TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025006217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106880
出願日2023-06-29
発明の名称基板保持体
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 21/683 20060101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ヒータにおける発熱回路の位置ずれを抑制することができる基板保持体を提供する。
【解決手段】基板が載置される上面を有するプレートと、前記プレートと平行に配置されたシート状のヒータと、前記プレートと前記ヒータとを締結する締結部材と、を備え、前記ヒータは、第一絶縁シートおよび第二絶縁シートと、前記第一絶縁シートおよび前記第二絶縁シートのいずれとも非接着の状態で、前記第一絶縁シートと前記第二絶縁シートとの間に挟まれた発熱回路と、を有し、前記発熱回路は、前記ヒータの外周縁に沿う方向に延びるメイン配線部と、前記メイン配線部の延びる方向と交わる方向に延びるアンカー配線部と、を有する、基板保持体。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
基板が載置される上面を有するプレートと、
前記プレートと平行に配置されたシート状のヒータと、
前記プレートと前記ヒータとを締結する締結部材と、を備え、
前記ヒータは、
第一絶縁シートおよび第二絶縁シートと、
前記第一絶縁シートおよび前記第二絶縁シートのいずれとも非接着の状態で、前記第一絶縁シートと前記第二絶縁シートとの間に挟まれた発熱回路と、を有し、
前記発熱回路は、
前記ヒータの外周縁に沿う方向に延びるメイン配線部と、
前記メイン配線部の延びる方向と交わる方向に延びるアンカー配線部と、を有する、
基板保持体。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記アンカー配線部は、前記メイン配線部から分岐すると共に電流が流れない分岐配線である、請求項1に記載の基板保持体。
【請求項3】
前記分岐配線は、環状または環状の一部が欠けたC字状の第一部分を有する、請求項2に記載の基板保持体。
【請求項4】
前記分岐配線は、前記メイン配線部から離れて配置された前記第一部分と、前記メイン配線部と前記第一部分との間を接続する第二部分とを有する、請求項3に記載の基板保持体。
【請求項5】
前記第二部分の幅は、前記メイン配線部の幅よりも小さい、請求項4に記載の基板保持体。
【請求項6】
前記締結部材は、前記ヒータの外周縁に沿って間隔をあけて配置され、
前記分岐配線は、隣り合う前記締結部材の間の中央部に配置されている、請求項2または請求項3に記載の基板保持体。
【請求項7】
前記ヒータは、前記上面からみて多角形状であり、
前記メイン配線部は、前記ヒータの外周縁を構成する辺に沿った配線部を有し、
前記分岐配線は、前記配線部から分岐する、請求項2または請求項3に記載の基板保持体。
【請求項8】
前記ヒータは、前記上面からみて円形状であり、
前記メイン配線部は、前記ヒータの外周縁を構成する円周に沿った配線部を有し、
前記分岐配線は、前記配線部から分岐する、請求項2または請求項3に記載の基板保持体。
【請求項9】
前記アンカー配線部は、前記ヒータの外周縁に沿う方向と交わる方向に振幅する蛇行配線であり、
前記蛇行配線は、前記メイン配線部の間に配置されると共に電流が流れる、請求項1に記載の基板保持体。
【請求項10】
前記ヒータは、前記上面からみて多角形状であり、
前記メイン配線部は、前記ヒータの外周縁の角を構成する第一辺および第二辺に沿ってそれぞれ配置された第一配線部および第二配線部を有し、
前記蛇行配線は、前記第一配線部と前記第二配線部とをつなぐ角部に配置されている、請求項9に記載の基板保持体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、基板保持体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ウエハが載置される上面を有するウエハ保持板と、ウエハ保持板を加熱するヒータとを備えるウエハ加熱装置を開示する。このヒータは、絶縁体によって構成される基材と、抵抗発熱体によって構成される回路パターンとを備える。絶縁体は、絶縁性樹脂である。抵抗発熱体は、通電によって発熱する金属である。ヒータは、例えば、2枚の絶縁シートの間に回路パターンが挟み込まれた構造である。回路パターンは、例えば、ステンレス鋼の箔をエッチングすることによって形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-169005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記ウエハ加熱装置は、ヒータによってウエハ保持板を加熱して、ウエハ保持板の上面に載置されたウエハを加熱する。ヒータの使用中、回路パターンに電流が流れることにより、回路パターンが発熱する。回路パターンの温度が上昇することにより、回路パターンが膨張する。回路パターンが絶縁シートと接着されていない場合、回路パターンの温度上昇に伴う膨張により、絶縁シートに対して回路パターンの位置ずれが生じることがある。回路パターンの位置がずれると、ウエハ保持板の上面の温度が均一にならないおそれがある。
【0005】
本開示は、ヒータにおける発熱回路の位置ずれを抑制することができる基板保持体を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の基板保持体は、
基板が載置される上面を有するプレートと、
前記プレートと平行に配置されたシート状のヒータと、
前記プレートと前記ヒータとを締結する締結部材と、を備え、
前記ヒータは、
第一絶縁シートおよび第二絶縁シートと、
前記第一絶縁シートおよび前記第二絶縁シートのいずれとも非接着の状態で、前記第一絶縁シートと前記第二絶縁シートとの間に挟まれた発熱回路と、を有し、
前記発熱回路は、
前記ヒータの外周縁に沿う方向に延びるメイン配線部と、
前記メイン配線部の延びる方向と交わる方向に延びるアンカー配線部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の基板保持体は、ヒータにおける発熱回路の位置ずれを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1に係る基板保持体の構成を示す概略断面図である。
図2は、実施形態1に係る基板保持体に備えるヒータの断面を拡大して示す概略断面図である。
図3は、実施形態1に係る基板保持体が備えるヒータの概略平面図である。
図4は、図3の破線で囲まれる部分を拡大して示す概略平面図である。
図5Aは、分岐配線の変形例の一例を示す概略平面図である。
図5Bは、分岐配線の変形例の別の例を示す概略平面図である。
図5Cは、分岐配線の変形例の別の例を示す概略平面図である。
図5Dは、分岐配線の変形例の別の例を示す概略平面図である。
図5Eは、分岐配線の変形例の別の例を示す概略平面図である。
図5Fは、分岐配線の変形例の別の例を示す概略平面図である。
図5Gは、分岐配線の変形例の別の例を示す概略平面図である。
図6は、ヒータの平面形状が円形状である場合の発熱回路を構成するメイン配線部を拡大して示す概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
(1)本開示の基板保持体は、
基板が載置される上面を有するプレートと、
前記プレートと平行に配置されたシート状のヒータと、
前記プレートと前記ヒータとを締結する締結部材と、を備え、
前記ヒータは、
第一絶縁シートおよび第二絶縁シートと、
前記第一絶縁シートおよび前記第二絶縁シートのいずれとも非接着の状態で、前記第一絶縁シートと前記第二絶縁シートとの間に挟まれた発熱回路と、を有し、
前記発熱回路は、
前記ヒータの外周縁に沿う方向に延びるメイン配線部と、
前記メイン配線部の延びる方向と交わる方向に延びるアンカー配線部と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

住友電気工業株式会社
基板保持体
1日前
住友電気工業株式会社
光ファイバ用母材の製造方法
1日前
住友電気工業株式会社
絶縁コンバータ、および制御方法
1日前
住友電気工業株式会社
検知装置、検知システムおよび検知方法
1日前
住友電気工業株式会社
通信装置、通信装置の設定方法および通信システム
1日前
住友電気工業株式会社
表示処理装置、表示処理方法および表示処理プログラム
2日前
住友電気工業株式会社
電力供給システム、蓄電システム、充放電器および制御方法
3日前
住友電気工業株式会社
ウエハ保持体
9日前
住友電気工業株式会社
アナログRoFシステム、親局装置、子局装置、データ構造および光通信方法
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
遮断装置、及び遮断器
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
内導体、及びコネクタ
2日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
通信用電線およびワイヤーハーネス
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
雄端子、コネクタ、及び雄端子の製造方法
2日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
回路基板
9日前
個人
電波吸収体
1か月前
個人
電波吸収体
1日前
東レ株式会社
二次電池
23日前
愛知電機株式会社
変圧器
1か月前
電建株式会社
端子金具
1か月前
SMK株式会社
コネクタ
1か月前
株式会社東光高岳
開閉器
9日前
三菱電機株式会社
端子カバー
23日前
株式会社カネカ
接着加工装置
1か月前
株式会社カネカ
接着加工装置
1か月前
株式会社水素パワー
接続構造
1か月前
太陽誘電株式会社
全固体電池
11日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
1か月前
三菱電機株式会社
回路遮断器
1か月前
富士電機株式会社
半導体装置
1か月前
株式会社ダイヘン
碍子
3日前
個人
電波散乱方向制御板
23日前
日機装株式会社
半導体発光装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
1か月前
株式会社村田製作所
コイル部品
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
23日前
続きを見る