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公開番号2024117249
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-29
出願番号2023023235
出願日2023-02-17
発明の名称回転電機
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 1/2798 20220101AFI20240822BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ロータの異常発生を抑制することができる回転電機を提供する
【解決手段】モータ装置は、第1ロータ300aを有している。第1ロータ300aは、磁石部310及び磁石ホルダ320を有している。磁石部310は、磁石ホルダ320に固定されている。磁石ホルダ320は、ホルダ対向部321を有している。ホルダ対向部321は、ステータ200に軸方向ADに並べられている。ホルダ対向部321は、対向ベース部331及び対向カバー部335を有している。対向カバー部335は、磁石部310を対向ベース部331に固定している。対向ベース部331には、磁石用凹部332が設けられている。磁石用凹部332には、磁石部310の少なくとも一部が収容されている。対向カバー部335は、磁石部310をステータ200側から覆っている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
電力の供給により駆動する回転電機（６０）であって、
ステータ（２００）と、
回転軸線（Ｃｍ）を中心に回転し、前記回転軸線が延びる軸方向（ＡＤ）において前記ステータに並べられたロータ（３００ａ，３００ｂ）と、
を備え、
前記ロータは、
前記ステータに前記軸方向に並べられた磁石部（３１０）と、
前記磁石部の少なくとも一部が自身に埋め込まれた状態で前記磁石部を支持している磁石ホルダ（３２０）と、
を有しており、
前記磁石ホルダは、
前記ステータに前記軸方向に並べられたホルダ並び部（３３１）と、
前記磁石部を前記ホルダ並び部に固定するために前記磁石部の少なくとも一部を前記ステータ側から覆っている磁石覆い部（３３５）と、
を有している回転電機。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記ホルダ並び部は、前記ステータとは反対側に向けて凹んだ並び凹部（３３２）を有しており、
前記磁石部の少なくとも一部は、前記並び凹部に収容されている、請求項１に記載の回転電機。
【請求項３】
前記並び凹部は、前記回転軸線の径方向（ＲＤ）において内周側に向けて凹んでおり、
前記磁石覆い部は、前記磁石部の少なくとも一部を前記径方向の外周側から覆っている、請求項２に記載の回転電機。
【請求項４】
前記磁石部は、
前記軸方向において前記ステータに対向する磁石対向面（４１３）と、前記磁石部の外周端面（４１１）と、にかけ渡されるように延びた面取り面（４１６）、を有しており、
前記磁石覆い部は、前記面取り面の少なくとも一部を覆っている、請求項１又は２に記載の回転電機。
【請求項５】
前記ホルダ並び部は、前記軸方向において前記ステータ側を向いたホルダ並び面（３３１ａ）、を有しており、
前記磁石部は、前記軸方向において前記ステータに対向する磁石対向面（４１３）を有しており、前記磁石対向面と前記ホルダ並び面とが前記回転軸線の径方向（ＲＤ）に並ぶように設けられている、請求項１又は２に記載の回転電機。
【請求項６】
前記磁石部は、前記回転軸線の径方向（ＲＤ）において前記ホルダ並び部よりも外周側に延びており、
前記磁石覆い部は、前記径方向において前記磁石部の少なくとも一部を外周側から覆っている、請求項１又は２に記載の回転電機。
【請求項７】
前記磁石覆い部は、前記磁石部が前記ステータ側に露出しないように前記磁石部を前記ステータ側から覆っている、請求項１又は２に記載の回転電機。
【請求項８】
前記ホルダ並び部は、
前記回転軸線の径方向（ＲＤ）において前記磁石部の内周側に設けられ、前記軸方向において前記ステータ側を向いているホルダ並び面（３３１ａ）と、
前記軸方向において前記磁石部を介して前記ステータとは反対側に設けられ、前記軸方向において前記ホルダ並び面とは反対側を向いているホルダ反対面（３３１ｂ）と、
を有しており、
前記磁石覆い部は、前記磁石部を介して前記ホルダ並び面と前記ホルダ反対面とにかけ渡されるようにして、前記ホルダ並び面及び前記ホルダ反対面に重ねられている、請求項１又は２に記載の回転電機。
【請求項９】
飛行体（１０）に設けられ、前記飛行体を飛行させるために駆動する回転電機である、請求項１又は２に記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この明細書における開示は、回転電機に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、アキシャルギャップ式のモータについて記載されている。アキシャルギャップ式のモータでは、ロータとステータとが軸方向に並べられている。このモータにおいては、ロータ及びステータがモータハウジングに収容されている。ロータは、磁石を有している。磁石は、ステータ側に露出した状態でロータに設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－３６５１９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記特許文献１では、磁石の少なくとも一部がロータから離脱するなど、ロータに異常が発生することが懸念される。
【０００５】
本開示の１つの目的は、ロータの異常発生を抑制することができる回転電機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
【０００７】
上記目的を達成するため、開示された態様は、
電力の供給により駆動する回転電機（６０）であって、
ステータ（２００）と、
回転軸線（Ｃｍ）を中心に回転し、回転軸線が延びる軸方向（ＡＤ）においてステータに並べられたロータ（３００ａ，３００ｂ）と、
を備え、
ロータは、
ステータに軸方向に並べられた磁石部（３１０）と、
磁石部の少なくとも一部が自身に埋め込まれた状態で磁石部を支持している磁石ホルダ（３２０）と、
を有しており、
磁石ホルダは、
ステータに軸方向に並べられたホルダ並び部（３３１）と、
磁石部をホルダ並び部に固定するために磁石部の少なくとも一部をステータ側から覆っている磁石覆い部（３３５）と、
を有している回転電機。
【０００８】
上記態様によれば、磁石覆い部は、磁石部をホルダ並び部に固定するように磁石部の少なくとも一部をステータ側から覆っている。この構成では、磁石部の少なくとも一部がホルダ並び部から離脱する、ということを磁石覆い部により規制できる。このため、ロータの異常発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
第１実施形態におけるｅＶＴＯＬの構成を示す図。
推進システムの電気的な構成を示す図。
ＥＰＵの概略斜視図。
モータ装置の縦断面図。
第１ロータの斜視図。
モータ装置の縦断面図。
第１ロータの縦断面図。
第１ロータ及びステータを径方向外側から見た概略側面図。
第２実施形態における第１ロータの縦断面図。
第３実施形態における第１ロータの斜視図。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
（【００１１】以降は省略されています）

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