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公開番号2024122508
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023030078
出願日2023-02-28
発明の名称モータ
出願人ニデック株式会社
代理人個人
主分類H02K 1/12 20060101AFI20240902BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ステータコアの剛性を向上させたモータを提供する。
【解決手段】モータは、回転軸を中心に回転するロータと、ロータに対して径方向外側に位置するステータとを備える。ステータは、複数の単位コアが環状に配列されたステータコアを有し、複数の単位コアのそれぞれは、ティースと、ティースに対して径方向外側において周方向に延びるコアバックとを有する。複数の単位コアのいずれか1つの単位コアは、コアバックの径方向外側の外周面から径方向外側に部分的に突起し、コアバックの周方向一方側端部から周方向他方側端部まで周方向に延びる第1突起部をさらに有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸を中心に回転するロータと、
前記ロータに対して径方向外側に位置するステータと
を備える、モータであって、
前記ステータは、複数の単位コアが環状に配列されたステータコアを有し、
前記複数の単位コアのそれぞれは、
ティースと、
前記ティースに対して径方向外側において周方向に延びるコアバックと
を有し、
前記複数の単位コアのいずれか1つの単位コアは、
前記コアバックの径方向外側の外周面から径方向外側に部分的に突起し、前記コアバックの周方向一方側端部から周方向他方側端部まで周方向に延びる第1突起部をさらに有する、モータ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記複数の単位コアのそれぞれの単位コアは、前記第1突起部を有し、
前記複数の単位コアのうちの隣接する2つの単位コアの一方の単位コアの前記第1突起部は、他方の単位コアの前記第1突起部と接触する、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記ステータコアは、前記複数の単位コアのそれぞれが分割されて接触する分割コアであり、
前記複数の単位コアのそれぞれは、複数のラミネーションが軸方向に積層された積層構造を有する、請求項1または2に記載のモータ。
【請求項4】
前記複数の単位コアのいずれか1つの単位コアは、前記コアバックの径方向外側の外周面から径方向外側に部分的に突起し、前記コアバックの軸方向一方側から軸方向他方側まで軸方向に延びる第2突起部をさらに有する、請求項1に記載のモータ。
【請求項5】
前記いずれか1つの単位コアにおいて、前記第1突起部は、前記コアバックの前記外周面の軸方向一方側および軸方向他方側のそれぞれの基準面に対して突起しており、
前記いずれか1つの単位コアにおいて、前記第2突起部は、前記コアバックの前記外周面の周方向一方側および周方向他方側のそれぞれの基準面に対して突起しており、
前記第1突起部と前記第2突起部は交差する、請求項4に記載のモータ。
【請求項6】
前記いずれか1つの単位コアには、軸方向に延びる貫通孔が設けられており、
前記貫通孔および前記第2突起部は、前記ティースから径方向に延びる直線上に位置する、請求項4に記載のモータ。
【請求項7】
前記いずれか1つの単位コアには、軸方向に延びる貫通孔が、前記コアバックおよび前記第2突起部にまたがって設けられている、請求項4に記載のモータ。
【請求項8】
前記ステータを軸方向一方側から覆う第1ハウジングと、
前記ステータを軸方向他方側から覆う第2ハウジングと、
前記貫通孔を貫通して前記第1ハウジングと前記第2ハウジングと前記ステータとを固定する固定部材と
をさらに備える、請求項6または7に記載のモータ。
【請求項9】
前記ステータを軸方向一方側から覆う第1ハウジングと、
前記ステータを軸方向他方側から覆う第2ハウジングと
をさらに備え、
前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの径方向外側の外周面は、前記ステータコアの径方向外側の外周面に対して同一の平面または径方向外側に位置する、請求項1または2に記載のモータ。
【請求項10】
前記ステータを軸方向一方側から覆う第1ハウジングと、
前記ステータを軸方向他方側から覆う第2ハウジングと
をさらに備え、
前記第1ハウジングは、
第1基体部と、
前記第1基体部の外縁から軸方向他方側に延びた環状の第1環状壁と、
前記第1環状壁の軸方向他方側の端部から軸方向他方側に延び、周方向に並ぶ複数の第1ガイドと
を有し、
前記第1ガイドの周方向両端は、前記第2突起部と隙間を介して周方向に対向し、
前記ステータコアの軸方向一方側の表面は、前記第1環状壁の軸方向他方側の端部と接触する、請求項4に記載のモータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、小型の駆動源としてインナーロータ型のモータを用いることが知られている。インナーロータ型のモータでは、ステータの径方向内側にロータが配置される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載のモータにおいて、ステータは、環状に配置されたステータコアブロックと、環状の連結ヨークを有する。ステータコアブロックは、ステータコア片を重ねた積層ステータコアと、積層ステータコアに設けられたスロット絶縁体と、スロット絶縁体の上側に巻装された界磁コイルとを有する。ステータコア片は、ティース部、ヨーク部、ティース先端拡大部を有し、ヨーク部の外周に突出するダブテールが設けられている。特許文献1に記載のモータでは、ヨーク部の外周に設けたダブテールが連結ヨークと結合することにより、丈夫な連結構造を形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-7413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のモータの小型化を図る場合、ヨーク部の径方向に短くすると、ステータコアの剛性が低くなり、モータの駆動によっては騒音が発生することがある。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ステータコアの剛性を向上させたモータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る例示的なモータは、回転軸を中心に回転するロータと、前記ロータに対して径方向外側に位置するステータとを備える。前記ステータは、複数の単位コアが環状に配列されたステータコアを有する。前記複数の単位コアのそれぞれは、ティースと、前記ティースに対して径方向外側において周方向に延びるコアバックとを有する。前記複数の単位コアのいずれか1つの単位コアは、前記コアバックの径方向外側の外周面から径方向外側に部分的に突起し、前記コアバックの周方向一方側端部から周方向他方側端部まで周方向に延びる第1突起部をさらに有する。
【発明の効果】
【0008】
例示的な本発明によれば、ステータコアの剛性を向上させたモータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係るモータの構造を示す断面図である。
図2は、本発明の一実施形態に係るモータの分解斜視図である。
図3Aは、本発明の一実施形態に係るモータにおけるステータコアの斜視図である。
図3Bは、本発明の一実施形態に係るモータにおけるステータコアを示す平面図である。
図4Aは、本発明の一実施形態に係るモータにおける単位コアの斜視図である。
図4Bは、本発明の一実施形態に係るモータにおける単位コアを示す平面図である。
図5Aは、本発明の一実施形態に係るモータにおけるステータコアの分解平面図である。
図5Bは、本発明の一実施形態に係るモータにおけるステータコアの展開図である。
図6Aは、本発明の一実施形態に係るモータにおけるステータコアと第1ハウジングとの位置関係を示す分解斜視図である。
図6Bは、本発明の一実施形態に係るモータにおけるステータコアと第2ハウジングとの位置関係を示す分解斜視図である。
図7Aは、本発明の一実施形態に係るモータの側面図である。
図7Bは、図7Aの第1ハウジングおよび第2ハウジング以外を省略した図である。
図7Bは、図7AのVIIC-VIIC線に沿った断面図である。
図8は、本発明の一実施形態に係るモータにおけるロータの一部を拡大して示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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