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公開番号
2025002954
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103368
出願日
2023-06-23
発明の名称
端子ユニット
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/6477 20110101AFI20241226BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】一対の端子金具間の短絡を抑制することを目的とする。
【解決手段】被覆電線からなる一対のコア線71をシース73で包囲した形態の電線70と、一対のコア線71のうちシース73から前方へ導出される導出部76の前端部に接続される一対の端子金具80と、一対のコア線71の導出部76に組み付けられる導電性を有するインピーダンス調整部材90と、を備えている。インピーダンス調整部材90は、一対の端子金具80の間を絶縁する絶縁部92を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
被覆電線からなる一対のコア線をシースで包囲した形態の電線と、
一対の前記コア線のうち前記シースから前方へ導出される導出部の前端部に接続される一対の端子金具と、
一対の前記コア線の前記導出部に組み付けられる導電性を有するインピーダンス調整部材と、
を備え、
前記インピーダンス調整部材は、一対の前記端子金具の間を絶縁する絶縁部を有する端子ユニット。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記インピーダンス調整部材は、導電性を有する導電部を有し、
前記絶縁部は、前記導電部の全体を被覆する被膜である請求項1に記載の端子ユニット。
【請求項3】
前記インピーダンス調整部材は、導電性を有する導電部を有し、
前記絶縁部は、前記導電部のうちの前端部のみを被覆する被膜である請求項1に記載の端子ユニット。
【請求項4】
前記インピーダンス調整部材は、導電性を有する導電部を有し、
前記導電部は、絶縁性樹脂を含み、
前記インピーダンス調整部材は、前記導電部と、エラストマを含む前記絶縁部とによって構成される2色成形体である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の端子ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、端子ユニットに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示される端子モジュールは、被覆電線と、被覆電線を覆うシース部と、を有するシールド電線を備えている。被覆電線の前端には、端子が接続されている。被覆電線の端子側の端部は、シースから露出する露出部とされている。露出部は、導電性を有するインピーダンス調整部材によって覆われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-106168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構成では、露出部の前端に端子金具が接続されているため、インピーダンス調整部材と端子金具が近接した状態では、インピーダンス調整部材を経由して一対の端子金具間が短絡する懸念がある。一対の端子金具間が短絡すると、伝送に支障を来たす懸念される。
本開示のコネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、一対の端子金具間の短絡を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の端子ユニットは、
被覆電線からなる一対のコア線をシースで包囲した形態の電線と、
一対の前記コア線のうち前記シースから前方へ導出される導出部の前端部に接続される一対の端子金具と、
一対の前記コア線の前記導出部に組み付けられる導電性を有するインピーダンス調整部材と、
を備え、
前記インピーダンス調整部材は、一対の前記端子金具の間を絶縁する絶縁部を有する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、一対の端子金具間の短絡を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施例1のコネクタの斜視図である。
図2は、図1に示すコネクタを構成するモジュールの分解斜視図である。
図3は、図2に示すモジュールを構成する端子ユニットの分解斜視図である。
図4は、図2に示すモジュールにおいて前後方向に直交する断面を前方側から見た一対のコア線及びインピーダンス調整部材の断面図である。
図5は、図1のコネクタにおいてモジュール以外の部材の断面を示す側断面図ある。
図6は、図5の一部拡大図ある。
図7は、図6において導出部及びインピーダンス調整部材も断面にして示す一部拡大図ある。
図8は、実施例2のコネクタを構成するインピーダンス調整部材の斜視図である。
図9は、実施例2のコネクタの図7相当図である。
図10は、実施例3のコネクタの図4相当図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示の端子ユニットは、
(1)被覆電線からなる一対のコア線をシースで包囲した形態の電線と、
一対の前記コア線のうち前記シースから前方へ導出される導出部の前端部に接続される一対の端子金具と、
一対の前記コア線の前記導出部に組み付けられる導電性を有するインピーダンス調整部材と、
を備え、
前記インピーダンス調整部材は、一対の前記端子金具の間を絶縁する絶縁部を有する。
本開示の構成によれば、導電性を有するインピーダンス調整部材が一対のコア線のうちシースから前方へ導出される導出部に組み付けられる。この構成により、一対のコア線のうちシースに包囲されている部分と導出部との間におけるインピーダンスの変化を抑制できる。その上で、インピーダンス調整部材が一対の端子金具の間を絶縁する絶縁部を有するため、絶縁部によって一対の端子金具間の短絡を抑制できる。
【0009】
(2)(1)において、前記インピーダンス調整部材は、導電性を有する導電部を有し、前記絶縁部は、前記導電部の全体を被覆する被膜であることが好ましい。この構成によれば、絶縁部に覆われて導電部が露出しないため、端子金具と導電部との短絡をより効果的に抑制できる。
【0010】
(3)(1)において、前記インピーダンス調整部材は、導電性を有する導電部を有し、前記絶縁部は、前記導電部のうちの前端部のみを被覆する被膜であることが好ましい。この構成によれば、導電部と端子金具との間に絶縁部が介在し、導電部と端子金具との短絡を抑制できる。その上で、絶縁部が導電部のうちの前端部のみを被覆するため、絶縁部の材料を低減して、効率的に導電部と端子金具との短絡を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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