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公開番号2024123507
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023030977
出願日2023-03-01
発明の名称接続装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H01R 13/56 20060101AFI20240905BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】上段端子列と下段端子列を備えているコネクタと通信線群の接続箇所では、上段通信線と下段通信線が想定外の相対的位置関係となって想定外の相互作用が働き、信号伝達特性が低下することがある。
【解決手段】コネクタに隣接する位置に、上段通信線群と下段通信線群の間に介在して分離する仕切り板を設ける。上段通信線と下段通信線の間で想定外の相互作用が働くことを防止できる。信号伝達特性を規格内に維持できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
上段端子列と下段端子列を備えているコネクタと、
前記コネクタに隣接する位置において、前記上段端子列に接続される上段通信線群と前記下段端子列に接続される下段通信線群の間に介在している仕切り板、
を備えている接続装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、コネクタと通信線群の接続箇所において通信線の信号伝達特性が低下するのを防止する接続装置を開示する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されているように、複数個の制御装置を通信線群で接続して装置全体を統合的に制御する技術が知られている。通信線群では、複数本の通信線を撚り合わせてツイスト線としたり、あるいは通信線群の全体をコルゲートで覆ったりすることなどによって通信線同士の相対的位置関係を固定し、通信線間の想定外の相互作用によってインピーダンス等の信号伝達特性が低下しないようにしている。
【0003】
通信線群はコネクタに接続される。コネクタの体格をコンパクトに抑えるために、端子群を上段端子列と下段端子列に配列したコネクタが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-118918号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
コネクタに通信線群を接続する箇所では、前記のコルゲートを除去し、前記のツイスト線の撚りをほぐして各通信線をばらばらにし、各通信線を対応する端子に接続する。この箇所では、ばらばらにほぐした通信線同士の相対的位置関係が想定外のものとなり、通信線間の相互作用によってインピーダンス等の特性が低下することがある。
【0006】
特に、上段端子列と下段端子列に配列されているコネクタに接続する場合に特性が低下しやすい。上段端子列に接続される通信線を上段通信線群とし、下段端子列に接続される通信線を下段通信線群としたときに、隣接する2本の上段通信線の間に下段通信線が挟まれたり、あるいは逆に、隣接する2本の下段通信線の間に上段通信線が挟まれたりすることがあり、インピーダンス等の特性が規格外に低下してしまうことがある。
【0007】
本明細書では、隣接する2本の上段通信線の間に下段通信線が挟まれたり、あるいは逆に、隣接する2本の下段通信線の間に上段通信線が挟まれたりすることを防止する技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書で開示する接続装置は、コネクタと仕切り板を備えている。コネクタは、上段端子列と下段端子列を備えている。仕切り板は、コネクタに隣接する位置において、上段通信線群と下段通信線群の間に介在する。
【0009】
本装置では仕切り板を介在させるので、隣接する2本の上段通信線の間に下段通信線が挟まれたり、あるいは逆に、隣接する2本の下段通信線の間に上段通信線が挟まれたりすることを防止できる。本装置は、コネクタの端子群に通信線群を接続する作業時に上記の挟み込みが生じるのを防止するためにも利用できるし、通信線に接続されたコネクタを基板等に接続する作業時に上記の挟み込みが生じるのを防止するためにも利用できるし、車載して走行している間に振動等に起因して上記の挟み込みが生じるのを防止するためにも利用することができる。
【0010】
本技術は、端子が上下2段に配列されている場合のみならず、3段以上の場合にも利用できる。上から数えて1段目、2段目、3段目が存在する場合、1段目と2段目の間に利用することもできれば、2段目と3段目の間に利用することもできる(この場合は2段目が上段となり、3段目が下段となる)。1段目と2段目の間と、2段目と3段目の間の双方に利用することもできる。4段以上に積層されている場合も同様である。また、本明細書では、仕切り板の一方側を上段といい、他方側を下段という。仕切り板は、水平に延びているとは限らず、垂直方向に延びていることもあれば、傾斜していることもある。
(【0011】以降は省略されています)

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