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公開番号2024130151
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039703
出願日2023-03-14
発明の名称被覆部材
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F01N 13/14 20100101AFI20240920BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】被覆部材の組み付けの作業性を向上させる。
【解決手段】筒状の排気部材の外周面を周回するように配置される被覆部材は、第1部材と、第1部材と連結する第2部材と、を備える。第1部材は、外周面と対面する第1本体部と、少なくとも1つの突出部と、を有する。少なくとも1つの突出部は、第1本体部における周端部から対面方向に延びる仮想線よりも外周面から離れた領域に、周端部から突出する。第2部材は、外周面と対面する第2本体部と、重複部と、を有する。重複部は、第2本体部における周回方向の端部に設けられ、第1部材と第2部材とが連結される際に、少なくとも1つの突出部よりも外周面に近い領域に位置し、周端部と重なる部分である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
排気ガスが流れる筒状の排気部材の外周面を周回するように配置される被覆部材であって、
前記外周面を覆う第1部材と、
前記外周面を覆い、前記第1部材と連結する第2部材と、
を備え、
前記第1部材は、
排気ガスの流れる流れ方向に延び、前記外周面と対面する第1本体部と、
前記第1本体部における前記外周面を周回する周回方向の端部である周端部から前記第1部材と前記第2部材とが対面する方向に延びる仮想線よりも前記外周面から離れた領域に、前記周端部から突出する少なくとも1つの突出部と、を有し、
前記第2部材は、
前記流れ方向に延び、前記外周面と対面する第2本体部と、
前記第2本体部における前記周回方向の端部に設けられ、前記第1部材と前記第2部材とが連結される際に、前記少なくとも1つの突出部よりも前記外周面に近い領域に位置し、前記周端部と重なる部分である重複部と、を有する、被覆部材。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
請求項1に記載の被覆部材であって、
前記第1部材及び前記第2部材を連結する連結部は、前記周端部に、前記少なくとも1つの突出部の近傍に位置するように設けられる、被覆部材。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の被覆部材であって、
前記少なくとも1つの突出部は、前記第1部材を支持する支持治具に対する前記第1部材の位置決めが可能となるように、前記支持治具と当接するように構成される、被覆部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被覆部材に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
遮熱を目的として排気ガスが流れる排気管を外側から覆う筒状の被覆部材が知られている。特許文献1には、半円弧状に湾曲する第1インシュレータの周方向の端部の外側に、半円弧状に湾曲する第2インシュレータの周方向の端部が重なるように、排気管に第1インシュレータ及び第2インシュレータを組み付けることで形成されるインシュレータが開示されている。このインシュレータでは、第1インシュレータ及び第2インシュレータにおける重なる部分が溶接により固定される。このため、溶接不良を抑制するために、第1インシュレータの端部と第2インシュレータの端部との間の隙間は狭くなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-76045号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したインシュレータでは、排気管に第1インシュレータ及び第2インシュレータを組み付ける際、第1インシュレータの端部と第2インシュレータの端部とが干渉しやすい。このため、第2インシュレータの端部内に第1インシュレータの端部を差し込みにくく、インシュレータの組み付けの作業性が低下しやすいという問題があった。
【0005】
本開示の一局面は、被覆部材の組み付けの作業性を向上させることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、排気ガスが流れる筒状の排気部材の外周面を周回するように配置される被覆部材であって、第1部材と、第2部材と、を備える。第1部材は、外周面を覆う。第2部材は、外周面を覆い、第1部材と連結する。第1部材は、第1本体部と、少なくとも1つの突出部と、を有する。第1本体部は、排気ガスの流れる流れ方向に延び、外周面と対面する。少なくとも1つの突出部は、第1本体部における外周面を周回する周回方向の端部である周端部から第1部材と第2部材とが対面する方向に延びる仮想線よりも外周面から離れた領域に、周端部から突出する。第2部材は、第2本体部と、重複部と、を有する。第2本体部は、流れ方向に延び、外周面と対面する。重複部は、第2本体部における周回方向の端部に設けられ、第1部材と第2部材とが連結される際に、少なくとも1つの突出部よりも外周面に近い領域に位置し、周端部と重なる部分である。
【0007】
このような構成では、第1部材と第2部材との連結の際に、第2部材の重複部が、第1部材の突出部の内壁に沿って第1部材の内側に挿入されやすくなる。このため、第1部材の内側に第2部材の重複部が差し込みやすくなる。したがって、被覆部材の組み付けの作業性を向上させることができる。
【0008】
本開示の一態様では、第1部材及び第2部材を連結する連結部は、周端部に、少なくとも1つの突出部の近傍に位置するように設けられてもよい。このような構成では、第1部材及び第2部材の組み付け状態において、第2部材の重複部と第1部材の周端部との間に隙間が形成されにくい位置である突出部の近傍に、連結部が設けられる。このため、第1部材及び第2部材の連結がしやすくなる。
【0009】
本開示の一態様では、少なくとも1つの突出部は、第1部材を支持する支持治具に対する第1部材の位置決めが可能となるように、支持治具と当接するように構成されてもよい。このような構成によれば、突出部によって、支持治具に対する第1部材の位置決めを行いやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
排気系部品を示す斜視図である。
排気系部品の分解斜視図である。
排気系部品の第1突出部が設けられた位置における流れ方向に垂直な断面を示す図である。
排気系部品の第2突出部が設けられた位置における流れ方向に垂直な断面を示す図である。
支持治具によって第1部材が支持された状態を示す断面図である。
変形例として4つの部材により構成されるインシュレータを備える排気系部品の分解斜視図である。
変形例として第1突出部のみを有するインシュレータを備える排気系部品の分解斜視図である。
変形例として排気部材に直接固定可能なインシュレータを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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