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公開番号2024126511
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034918
出願日2023-03-07
発明の名称充放電設備
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20240912BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数階の駐車場における充放電設備をより効率的なものとする。
【解決手段】充放電設備は、第1充放電駐車スペースが配置された第1階層部と、第1階層部の直上階において第2充放電駐車スペースが配置された第2階層部とを備える。そして、第1階層部と第2階層部との間に外部と電力ケーブルによって接続された電力変換装置を配置し、第1充放電駐車スペースにはバッテリ充放電用の車両側接続部と接続可能な第1充放電接続部材を電力変換装置に接続されて第1階層部の天井から延出する第1充放電ケーブルの端部に取り付け、第2充放電駐車スペースにはバッテリ充放電用の車両側接続部と接続可能な第2充放電接続部材を電力変換装置に接続されて第2階層部の床から延出する第2充放電ケーブルの端部に取り付ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載されたバッテリの充電および/または放電を行なうための第1充放電駐車スペースが配置された第1階層部と、
前記第1階層部の直上階において、車両に搭載されたバッテリの充電および/または放電を行なうための第2充放電駐車スペースが前記第1充放電駐車スペースの直上となるように配置された第2階層部と、
を備える充放電設備であって、
前記第1階層部と前記第2階層部との間に、外部と電力ケーブルによって接続された電力変換装置を配置し、
前記第1充放電駐車スペースには、駐車した車両のバッテリ充放電用の車両側接続部と接続可能な第1充放電接続部材が、前記電力変換装置に接続されて前記第1階層部の天井から延出する第1充放電ケーブルの端部に取り付けられており、
前記第2充放電駐車スペースには、駐車した車両のバッテリ充放電用の車両側接続部と接続可能な第2充放電接続部材が、前記電力変換装置に接続されて前記第2階層部の床から延出する第2充放電ケーブルの端部に取り付けられている、
ことを特徴とする充放電設備。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
請求項1記載の充放電設備であって、
前記第1階層部には、車両を前後方向に2台並べて駐車可能に配置した2つの第1充放電駐車スペースが配置されており、
前記第2階層部には、車両を前後方向に2台並べて駐車可能に配置した2つの第2充放電駐車スペースが前記2つの第1充放電駐車スペースと整合するように配置されており、
前記第1充放電ケーブルは、前記2つの第1充放電駐車スペースの間の天井から延出するように配置されており、
前記第2充放電ケーブルは、前記2つの第2充放電駐車スペースの間の床から延出するように配置されている、
充放電設備。
【請求項3】
請求項1記載の充放電設備であって、
前記第1階層部には、2行2列に配置した4つの第1充放電駐車スペースが配置されており、
前記第2階層部には、2行2列に配置した4つの第2充放電駐車スペースが前記4つの第1充放電駐車スペースと整合するように配置されており、
前記第1充放電ケーブルは、前記4つの第1充放電駐車スペースの中央の天井から延出するように配置されており、
前記第2充放電ケーブルは、前記4つの第2充放電駐車スペースの中央の床から延出するように配置されている、
充放電設備。
【請求項4】
請求項1ないし3のうちのいずれか1つの請求項に記載の充放電設備であって、
前記第1階層部と前記第2階層部とからなる充放電階層部が、平面的および/または立体的に複数配列している、
充放電設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、充放電設備に関し、詳しくは、駐車スペースに駐車している車両に搭載されたバッテリの充放電を行なう充放電設備に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の充放電設備としては、地面下に収納可能な充電設備において、充電コネクタを引き出すと、地面下に収納された状態から地面上に露出した状態に移行する可動部を備える充電スタンドが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この充電スタンドでは、可動部が地面下に収納された状態から地面上に露出した状態に移行することにより、充電を開始するまでに要する工数を削減している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-154290号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
空港などの施設の駐車場では、地上だけでなく、複数階の駐車場ビルとしたり、地下に複数階の駐車場施設としたりする場合がある。また、駐車場に駐車している電動車のバッテリの充放電を行なうことにより、施設の電気需要に対応することも考えられている。これらのため、駐車場の充放電設備の配置を効率的に行なう必要がある。
【0005】
本開示の充放電設備は、複数階の駐車場における充放電設備をより効率的なものとすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の充放電設備は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の充放電設備は、
車両に搭載されたバッテリの充電および/または放電を行なうための第1充放電駐車スペースが配置された第1階層部と、
前記第1階層部の直上階において、車両に搭載されたバッテリの充電および/または放電を行なうための第2充放電駐車スペースが前記第1充放電駐車スペースの直上となるように配置された第2階層部と、
を備える充放電設備であって、
前記第1階層部と前記第2階層部との間に、外部と電力ケーブルによって接続された電力変換装置を配置し、
前記第1充放電駐車スペースには、駐車した車両のバッテリ充放電用の車両側接続部と接続可能な第1充放電接続部材が、前記電力変換装置に接続されて前記第1階層部の天井から延出する第1充放電ケーブルの端部に取り付けられており、
前記第2充放電駐車スペースには、駐車した車両のバッテリ充放電用の車両側接続部と接続可能な第2充放電接続部材が、前記電力変換装置に接続されて前記第2階層部の床から延出する第2充放電ケーブルの端部に取り付けられている、
ことを特徴とする。
【0008】
本開示の充放電設備では、車両に搭載されたバッテリの充電や放電を行なうための第1充放電駐車スペースが配置された第1階層部と、第1階層部の直上階において、車両に搭載されたバッテリの充電や放電を行なうための第2充放電駐車スペースが第1充放電駐車スペースの直上となるように配置された第2階層部と、を備える。そして、第1階層部と第2階層部との間に、外部と電力ケーブルによって接続された電力変換装置を配置し、第1充放電駐車スペースには、駐車した車両のバッテリ充放電用の車両側接続部と接続可能な第1充放電接続部材を、電力変換装置に接続されて第1階層部の天井から延出する第1充放電ケーブルの端部に取り付け、第2充放電駐車スペースには、駐車した車両のバッテリ充放電用の車両側接続部と接続可能な第2充放電接続部材を、電力変換装置に接続されて第2階層部の床から延出する第2充放電ケーブルの端部に取り付ける。したがって、本開示の充電設備では、第1階層部の第1充放電駐車スペースに駐車した車両に対しては、天井から延出する第1充放電ケーブルの端部に取り付けられた第1充放電接続部材を用いて充放電し、第2階層部の第2充放電駐車スペースに駐車した車両に対しては、床から延出する第2充放電ケーブルの端部に取り付けられた第2充放電接続部材を用いて充放電する。この結果、各階層部の充放電駐車スペースに駐車した車両に対して床から或いは天井から延出する充放電ケーブルの端部に取り付けられた充放電接続部材を用いて充放電するものに比して、充放電設備をより効率的なものとすることができる。
【0009】
本開示の充放電設備において、前記第1階層部には車両を前後方向に2台並べて駐車可能に配置した2つの第1充放電駐車スペースが配置されており、前記第2階層部には車両を前後方向に2台並べて駐車可能に配置した2つの第2充放電駐車スペースが前記2つの第1充放電駐車スペースと整合するように配置されており、前記第1充放電ケーブルは前記2つの第1充放電駐車スペースの間の天井から延出するように配置されており、前記第2充放電ケーブルは前記2つの第2充放電駐車スペースの間の床から延出するように配置されているものとしてもよい。また、前記第1階層部には2行2列に配置した4つの第1充放電駐車スペースが配置されており、前記第2階層部には2行2列に配置した4つの第2充放電駐車スペースが前記4つの第1充放電駐車スペースと整合するように配置されており、前記第1充放電ケーブルは前記4つの第1充放電駐車スペースの中央の天井から延出するように配置されており、前記第2充放電ケーブルは前記4つの第2充放電駐車スペースの中央の床から延出するように配置されているものとしてもよい。このようにすれば、充放電設備をより効率的なものとすることができる。
【0010】
本開示の充放電設備において、前記第1階層部と前記第2階層部とからなる充放電階層部が、平面的や立体的に複数配列しているものとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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