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公開番号2025008944
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111592
出願日2023-07-06
発明の名称蓄電ユニット
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類H01G 11/78 20130101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄電ユニットにおいて、部品数を増やさなくても、蓄電素子を保持する機能を高める。
【解決手段】蓄電ユニットは、複数の蓄電素子と、前記複数の蓄電素子を並べて保持するホルダと、前記ホルダを前記蓄電素子の設置側から覆う第一カバーと、前記第一カバーと一体となり前記第一カバーとの間で前記ホルダを収容する第二カバーと、を有し、前記ホルダは、前記蓄電素子を挟む弾性変形可能な複数の保持部と、前記蓄電素子を挟む前記保持部の間に位置し前記蓄電素子に接触する第一座部と、を有し、前記第一カバーは、前記ホルダを覆った状態で、前記第一座部と反対側に位置し前記蓄電素子に接触可能である又は接触する第二座部を有する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の蓄電素子と、
前記複数の蓄電素子を並べて保持するホルダと、
前記ホルダを前記蓄電素子の設置側から覆う第一カバーと、
前記第一カバーと一体となり前記第一カバーとの間で前記ホルダを収容する第二カバーと、
を有し、
前記ホルダは、
前記蓄電素子を挟む弾性変形可能な複数の保持部と、
前記蓄電素子を挟む前記保持部の間に位置し前記蓄電素子に接触する第一座部と、
を有し、
前記第一カバーは、
前記ホルダを覆った状態で、前記第一座部と反対側に位置し前記蓄電素子に接触可能である又は接触する第二座部を有する、
蓄電ユニット。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第一カバーが前記ホルダを覆った状態で、前記第二座部は、前記蓄電素子に接した状態又は近接した状態にある、
請求項1に記載の蓄電ユニット。
【請求項3】
前記第一カバーが前記ホルダを覆った状態で、前記第二座部は、前記蓄電素子に接触し、前記第二座部又は前記第二座部の周囲の部分は弾性変形する、
請求項1に記載の蓄電ユニット。
【請求項4】
前記第二座部は、前記蓄電素子の外周面に接触可能となる接触面を有し、
前記第一カバーのうちの、前記第二座部の形成面と反対側となる外装面は、
前記接触面の反対側に位置する第一面と、
前記接触面以外の面の反対側に位置する第二面と、を有し、
前記第一面と前記第二面とは同一の面に沿って設けられている、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の蓄電ユニット。
【請求項5】
前記複数の保持部は、
A型保持部と、
前記蓄電素子を挟む方向の力が前記A型保持部よりも大きいB型保持部と、
を有する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の蓄電ユニット。
【請求項6】
前記ホルダは、
前記第一座部を有し前記複数の蓄電素子を並べて載せるベース部と、
前記ベース部から前記第一カバーに向かう方向に延びて設けられている複数の前記保持部と、
を有し、
前記保持部は、前記蓄電素子に対して前記第一カバー側から接触する接触部を有し、
前記A型保持部は、前記接触部から前記ベース部までの寸法として、第一寸法を有し、
前記B型保持部は、前記接触部から前記ベース部までの寸法として、前記第一寸法よりも小さい第二寸法を有する、
請求項5に記載の蓄電ユニット。
【請求項7】
前記ホルダの前記第二カバー側に位置する基板と、
前記基板の前記第二カバー側の面に実装されている電子部品を覆うシールド部材と、
を有し、
前記基板は、シールド層を有する多層基板であり、
前記シールド部材は、前記電子部品を前記第二カバー側から覆う、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の蓄電ユニット。
【請求項8】
前記ホルダの前記第二カバー側に位置する基板と、
前記基板の前記第一カバー側の面に実装されている電子部品を覆うシールド部材と、
を有し、
前記基板は、シールド層を有する多層基板であり、
前記シールド部材は、前記電子部品を前記第一カバー側から覆う、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の蓄電ユニット。
【請求項9】
前記蓄電素子は、円柱形状を有し、
前記第二座部は、前記円柱形状に沿った断面円弧形状の接触面を有する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の蓄電ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電ユニットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
複数の蓄電素子を収容する蓄電ユニットが知られている。蓄電ユニットは、例えば、自動車に搭載され、補助電源として用いられる。蓄電ユニットは、バッテリに異常が生じた際に、電装品に電力を供給する。特許文献1に、複数の蓄電素子(電気二重層キャパシタ)を保持するホルダを有する蓄電ユニットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-81795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の場合、その従来技術として、蓄電ユニットは、蓄電素子を保持する部品として、蓄電素子を載せる下ホルダと、下ホルダと結合される上ホルダとを有する(特許文献1の図11)。この場合、下ホルダ及び上ホルダから成るホルダユニットを上下から覆う上カバー及び下カバーが必要となり、蓄電ユニットが大きくなり、また、部品数が増加する。
【0005】
このような従来技術に対して、特許文献1に開示の発明は(特許文献1の図2)、上ホルダを無くし、下ホルダのみによって、複数の蓄電素子を保持する。これにより、蓄電ユニットは小型化される。蓄電素子が載る下ホルダは、蓄電素子を挟む複数の保持部を有する。しかし、例えば、蓄電ユニットが振動した場合、又は、蓄電素子が下ホルダよりも下となるような姿勢で蓄電ユニットが用いられる場合、蓄電素子は、保持部の挟む力に抗して、ホルダから外れる可能性がある。
【0006】
そこで、本開示は、部品数を増やさなくても、蓄電素子を保持する機能を高めることが可能となる蓄電ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の蓄電ユニットは、複数の蓄電素子と、前記複数の蓄電素子を並べて保持するホルダと、前記ホルダを前記蓄電素子の設置側から覆う第一カバーと、前記第一カバーと一体となり前記第一カバーとの間で前記ホルダを収容する第二カバーと、を有し、前記ホルダは、前記蓄電素子を挟む弾性変形可能な複数の保持部と、前記蓄電素子を挟む前記保持部の間に位置し前記蓄電素子に接触する第一座部と、を有し、前記第一カバーは、前記ホルダを覆った状態で、前記第一座部と反対側に位置し前記蓄電素子に接触可能である又は接触する第二座部を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の蓄電ユニットによれば、部品数を増やさなくても、蓄電素子を保持する機能を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、蓄電ユニットの実施の一形態を示す斜視図である。
図2は、図1に示す蓄電ユニットを下から見た場合の分解斜視図である。
図3は、蓄電素子を保持するホルダ、及び、シールド部材付きの基板を含む内部ユニットの斜視図である。
図4は、蓄電素子をホルダから外した状態を示す斜視図である。
図5は、基板の断面を示すイメージ図である。
図6は、ホルダの一部を示す拡大図である。
図7は、蓄電素子が保持されているホルダを示す断面図である。
図8は、蓄電ユニット(第二の形態)の分解斜視図である。
図9は、第二の形態の蓄電ユニットが有するホルダの斜視図である。
図10は、A型保持部及びB型保持部の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
(1)本開示の蓄電ユニットは、複数の蓄電素子と、前記複数の蓄電素子を並べて保持するホルダと、前記ホルダを前記蓄電素子の設置側から覆う第一カバーと、前記第一カバーと一体となり前記第一カバーとの間で前記ホルダを収容する第二カバーと、を有し、前記ホルダは、前記蓄電素子を挟む弾性変形可能な複数の保持部と、前記蓄電素子を挟む前記保持部の間に位置し前記蓄電素子に接触する第一座部と、を有し、前記第一カバーは、前記ホルダを覆った状態で、前記第一座部と反対側に位置し前記蓄電素子に接触可能である又は接触する第二座部を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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