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公開番号
2024119603
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-03
出願番号
2023026617
出願日
2023-02-22
発明の名称
制御装置
出願人
株式会社ジェイテクト
代理人
個人
,
個人
主分類
H02P
25/22 20060101AFI20240827BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】各通電系統の意図しない動作の発生が抑制される制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置10は、各マイコン30A,30Bが実装された回路基板11を有している。回路基板11には、各通電系統12A,12Bが実装されている。第1通電系統12Aと第2通電系統12Bとは、互いに異なるバッテリ(B1,B2)から通電制御のための電力が供給される。回路基板11には、第1通電系統12Aと第2通電系統12Bとに関して、互いに異なる内部グランド(SG1,SG2)が形成されている。第1通電系統12Aは、第1内部グランドSG1を介して、第1ボディアースBo1に接続されている。第2通電系統12Bは、第2内部グランドSG2を介して、第2ボディアースBo2に接続されている。第1内部グランドSG1と第2内部グランドSG2とは、バンドパスフィルタ回路16を介して、互いに接続されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1巻線群および第2巻線群を含む複数の巻線群に対する通電制御を、個別に実施するための第1制御部および第2制御部を含む複数の制御部が実装された回路基板を有する制御装置であって、
前記回路基板には、前記第1巻線群に対する前記通電制御を実施するために前記第1制御部と組み合わせて構成される第1通電系統、および前記第2巻線群に対する前記通電制御を実施するために前記第2制御部と組み合わせて構成される第2通電系統を含む複数の通電系統が実装され、
前記第1通電系統と前記第2通電系統とは、個別にアースされた互いに異なるバッテリから前記通電制御のための電力が供給されるものであり、
前記回路基板には、前記第1通電系統と前記第2通電系統とに関して、互いに異なる内部グランドが形成され、
前記第1通電系統は、第1内部グランドを介して、対応する前記バッテリのアースに接続され、
前記第2通電系統は、第2内部グランドを介して、対応する前記バッテリのアースに接続され、
前記第1内部グランドと前記第2内部グランドとは、バンドパスフィルタ回路を介して、互いに接続されている制御装置。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記第1制御部と前記第2制御部とは、互いにデジタル信号を送受信するものであり、
前記バンドパスフィルタ回路は、高周波数側の信号成分を減衰するための第1カットオフ周波数と、低周波数側の信号成分を減衰するための第2カットオフ周波数とを有するフィルタ処理を実施し、
前記第1カットオフ周波数と前記第2カットオフ周波数との周波数差である帯域幅は、前記デジタル信号の周波数を含むように調整されている請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記バンドパスフィルタ回路は、前記第1内部グランドから前記第2内部グランドへの信号成分をフィルタ処理する第1フィルタ回路を含み、
前記回路基板は、前記第1通電系統の構成が実装される領域である第1系統領域と、前記第2通電系統の構成が実装される領域である第2系統領域とを含み、
前記第1フィルタ回路は、前記第1系統領域に実装されている請求項1又は請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記バンドパスフィルタ回路は、前記第2内部グランドから前記第1内部グランドへの信号成分をフィルタ処理する第2フィルタ回路を含み、
前記第2フィルタ回路は前記第2系統領域に実装されている請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記バンドパスフィルタ回路は、前記第1内部グランドおよび前記第2内部グランドの間の双方向の信号成分をフィルタ処理する双方向フィルタ回路を含み、
前記回路基板は、前記第1通電系統の構成が実装される領域である第1系統領域と、前記第2通電系統の構成が実装される領域である第2系統領域とを含み、
前記双方向フィルタ回路は前記第1系統領域と前記第2系統領域とに跨って実装されている請求項1又は請求項2に記載の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば下記特許文献1には、モータ巻線に対する通電制御をすることによって、モータの駆動を制御する制御装置が記載されている。この制御装置において、モータ巻線は、第1モータ巻線と、第2モータ巻線とを含んでいる。モータ巻線に対する通電制御にかかる構成の組み合わせからなる通電系統は、第1モータ巻線の通電制御にかかる構成の組み合わせである第1通電系統と、第2モータ巻線の通電制御にかかる構成の組み合わせである第2通電系統とを含んでいる。各通電系統が通電制御するための電力は、互いに異なるバッテリから供給されるように構成されている。各通電系統に電力を供給するバッテリは、車両の部位に個別に接続されることによって、アースされている。また、各通電系統は、回路基板において、互いに異なる内部グランド(所謂、シグナルグランド)を形成している。各通電系統は、対応する内部グランドを介して、対応するバッテリのアースに接続されている。また、各通電系統の内部グランドは、グランド間コンデンサを介して、互いに接続されている。これにより、制御装置の外部へのノイズの伝搬を低減するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-18087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
たとえば、各通電系統は、対応するバッテリのアースを介して、車体のノイズに晒される。こうした車体のノイズは、各通電系統の内部グランドを介して、グランド間コンデンサに伝達される。その結果、各通電系統は、グランド間コンデンサを介して、車体のノイズに晒される。車体のノイズは、通電系統の基準電位を変動させ得る。これにより、各通電系統の意図しない動作の発生が懸念される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決し得る制御装置は、第1巻線群および第2巻線群を含む複数の巻線群に対する通電制御を、個別に実施するための第1制御部および第2制御部を含む複数の制御部が実装された回路基板を有する。前記回路基板には、前記第1巻線群に対する前記通電制御を実施するために前記第1制御部と組み合わせて構成される第1通電系統、および前記第2巻線群に対する前記通電制御を実施するために前記第2制御部と組み合わせて構成される第2通電系統を含む複数の通電系統が実装され、前記第1通電系統と前記第2通電系統とは、個別にアースされた互いに異なるバッテリから前記通電制御のための電力が供給されるものであり、前記回路基板には、前記第1通電系統と前記第2通電系統とに関して、互いに異なる内部グランドが形成され、前記第1通電系統は、第1内部グランドを介して、対応する前記バッテリのアースに接続され、前記第2通電系統は、第2内部グランドを介して、対応する前記バッテリのアースに接続され、前記第1内部グランドと前記第2内部グランドとは、バンドパスフィルタ回路を介して、互いに接続されている制御装置。
【0006】
上記構成によれば、各通電系統が晒されるアース先のノイズは、別の通電系統に伝わるとしても、バンドパスフィルタ回路によって減衰される。つまり、各通電系統がアース先のノイズに晒されたとしても、別の通電系統への影響を低減することができる。これにより、各通電系統がアース先のノイズに晒されたとしても、別の通電系統の基準電位の変動が抑制される。したがって、各通電系統の意図しない動作の発生が抑制される。
【0007】
上記制御装置において、前記第1制御部と前記第2制御部とは、互いにデジタル信号を送受信するものであり、前記バンドパスフィルタ回路は、高周波数側の信号成分を減衰するための第1カットオフ周波数と、低周波数側の信号成分を減衰するための第2カットオフ周波数とを有するフィルタ処理を実施し、前記第1カットオフ周波数と前記第2カットオフ周波数との周波数差である帯域幅は、前記デジタル信号の周波数を含むように調整されていることが好ましい。
【0008】
上記構成によれば、バンドパスフィルタ回路は、帯域幅に含まれる第1制御部と第2制御部とが互い送受信するデジタル信号が有する周波数付近の成分を減衰させることなく通過させることができる。これは、デジタル信号の誤認を低減させるのに効果的である。
【0009】
上記制御装置において、前記バンドパスフィルタ回路は、前記第1内部グランドから前記第2内部グランドへの信号成分をフィルタ処理する第1フィルタ回路を含み、前記回路基板は、前記第1通電系統の構成が実装される領域である第1系統領域と、前記第2通電系統の構成が実装される領域である第2系統領域とを含み、前記第1フィルタ回路は、前記第1系統領域に実装されていることが好ましい。
【0010】
上記構成によれば、第1フィルタ回路は、第1系統領域に実装される。つまり、第1フィルタ回路は、第1制御部等、第1通電系統の構成に近接して配置される。これにより、第1通電系統の構成を一部分に寄せ集めることができる。これは、第1通電系統にかかる電気抵抗を低減させるのに効果的である。
(【0011】以降は省略されています)
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