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公開番号2024131143
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041232
出願日2023-03-15
発明の名称リザーブタンク
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類F01P 11/00 20060101AFI20240920BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】車体締結の構成や配索構成の相違に対応できるリザーブタンクを実現する。
【解決手段】リザーブタンクは、冷却液が循環する経路の途中に設けられる円筒形のリザーブタンク10であって、前記冷却液を貯留するタンク本体部12と、前記タンク本体部12を車体側に締結するブラケット14と、を備え、前記タンク本体部12は、外側面に凸部18を有し、前記ブラケット14は、前記タンク本体部12の外側面を覆うブラケット本体部20と、前記タンク本体部12の外周面から径方向に突出するように延びるブラケット端部22と、を有し、前記ブラケット本体部20はタンク用係合部24を有し、当該タンク用係合部24と前記凸部18とが係合し、前記ブラケット端部22の少なくとも一方が、近接および離隔可能に締結具26によって締結されることにより、前記ブラケット14により前記タンク本体部12を締付保持する、ことを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
冷却液が循環する経路の途中に設けられる円筒形のリザーブタンクであって、
前記冷却液を貯留するタンク本体部と、
前記タンク本体部を車体側に締結するブラケットと、
を備え、
前記タンク本体部は、外側面に凸部を有し、
前記ブラケットは、前記タンク本体部の外側面を覆うブラケット本体部と、前記タンク本体部の外周面から径方向に突出するように延びるブラケット端部と、を有し、
前記ブラケット本体部はタンク用係合部を有し、当該タンク用係合部と前記凸部とが係合し、
前記ブラケット端部の少なくとも一方が、近接および離隔可能に締結具によって締結されることにより、前記ブラケットにより前記タンク本体部を締付保持する、
ことを特徴とするリザーブタンク。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記ブラケットは、2つの半円形の半ブラケット本体部と、前記2つの半ブラケット本体部のそれぞれの両端から延びる半ブラケット端部と、を含み、それぞれの前記半ブラケット端部が重なる部分が、前記締結具により締結される、
ことを特徴とする請求項1に記載のリザーブタンク。
【請求項3】
前記ブラケットは、一部材から成り、
前記ブラケット本体部は、前記タンク本体部の外側面に沿い、一方側が開放された円形であり、
前記ブラケットの開放された両端部に設けられた前記ブラケット端部が重なる部分が、前記締結具により締結される、
ことを特徴とする請求項1に記載のリザーブタンク。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リザーブタンクに関し、特に、リザーブタンク本体を車体側に締結するリザーブタンクのブラケットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両においては、動力発生源(例えば、ガソリンエンジンや電動モータ)などの冷却のために冷却液を循環する水冷式の冷却機構を有する場合がある。かかる冷却機構の部品の一つであるラジエータの温度の上昇により、膨張したり気泡を含んだりした冷却液は、放置すると冷却効率の低下や冷却機構内の圧力を不安定にするなどの問題を引き起こす。そこで、温度上昇した冷却液の逃げ道として、補助用のタンクであるリザーブタンクが活用される。従来から、このリザーブタンクにおいて、冷却液の循環をよりスムーズに行うための様々な形状や構成が提案されている。
【0003】
例えば、冷却液による冷却効率を高めるために、リザーブタンク内の冷却液に旋回流を発生させる円筒状のリザーブタンクがある。特許文献1で開示するリザーブタンクは、円筒状であり、さらにリザーブタンクの内部に底面から上方に向けて突出する突出部を設けている。かかる構成により、リザーブタンク内の冷却液に旋回流をさらに発生させ易くし、当該旋回流を活用して気液分離を行うことで、冷却液を圧送するポンプの負担を軽減できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-002935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、様々な形状や構成のリザーブタンクがある場合、リザーブタンクを車体側に締結する部分において、それぞれのリザーブタンクの外形に対応させることが必要となる。その一方、冷却液を循環するホースの配索が車種によって異なる場合、配索レイアウトに対応するために、リザーブタンクの形状や構成の変更が必要となることもある。すなわち、リザーブタンクを車体側に締結するときの締結点やホースの配策に対応するためには、共通したリザーブタンクを使用できないことがある。その結果、生産コストが増加するという問題が生じる。
【0006】
そこで、本明細書では、車体締結の構成や配索構成の相違に対応できるリザーブタンクを実現する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で開示するリザーブタンクは、冷却液が循環する経路の途中に設けられる円筒形のリザーブタンクであって、前記冷却液を貯留するタンク本体部と、前記タンク本体部を車体側に締結するブラケットと、を備え、前記タンク本体部は、外側面に凸部を有し、前記ブラケットは、前記タンク本体部の外側面を覆うブラケット本体部と、前記タンク本体部の外周面から径方向に突出するように延びるブラケット端部と、を有し、前記ブラケット本体部はタンク用係合部を有し、当該タンク用係合部と前記凸部とが係合し、前記ブラケット端部の少なくとも一方が、近接および離隔可能に締結具によって締結されることにより、前記ブラケットにより前記タンク本体部を締付保持する、ことを特徴とする。
【0008】
上記の構成によれば、ブラケット本体部がタンク本体部の外側面を覆う構成であるため、ブラケットを介してタンク本体部を車体側に締結するときに円筒形のタンク本体部を回転させて、それぞれの車両の配索構成の相違に対応させることができる。したがって、共通のブラケットを使用でき、さらにタンク本体部を車体側に締結するときにブラケットを取り換える必要がないため、生産コストや製造工数の増加を抑制することができる。また、ブラケット端部の少なくとも一方が、近接および離隔可能に締結具によって締結されるため(すなわち、開放可能であるため)、ブラケットの取り換えが容易である。かかる構成により、共通のリザーブタンクを用いながら、車体締結の相違に対応できる。
【0009】
また、前記リザーブタンクは、前記ブラケットは、2つの半円形の半ブラケット本体部と、前記2つの半ブラケット本体部のそれぞれの両端から延びる半ブラケット端部と、を含み、それぞれの前記半ブラケット端部が重なる部分が、前記締結具により締結される、ことを特徴とする。
【0010】
上記の構成によれば、ブラケットの取り換えがより容易となる。
(【0011】以降は省略されています)

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