
本田技研工業株式会社
ラジアルタービンインペラ
1か月前
ダイハツ工業株式会社
シリンダヘッドのバルブガイド抜き取り装置
7日前
日立造船株式会社
ごみ焼却設備の発電システム
1か月前
本田技研工業株式会社
内燃機関のブリーザ室構造
1日前
本田技研工業株式会社
圧力調整構造及び鞍乗型車両
1日前
株式会社ユタカ技研
排ガス流路開閉装置、及び、熱交換器
28日前
日立Astemo株式会社
内燃機関のバルブタイミング制御装置
12日前
株式会社豊田自動織機
内燃機関のブローバイガス還流装置
1か月前
本田技研工業株式会社
鞍乗り型車両のパワーユニット
11日前
三菱重工業株式会社
蒸気タービン設備および蒸気タービン設備の制御方法
22日前
続きを見る