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公開番号2024129312
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038433
出願日2023-03-13
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60K 11/04 20060101AFI20240919BHJP(車両一般)
要約【課題】冷却対象物の冷却効率をより向上できる車両を提供する。
【解決手段】車両は、グリル開口10と、前記グリル開口10を開閉可能なように構成されたグリルシャッタ12と、格納姿勢と展開姿勢とに変更可能なように構成されたFrスポイラ20と、コントローラ50と、を備え、前記コントローラ50は、車速Vvが第一閾値V1未満の場合、または、前記冷却対象物28の温度の評価指標Te,Pcが基準値Tst,Pst以上の場合、前記グリルシャッタ12を開放するように構成され、前記コントローラ50は、前記車速Vvが前記第一閾値V1より高い第二閾値V2以上の場合に前記Frスポイラ20を展開姿勢にさせるとともに、前記車速Vvが第一閾値V1以上かつ第二閾値V2未満の場合に前記グリルシャッタ12の開放と同期して前記Frスポイラ20を展開姿勢にさせるように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
冷却対象物に風を送るために車両前端に形成されたグリル開口と、
前記グリル開口を開閉可能なように構成されたグリルシャッタと、
車両の前部かつ下部に配置され、格納姿勢と前記格納姿勢に比べて前記車両の下方に飛び出す展開姿勢とに変更可能なように構成されたフロントスポイラと、
コントローラと、
を備え、前記コントローラは、車速が第一閾値未満の場合、または、前記冷却対象物の温度の評価指標が基準値以上の場合、前記グリルシャッタを開放するように構成され、
前記コントローラは、前記車速が前記第一閾値より高い第二閾値以上の場合に前記フロントスポイラを前記展開姿勢にさせるとともに、前記車速が前記第一閾値以上かつ第二閾値未満の場合に前記グリルシャッタの開放と同期して前記フロントスポイラを前記展開姿勢にさせるように構成されている、
ことを特徴とする車両。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両であって、
前記冷却対象物は、エンジンであり、
前記評価指標は、前記エンジンを冷却する冷却水の温度である、
ことを特徴とする車両。
【請求項3】
請求項1または2に記載の車両であって、
前記冷却対象物は、空調用冷媒を外気と熱交換させる熱交換器であり、
前記評価指標は、前記空調用冷媒の圧力である、
ことを特徴とする車両。
【請求項4】
請求項1に記載の車両であって、
さらに、第一姿勢と、前記第一姿勢に比べて空力抵抗を低減できる第二姿勢とに変更可能な他の空力デバイスを備え、
前記他の空力デバイスは、リアスポイラ、スパッツ、および、サイドステップの少なくとも一つを含み、
前記コントローラは、前記フロントスポイラの前記展開姿勢への変更と同期して前記他の空力デバイスを前記第二姿勢にさせるように構成されている、
ことを特徴とする車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、グリルシャッタおよび可動式のフロントスポイラを有する車両を開示する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、グリル開口を開閉するグリルシャッタと、可動式のフロントスポイラと、を有する車両が知られている。例えば、特許文献1には、グリルシャッタと、可動式のフロントスポイラと、を有する車両が開示されている。
【0003】
通常、グリル開口は、車両の前部に配置された冷却対象物に風を送るための開口である。なお、冷却対象物は、例えば、車両の動力源(例えばエンジン等)、または、熱交換器(例えばラジエータやコンデンサ等)、または、その両方である。そして、グリルシャッタは、例えば、車速が小さい場合、または、冷却対象物の温度が高い場合に、開放される。これは、冷却対象物の冷却効率向上と、空気抵抗の低減と、を両立させるためである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-013525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、グリルシャッタを開放した際に、フロントスポイラも展開すると、グリル開口に流入する風量を増加させることができる。そのため、グリルシャッタを開放するととともに、フロントスポイラを展開することで、冷却対象物をより効率的に冷却できる。
【0006】
しかし、従来、フロントスポイラの駆動制御は、グリルシャッタの駆動制御と独立して行われていた。その結果、従来、冷却対象物の冷却が必要な場合でも、フロントスポイラが展開されないことが多かった。結果として、従来の車両の場合、冷却対象物を効率的に冷却できなかった。
【0007】
そこで、本明細書では、冷却対象物の冷却効率をより向上できる車両を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書で開示する車両は、冷却対象物に風を送るために車両前端に形成されたグリル開口と、前記グリル開口を開閉可能なように構成されたグリルシャッタと、車両の前部かつ下部に配置され、格納姿勢と前記格納姿勢に比べて前記車両の下方に飛び出す展開姿勢とに変更可能なように構成されたフロントスポイラと、コントローラと、を備え、前記コントローラは、車速が第一閾値未満の場合、または、前記冷却対象物の温度の評価指標が基準値以上の場合、前記グリルシャッタを開放するように構成され、前記コントローラは、前記車速が前記第一閾値より高い第二閾値以上の場合に前記フロントスポイラを前記展開姿勢にさせるとともに、前記車速が前記第一閾値以上かつ第二閾値未満の場合に前記グリルシャッタの開放と同期して前記フロントスポイラを前記展開姿勢にさせるように構成されている、ことを特徴とする。
【0009】
この場合、前記冷却対象物は、エンジンであり、前記評価指標は、前記エンジンを冷却する冷却水の温度でもよい。
【0010】
また、前記冷却対象物は、空調用冷媒を外気と熱交換させる熱交換器であり、前記評価指標は、前記空調用冷媒の圧力でもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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