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公開番号
2025005877
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106290
出願日
2023-06-28
発明の名称
遮断装置、及び遮断器
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01H
39/00 20060101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】遮断器による電流の遮断をより迅速に行う。
【解決手段】遮断装置20は、遮断器21と、磁場発生部(例えば第1磁石22、第2磁石23)と、を備える。遮断器21は、電力路の一部を構成する経路構成部31と、経路構成部31を切断する切断部34と、を有する。経路構成部31は、第1導電部41と、第2導電部42と、第1導電部41と第2導電部42との間に配置される第3導電部43と、を有する。切断部34は、切断方向前方に移動することで第3導電部43を第1導電部41及び第2導電部42の少なくとも一方から切り離すように経路構成部31を切断するとともに、第3導電部43の切断部分を切断方向前方に移動させる。上記磁場発生部は、移動後の第3導電部43と上記少なくとも一方との間に生じるアークのアーク長を引き延ばすように磁場を発生させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電力路に流れる電流を遮断する遮断器と、
磁場を発生させる磁場発生部と、を備え、
前記遮断器は、前記電力路の一部を構成する経路構成部と、前記経路構成部を切断する切断部と、を有し、
前記経路構成部は、第1導電部と、第2導電部と、前記第1導電部と前記第2導電部との間に配置される第3導電部と、を有し、
前記切断部は、切断方向前方に移動することで前記第3導電部を前記第1導電部及び前記第2導電部の少なくとも一方から切り離すように前記経路構成部を切断するとともに、前記第3導電部の切断部分を前記切断方向前方に移動させ、
前記磁場発生部は、移動後の前記第3導電部と前記少なくとも一方との間に生じるアークのアーク長を引き延ばすように磁場を発生させる
遮断装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記経路構成部は、前記切断方向に対して直交する第1方向に沿って直線状に延びる構成をなし、
前記磁場発生部は、前記切断方向及び前記第1方向に対して直交する第2方向において前記経路構成部に対してずらして配置され、前記第2方向の磁場を発生させる
請求項1に記載の遮断装置。
【請求項3】
前記遮断器は、前記第3導電部に対して前記切断部側とは反対側に設けられる規制部を有し、
前記規制部は、前記第3導電部の切断部分の前記切断方向前方への移動を規制し、
前記磁場発生部は、前記切断方向において、自身の中心が前記経路構成部と前記規制部との間に配置される
請求項2に記載の遮断装置。
【請求項4】
前記磁場発生部は、移動後の前記第3導電部と前記少なくとも一方との間に生じるアークのアーク長を、前記経路構成部が延びる方向において前記第1導電部と前記第2導電部との間の領域から離れる方向に引き延ばすように磁場を発生させる
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遮断装置。
【請求項5】
前記磁場発生部は、永久磁石によって構成される
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遮断装置。
【請求項6】
開閉器を備え、
前記開閉器は、自身を介した電流の流れを許容する閉状態と、自身を介した電流の流れを遮断する開状態とに切り替わり、
前記磁場発生部は、前記開閉器が有する永久磁石によって構成される
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遮断装置。
【請求項7】
電力路に流れる電流を遮断する遮断器であって、
前記電力路の一部を構成する経路構成部と、
前記経路構成部を切断する切断部と、
磁場を発生させる磁場発生部と、を有し、
前記経路構成部は、第1導電部と、第2導電部と、前記第1導電部と前記第2導電部との間に配置される第3導電部と、を有し、
前記切断部は、切断方向前方に移動することで前記第3導電部を前記第1導電部及び前記第2導電部の少なくとも一方から切り離すように前記経路構成部を切断するとともに、前記第3導電部の前記少なくとも一部を前記切断方向前方に移動させ、
前記磁場発生部は、移動後の前記第3導電部と前記第1導電部及び前記第2導電部との間に生じるアークのアーク長を引き延ばすように磁場を発生させる
遮断器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、遮断装置、及び遮断器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、パイロ遮断器を有する電流遮断装置が開示されている。パイロ遮断器は、作動信号の受信に応じて火薬を燃焼させ、切断部が燃焼で得た推進力により電流の導通部を切断することにより電流を遮断する。具体的には、導通部は、一対の接続端子及び連結部を有する。連結部は、一対の接続端子を連結する。連結部は、シリンダ部の内部に収容されている。連結部は、シリンダ部の内部において切断部が連結部に向かって移動して衝突した場合、各接続端子から切断される。切断された連結部は、シリンダ部内の軸方向の他端側に移動する。これにより、導通部における電流が遮断される。このパイロ遮断器は、リレーのように接点の開放により電流を遮断する遮断器と比較すると、アークを抑制して短時間で高電流を遮断することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-5091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述したようなパイロ遮断器では、短時間といえども、アークに起因して切断から遮断までに遅延が生じる。
【0005】
本開示は、遮断器による電流の遮断をより迅速に行うことが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の遮断装置は、
電力路に流れる電流を遮断する遮断器と、
磁場を発生させる磁場発生部と、を備え、
前記遮断器は、前記電力路の一部を構成する経路構成部と、前記経路構成部を切断する切断部と、を有し、
前記経路構成部は、第1導電部と、第2導電部と、前記第1導電部と前記第2導電部との間に配置される第3導電部と、を有し、
前記切断部は、切断方向前方に移動することで前記第3導電部を前記第1導電部及び前記第2導電部の少なくとも一方から切り離すように前記経路構成部を切断するとともに、前記第3導電部の切断部分を前記切断方向前方に移動させ、
前記磁場発生部は、移動後の前記第3導電部と前記少なくとも一方との間に生じるアークのアーク長を引き延ばすように磁場を発生させる。
【0007】
本開示の遮断器は、
電力路に流れる電流を遮断する遮断器であって、
前記電力路の一部を構成する経路構成部と、
前記経路構成部を切断する切断部と、
磁場を発生させる磁場発生部と、を有し、
前記経路構成部は、第1導電部と、第2導電部と、前記第1導電部と前記第2導電部との間に配置される第3導電部と、を有し、
前記切断部は、切断方向前方に移動することで前記第3導電部を前記第1導電部及び前記第2導電部の少なくとも一方から切り離すように前記経路構成部を切断するとともに、前記第3導電部の前記少なくとも一部を前記切断方向前方に移動させ、
前記磁場発生部は、移動後の前記第3導電部と前記第1導電部及び前記第2導電部との間に生じるアークのアーク長を引き延ばすように磁場を発生させる。
【発明の効果】
【0008】
本開示の技術によれば、遮断器による電流の遮断をより迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態の遮断器を含む車載システムを概略的に示す構成図である。
図2は、第1実施形態の遮断装置を切断方向且つ第1方向に切断した切断面の断面図である。
図3は、第1実施形態の遮断装置を切断方向且つ第2方向に切断した切断面の断面図である。
図4は、経路構成部31が切断された状態を示す図2と同じ切断面の断面図である。
図5は、切断方向後方から見たときの電流の流れる向き及び磁場の向きを示す説明図である。
図6は、アークが引き延ばされる状態を概念的に示す説明図である。
図7は、第2実施形態の遮断装置を切断方向且つ第2方向に切断した切断面の断面図である。
図8は、第3実施形態の遮断装置を切断方向且つ第2方向に切断した切断面の断面図である。
図9は、第4実施形態の遮断器を切断方向且つ第2方向に切断した切断面の断面図である。
図10は、第3導電部が、第1導電部のみから切り離された状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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