TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024127037
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035874
出願日2023-03-08
発明の名称電力変換装置
出願人株式会社TMEIC
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02M 7/48 20070101AFI20240912BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数のスイッチングモジュール間における電流アンバランスの発生を抑制できる電力変換装置を提供する。
【解決手段】直列に接続された第1及び第2スイッチング素子を有する一対の第1スイッチングモジュールと、直列に接続された第3及び第4スイッチング素子を有する一対の第2スイッチングモジュールと、交流回路の一対の入出力端子の一方と電気的に接続される板状の第1導体と、交流回路の一対の入出力端子の他方と電気的に接続されるとともに、所定の間隔を空けて第1導体と重ねて設けられる板状の第2導体と、を備え、一対の第1スイッチングモジュールは、第1導体及び第2導体の側方に並べて設けられ、一対の第2スイッチングモジュールは、一対の第1スイッチングモジュールの間に配置される電力変換装置が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
直流回路及び交流回路に接続され、直流電力から交流電力への変換及び交流電力から直流電力への変換の少なくとも一方を行う電力変換装置であって、
直列に接続された第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とを有する一対の第1スイッチングモジュールと、
直列に接続された第3スイッチング素子と第4スイッチング素子とを有する一対の第2スイッチングモジュールと、
前記交流回路の一対の入出力端子の一方と電気的に接続される板状の第1導体と、
前記交流回路の前記一対の入出力端子の他方と電気的に接続されるとともに、所定の間隔を空けて前記第1導体と重ねて設けられる板状の第2導体と、
を備え、
前記一対の第1スイッチングモジュールのそれぞれは、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の両端を介して前記直流回路と電気的に接続されるとともに、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の接続点を介して前記第1導体及び前記交流回路の前記一対の入出力端子の一方と電気的に接続されることにより、互いに並列に接続され、
前記一対の第2スイッチングモジュールのそれぞれは、前記第3スイッチング素子及び前記第4スイッチング素子の両端を介して前記直流回路と電気的に接続されるとともに、前記第3スイッチング素子及び前記第4スイッチング素子の接続点を介して前記第2導体及び前記交流回路の前記一対の入出力端子の他方と電気的に接続されることにより、互いに並列に接続され、
前記一対の第1スイッチングモジュール及び前記一対の第2スイッチングモジュールは、前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、前記第3スイッチング素子、及び前記第4スイッチング素子によってフルブリッジ回路を構成し、前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、前記第3スイッチング素子、及び前記第4スイッチング素子のスイッチングによって直流電力から交流電力への変換及び交流電力から直流電力への変換の少なくとも一方を行い、
前記一対の第1スイッチングモジュールは、前記第1導体及び前記第2導体の側方に並べて設けられ、
前記一対の第2スイッチングモジュールは、前記一対の第1スイッチングモジュールとともに前記第1導体及び前記第2導体の側方に並べて設けられるとともに、前記一対の第1スイッチングモジュールの間に配置される電力変換装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記一対の第1スイッチングモジュール及び前記一対の第2スイッチングモジュールは、それぞれ2組設けられ、前記第1導体及び前記第2導体の両側方に並べて配置される請求項1記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記一対の第1スイッチングモジュールのそれぞれは、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子を収容する第1筐体と、前記直流回路の高電位側の端子と電気的に接続される第1直流端子と、前記直流回路の低電位側の端子と電気的に接続される第2直流端子と、前記第1導体と電気的に接続される第1交流端子と、を有し、
前記第1交流端子は、前記第1筐体の一端側に設けられ、
前記第1直流端子及び前記第2直流端子は、前記第1筐体の他端側に設けられ、
前記一対の第1スイッチングモジュールのそれぞれは、前記第1交流端子の設けられた前記第1筐体の前記一端側を前記第1導体及び前記第2導体側に向けて配置され、
前記一対の第2スイッチングモジュールのそれぞれは、前記第3スイッチング素子及び前記第4スイッチング素子を収容する第2筐体と、前記直流回路の高電位側の端子と電気的に接続される第3直流端子と、前記直流回路の低電位側の端子と電気的に接続される第4直流端子と、前記第2導体と電気的に接続される第2交流端子と、を有し、
前記第2交流端子は、前記第2筐体の一端側に設けられ、
前記第3直流端子及び前記第4直流端子は、前記第2筐体の他端側に設けられ、
前記一対の第2スイッチングモジュールのそれぞれは、前記第2交流端子の設けられた前記第2筐体の前記一端側を前記第1導体及び前記第2導体側に向けて配置される請求項1又は2に記載の電力変換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
第1スイッチングモジュールと、第2スイッチングモジュールと、を備えた電力変換装置がある。第1スイッチングモジュールは、直列に接続された第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とを有する。第2スイッチングモジュールは、直列に接続された第3スイッチング素子と第4スイッチング素子とを有する。換言すれば、第1スイッチングモジュール及び第2スイッチングモジュールは、ハーフブリッジ回路を有する。電力変換装置は、第1スイッチングモジュール及び第2スイッチングモジュールにより、フルブリッジ回路を構成し、各スイッチング素子のスイッチングにより、直流電力から交流電力への変換及び交流電力から直流電力への変換の少なくとも一方を行う。
【0003】
こうした電力変換装置において、複数の第1スイッチングモジュールと複数の第2スイッチングモジュールとを設け、複数の第1スイッチングモジュールを並列に接続するとともに、複数の第2スイッチングモジュールを並列に接続することが行われている。これにより、各スイッチング素子に必要となる電流や電圧の許容値の増加を抑制しつつ、大きな電力に対応することが可能となる。
【0004】
しかしながら、上記のように、並列に接続された複数の第1スイッチングモジュール及び並列に接続された複数の第2スイッチングモジュールを設け、各スイッチングモジュールを並べて配置する際に、各スイッチングモジュールの並べ方によっては、各スイッチングモジュールに流れる電流の大きさにアンバランスが生じてしまう場合がある。
【0005】
例えば、電流のアンバランスが発生し、所定のスイッチングモジュールに電流が集中してしまうと、電流の集中したスイッチングモジュールの温度責務が増加してしまう。このため、スイッチングモジュールの冷却能力を高めたり、各スイッチングモジュールの並列接続数を増やしたりといった対策が必要となり、装置の大型化やコスト増などの要因となってしまう恐れがある。
【0006】
このため、複数のスイッチングモジュールを並列に接続する電力変換装置においては、複数のスイッチングモジュール間における電流アンバランスの発生を抑制できるようにすることが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2019-134543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
実施形態は、複数のスイッチングモジュール間における電流アンバランスの発生を抑制できる電力変換装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本実施形態によれば、直流回路及び交流回路に接続され、直流電力から交流電力への変換及び交流電力から直流電力への変換の少なくとも一方を行う電力変換装置であって、直列に接続された第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とを有する一対の第1スイッチングモジュールと、直列に接続された第3スイッチング素子と第4スイッチング素子とを有する一対の第2スイッチングモジュールと、前記交流回路の一対の入出力端子の一方と電気的に接続される板状の第1導体と、前記交流回路の前記一対の入出力端子の他方と電気的に接続されるとともに、所定の間隔を空けて前記第1導体と重ねて設けられる板状の第2導体と、を備え、前記一対の第1スイッチングモジュールのそれぞれは、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の両端を介して前記直流回路と電気的に接続されるとともに、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の接続点を介して前記第1導体及び前記交流回路の前記一対の入出力端子の一方と電気的に接続されることにより、互いに並列に接続され、前記一対の第2スイッチングモジュールのそれぞれは、前記第3スイッチング素子及び前記第4スイッチング素子の両端を介して前記直流回路と電気的に接続されるとともに、前記第3スイッチング素子及び前記第4スイッチング素子の接続点を介して前記第2導体及び前記交流回路の前記一対の入出力端子の他方と電気的に接続されることにより、互いに並列に接続され、前記一対の第1スイッチングモジュール及び前記一対の第2スイッチングモジュールは、前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、前記第3スイッチング素子、及び前記第4スイッチング素子によってフルブリッジ回路を構成し、前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、前記第3スイッチング素子、及び前記第4スイッチング素子のスイッチングによって直流電力から交流電力への変換及び交流電力から直流電力への変換の少なくとも一方を行い、前記一対の第1スイッチングモジュールは、前記第1導体及び前記第2導体の側方に並べて設けられ、前記一対の第2スイッチングモジュールは、前記一対の第1スイッチングモジュールとともに前記第1導体及び前記第2導体の側方に並べて設けられるとともに、前記一対の第1スイッチングモジュールの間に配置される電力変換装置が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本実施形態では、複数のスイッチングモジュール間における電流アンバランスの発生を抑制できる電力変換装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
原動機
21日前
個人
ファラデー発電改良型
7日前
キヤノン電子株式会社
モータ
今日
ニデック株式会社
モータ
11日前
株式会社タツノ
充電装置
23日前
キヤノン株式会社
制御装置
今日
トヨタ自動車株式会社
ロータ
1日前
ダイハツ工業株式会社
冷却装置
8日前
サンデン株式会社
電力変換装置
18日前
サンデン株式会社
電力変換装置
18日前
株式会社ダイヘン
溶接機
17日前
本田技研工業株式会社
回転電機
8日前
本田技研工業株式会社
回転電機
8日前
中国電力株式会社
仮送電ケーブル
18日前
ニデック株式会社
ステータ
8日前
ニデック株式会社
ステータ
8日前
個人
引掛け金具付きソーラーパネル用架台
1日前
オムロン株式会社
自律作業システム
22日前
住友電装株式会社
電線固定部材
17日前
株式会社ダイヘン
電力システム
8日前
株式会社アイシン
巻線界磁型回転電機
17日前
株式会社ダイヘン
電力供給装置
18日前
日産自動車株式会社
インバータ
11日前
三菱電機株式会社
通信システム
21日前
株式会社ジェイテクト
制御装置
17日前
株式会社デンソー
回転電機
22日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
11日前
株式会社デンソー
回転電機
22日前
株式会社デンソー
回転電機
22日前
株式会社デンソー
回転電機
22日前
株式会社デンソー
回転電機
22日前
株式会社デンソー
回転電機
22日前
株式会社デンソー
回転電機
22日前
株式会社デンソー
電気部品
今日
株式会社デンソー
回転電機
22日前
トヨタ紡織株式会社
磁石挿入装置
22日前
続きを見る