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公開番号2024128752
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037927
出願日2023-03-10
発明の名称リザーブタンク装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F01P 11/00 20060101AFI20240913BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】車両用ラジエータのリザーブタンク装置において、車両の走行に際して冷却水が跳ね上がって漏水することを防止する。
【解決手段】リザーブタンク装置13は、ファンシュラウド3の1つの下コーナー部後面に配置されるタンク本体14と、ファンシュラウド3の上端部に配置される注水口15と、両者を繋ぐ注水ホース16とで構成されている。注水口15とタンク本体14とは分離しているため、設計の自由性が高い。注水ホース16は曲がっているため、タンク本体14の内部で冷却水が跳ね上がっても、注水口15まで到達し難い。このため冷却水の漏洩を防止できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
四角形のファンシュラウドの1つの下コーナー部の前面部又は後面部に配置されるタンク本体と、前記タンク本体の上方に当該タンク本体と分離して配置された注水口と、前記注水口とタンク本体とに接続された注水ホースと、を有しており、
前記注水ホースは少なくとも1つの曲がり部を有している、
リザーブタンク装置。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記タンク本体の下面に、当該タンク本体とラジエータのアッパタンクとを連通させる連通ホースの下端が接続される通水ポートを設けている、
請求項1に記載したリザーブタンク装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、エンジンの運転に際して冷却水の水位を所定範囲に維持するために使用されるリザーブタンク装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
リザーブタンク装置はラジエータに併設されており、形状や配置位置について多くの提案が成されている。その例として特許文献1には、ファンシュラウドが四角形で中央部に円形の通風穴が開口している形態を有効利用すべく、リザーブタンクを上下に細長い形態に形成して、ファンシュラウドの前面のうち通風穴の外側に配置して、リザーブタンクの上端に注水パイプを一体に設けて、注水パイプの上端にキャップ付きの注水口を一体に設けることが開示されている。
【0003】
また、リザーブタンクとラジエータのアッパタンクとは連通ホースを介して連通しており、冷却水がリザーブタンクとアッパタンクとの間に行き来することにより、エンジンを巡る冷却水の量が適正に維持されるが、特許文献1では、リザーブタンクの下部に横向きの通水ポートを設けて、この通水ポートに連通ホースの下端を横から嵌め込んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-114702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、ファンシュラウドのデッドスペースを有効利用できるとは云えるが、リザーブタンクと注水パイプと注水口とが一体になっていると、注水口には水位維持の点から必要な高さがあることから、リザーブタンクは相当に細くせざるを得ず、すると、自動車用のラジエータに適用した場合、リザーブタンクに溜まっている冷却水が車両の動きによって注水口に向けて跳ね上げられて、注水口に設けた空気抜き穴から漏水しやすくなるという問題がある。
【0006】
また、特許文献1のように全体が一体の構成では、注水口の位置も一義的に決まってしまうため、他の部材との関係で位置を変更したいという要望に応えることはできず、このため、ラジエータ周りでの部材の配置について設計の自由性が悪いという問題もある。
【0007】
更に、リザーブタンクの冷却水を抜きとって交換することが行われており、この場合、リザーブタンクから連通ホースを抜き取って冷却水を全て排出できると好適であるが、特許文献1では、連通ホースが接続された通水ポートはリザーブタンクの下面よりも上に位置しているため、連通ホースを外しても冷却水を完全に抜き取ることはできず、従って、冷却水を完全に抜き取るにはリザーブタンク装置の全体を取り外さなければならず、これには多大の手間を要することになる。
【0008】
本願発明はこのような現状を背景に成されたものであり、改良されたリザーブタンク装置を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明のリザーブタンク装置は、
「四角形のファンシュラウドの1つの下コーナー部の前面部又は後面部に配置されるタンク本体と、前記タンク本体の上方に当該タンク本体と分離して配置された注水口と、前記注水口とタンク本体とに接続された注水ホースと、を有しており、
前記注水ホースは少なくとも1つの曲がり部を有している」
という構成になっている。
【0010】
本願発明は様々に展開できる。その例として請求項2では、
「前記タンク本体の下面に、当該タンク本体とラジエータのアッパタンクとを連通させる連通ホースの下端が接続される通水ポートを設けている」
という構成になっている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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