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公開番号2024127590
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036840
出願日2023-03-09
発明の名称電気自動車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60L 15/20 20060101AFI20240912BHJP(車両一般)
要約【課題】迅速に所望のトルクで走行する。
【解決手段】車軸に連結された駆動軸にトルクを出力するモータと、運転者の操作により、走行に要求される要求トルクをモータから出力して走行するモータ走行モードと、運転者のシフト操作に基づいてモータから出力されるトルクの挙動をエンジンと有段変速機とを備えるエンジン車におけるトルクの挙動として走行する変速走行モードと、を含む複数の走行モードから1つの走行モードを選択するモード選択装置と、モード選択装置により選択された走行モードで走行するようにモータを制御する制御装置と、を備える電気自動車であって、制御装置は、変速走行モードで走行している場合において、アクセルペダルの開度であるアクセル開度が所定開度以上のときには、走行モードをモータ走行モードへ切り替える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車軸に連結された駆動軸にトルクを出力するモータと、
運転者の操作により、走行に要求される要求トルクを前記モータから出力して走行するモータ走行モードと、前記運転者のシフト操作に基づいて前記モータから出力されるトルクの挙動をエンジンと有段変速機とを備えるエンジン車におけるトルクの挙動として走行する変速走行モードと、を含む複数の走行モードから1つの前記走行モードを選択するモード選択装置と、
前記モード選択装置により選択された前記走行モードで走行するように前記モータを制御する制御装置と、
を備える電気自動車であって、
前記制御装置は、前記変速走行モードで走行している場合において、アクセルペダルの開度であるアクセル開度が所定開度以上のときには、前記走行モードを前記モータ走行モードへ切り替える
電気自動車。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
請求項1記載の電気自動車であって、
前記アクセル開度が前記所定開度以上になると前記アクセルペダルに押し込まれて引っ掛かるスイッチ
を備える電気自動車。
【請求項3】
請求項1または2記載の電気自動車であって、
前記制御装置は、前記変速走行モードで走行している場合において、前記シフト操作に基づくシフトポジションが所定高速段以上であり、且つ、前記アクセル開度が前記所定開度以上のときには、前記走行モードを前記モータ走行モードへ切り替える
電気自動車。
【請求項4】
請求項1または2記載の電気自動車であって、
前記制御装置は、前記変速走行モードで走行している場合において、前記アクセル開度が所定高速段以上であり前記走行モードを前記モータ走行モードへ切り替えた場合において、前記アクセル開度が前記所定開度未満になったときには、前記走行モードを前記モータ走行モードで維持する
電気自動車。
【請求項5】
請求項1または2記載の電気自動車であって、
情報を前記運転者に認識可能に報知する報知装置
を備え、
前記制御装置は、前記変速走行モードで走行している場合において、前記アクセル開度が前記所定開度以上のときには、前記走行モードを前記モータ走行モードへ切り替えると共にその旨を前記報知装置により報知する
電気自動車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の電気自動車としては、車軸に連結された駆動軸に動力を出力するモータと、運転者の操作により、モータ走行モードと変速走行モードとを含む複数の走行モードから1つの走行モードを選択するモード選択装置と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。モータ走行モードは、走行に要求される要求トルクをモータから出力して走行する走行モードである。変速走行モードでは、運転者のシフト操作に基づいてモータから出力されるトルクの挙動をエンジンと有段変速機とを備える車両におけるトルクの挙動に近づけて走行させる走行モードである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-036845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の電気自動車では、変速走行モードでは、モータから出力されるトルクの挙動をエンジンと有段変速機とを備える車両におけるトルクの挙動に近づけていることから、有段変速機の変速段によっては、モータから出力可能なトルクの上限値が、モータ走行モードのときに比して低くなる。そのため、変速走行モードで走行しているときに大きくアクセルペダルが踏み込まれても、迅速に所望のトルクで走行できない場合がある。
【0005】
本発明の電気自動車は、迅速に所望のトルクで走行することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電気自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明の電気自動車は、
車軸に連結された駆動軸にトルクを出力するモータと、
運転者の操作により、走行に要求される要求トルクを前記モータから出力して走行するモータ走行モードと、前記運転者のシフト操作に基づいて前記モータから出力されるトルクの挙動をエンジンと有段変速機とを備えるエンジン車におけるトルクの挙動として走行する変速走行モードと、を含む複数の走行モードから1つの前記走行モードを選択するモード選択装置と、
前記モード選択装置により選択された前記走行モードで走行するように前記モータを制御する制御装置と、
を備える電気自動車であって、
前記制御装置は、前記変速走行モードで走行している場合において、アクセルペダルの開度であるアクセル開度が所定開度以上のときには、前記走行モードを前記モータ走行モードへ切り替える
ことを要旨とする。
【0008】
この本発明の電気自動車では、変速走行モードで走行している場合において、アクセルペダルの開度であるアクセル開度が所定開度以上のときには、走行モードをモータ走行モードへ切り替える。変速走行モードのときには、模擬するエンジン車の有段変速機の変速段によっては、モータから出力可能なトルクの上限値が、モータ走行モードのときに比して低くなる。したがって、アクセル開度が所定開度以上のときには、走行モードをモータ走行モードへ切り替えることにより、走行モードをモータ走行モードへ切り替えることにより、モータから出力されるトルクを大きくすることができる。モータは、変速走行モードのときに模擬するエンジン車のエンジンに比してトルク応答性が高い。この結果、迅速に所望のトルクで走行できる。ここで、「所定開度」としては、変速走行モードでトルクの挙動を模擬するエンジン車の有段変速機の設定されている変速段で駆動軸に出力可能なトルクの上限値を超えるトルク要求がなされていると判断できるアクセルペダルの開度として予め実験や解析、機械学習などで定めた値である。
【0009】
こうした本発明の電気自動車において、前記アクセル開度が前記所定開度以上になると前記アクセルペダルに押し込まれて引っ掛かるスイッチを備えていてもよい。アクセル開度が所定開度以上になると、スイッチがアクセルペダルに押し込まれて引っ掛かり、引っ掛かりの感触を運転者がアクセルペダルを介して認識して走行モードがモータ走行モードに切り替えられたことを認識できる。これにより、走行モードがモータ走行モードに切り替えられたことを運転者に認識させることができる。
【0010】
また、本発明の電気自動車において、前記制御装置は、前記変速走行モードで走行している場合において、前記シフト操作に基づくシフトポジションが所定高速段以上であり、且つ、前記アクセル開度が前記所定開度以上のときには、前記走行モードを前記モータ走行モードへ切り替えてもよい。シフトポジションが所定高速段以上のときは、シフトポジションが所定高速段未満のときに比して、駆動軸に出力されるトルクの上限値が低くなる。したがって、シフトポジションが所定高速段以上であり、且つ、アクセル開度が所定開度以上のときには、走行モードをモータ走行モードへ切り替えることにより、より適正なタイミングで走行モードをモータ走行モードへ切り替えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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