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公開番号2024179658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098666
出願日2023-06-15
発明の名称電気接続箱
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/16 20060101AFI20241219BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電気回路部品と金属板との接触を防止しながら、電流センサの検出精度の低下を抑制可能とした電気接続箱を提供すること。
【解決手段】電気接続箱11は、樹脂材よりなるケース21と、ケース21内に収容保持される電気回路部品31とを備え、電気回路部品31は、磁界を発生させることになるコンタクタ32と電流センサ33とを含む。電気接続箱11は、コンタクタ32と電流センサ33との間に介在される金属板41を備える。ケース21は、ケース21の内部において金属板41の主面を覆う被覆部24を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂材よりなるケースと、前記ケース内に収容保持される電気回路部品とを備え、前記電気回路部品は、電流センサと、磁界を発生させることになる磁界発生部品とを含む、電気接続箱であって、
前記磁界発生部品と前記電流センサとの間に介在される金属板を備え、
前記ケースは、前記ケースの内部において前記金属板の主面を覆う被覆部を有する、
電気接続箱。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記ケースは、外部から前記被覆部同士の間に前記金属板を挿入可能な挿入口と、前記金属板の挿入方向の先端部で前記被覆部同士を繋ぐ収容底部とを有する、
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記電気回路部品は、前記磁界発生部品と前記電流センサとを接続するバスバーを含み、
前記バスバーは、主面が前記ケース内の底面と対向するように配置されている、
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項4】
前記金属板は、前記電流センサ、または前記磁界発生部品を囲うように配置された複数の異なる平面部を有する、
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項5】
前記金属板は、前記複数の異なる平面部同士を繋ぐ折り曲げ部を有する、
請求項4に記載の電気接続箱。
【請求項6】
前記金属板は、前記電流センサにおける前記磁界発生部品との対向面と、前記磁界発生部品における前記電流センサとの対向面との全て遮るように配置されている、
請求項1に記載の電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気接続箱に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電気接続箱としては、例えば、車両の電池パックに設けられるものがある(例えば、特許文献1参照)。電池パックは、電池パックケースと電気接続箱と複数の電池セルとを備える。
【0003】
電気接続箱は、樹脂材よりなるケースと、ケース内に収容保持される電気回路部品とを備える。電気回路部品は、リレーの一種であるコンタクタや、電流センサや、バスバー等を含む。電気回路部品は、電池セルの電流値や温度等を監視することにより、電池パックの最適な入出力を実現する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-16467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記したコンタクタは、内部にコイル部を有するため、動作する際に磁界を発生させてしまう。そして、電流センサは、磁界の影響を受けると検出精度が低下してしまう。このことは、特に電気接続箱の小型化を図る上で大きな問題となる。そこで、例えば、ケースの内部に、コンタクタと電流センサとの間を仕切る金属板を設けることが考えられる。しかしながら、ケースの内部に金属板を配置すると、金属板が他の電気部品と接触してしまう虞がある。具体的には、例えば、バスバーが金属板と電気的に接続されてしまう虞がある。また、例えば、柔軟な被覆電線が金属板の角等に擦れることによって損傷してしまう虞がある。
【0006】
本開示の目的は、電気回路部品と金属板との接触を防止しながら、電流センサの検出精度の低下を抑制可能とした電気接続箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の電気接続箱は、樹脂材よりなるケースと、前記ケース内に収容保持される電気回路部品とを備え、前記電気回路部品は、電流センサと、磁界を発生させることになる磁界発生部品とを含む、電気接続箱であって、前記磁界発生部品と前記電流センサとの間に介在される金属板を備え、前記ケースは、前記ケースの内部において前記金属板の主面を覆う被覆部を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の電気接続箱によれば、電気回路部品と金属板との接触を防止しながら、電流センサの検出精度の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態における電気接続箱の分解斜視図である。
図2は、一実施形態における下ケースと電気回路部品の平面図である。
図3は、一実施形態における下ケースと電気回路部品の斜視図である。
図4は、一実施形態における電気接続箱の一部断面図である。
図5は、図4の5-5線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の電気接続箱は、
[1]樹脂材よりなるケースと、前記ケース内に収容保持される電気回路部品とを備え、前記電気回路部品は、電流センサと、磁界を発生させることになる磁界発生部品とを含む、電気接続箱であって、前記磁界発生部品と前記電流センサとの間に介在される金属板を備え、前記ケースは、前記ケースの内部において前記金属板の主面を覆う被覆部を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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