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公開番号2025003629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2024187371,2022186144
出願日2024-10-24,2018-02-08
発明の名称ウエハ保持体
出願人住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01L 21/683 20060101AFI20241226BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】セラミック基部に埋設されているRF電極等の導電部材に対してその端子部から過度の電気的な負荷をかけることなく給電することができるウエハ保持体を提供する。
【解決手段】ウエハ載置面を上面に有するセラミック基部と、セラミック基部に埋設された導電部材と、を備えている。導電部材は、ウエハ載置面と平行に設けられた回路部と、ウエハ載置面と平行かつウエハ載置面と反対の方向に回路部と離間して設けられた引出部と、回路部と引出部とを電気的に接続する接続部と、を含む、ウエハ保持体。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
ウエハ載置面を上面に有するセラミック基部と、
前記セラミック基部に埋設された導電部材と、を備え、
前記導電部材は、前記ウエハ載置面と平行に設けられた回路部と、前記ウエハ載置面と平行かつ前記ウエハ載置面と反対の方向に前記回路部と離間して設けられた引出部と、前記回路部と前記引出部とを電気的に接続する接続部と、を含む、ウエハ保持体。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記セラミック基部の下面を支持する筒状支持部と、前記引出部と接続される電極端子部とをさらに備え、
前記電極端子部の一部は前記セラミック基部の下面側から突出し、かつ、前記筒状支持部内に収容されている、請求項1に記載のウエハ保持体。
【請求項3】
前記導電部材はRF電極又は抵抗発熱体を構成する、請求項1又は請求項2に記載のウエハ保持体。
【請求項4】
複数の前記導電部材を備え、複数の前記導電部材はそれぞれがRF電極または抵抗発熱体を構成する、請求項1又は請求項2に記載のウエハ保持体。
【請求項5】
前記セラミック基部に埋設され前記ウエハ載置面と平行に設けられた第2回路部と、
前記第2回路部と接続される第2電極端子部とを、さらに備え、
前記第2電極端子部の一部は前記セラミック基部の下面側から突出している、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のウエハ保持体。
【請求項6】
前記第2回路部はRF電極又は抵抗発熱体又は静電チャック電極である、請求項5に記載のウエハ保持体。
【請求項7】
前記接続部は金属層で覆われたセラミック部材である、請求項1~請求項6のいずれか1項に記載のウエハ保持体。
【請求項8】
前記セラミック基部は円板形状である、請求項1~7のいずれか1項に記載のウエハ保持体。
【請求項9】
前記筒状支持部は円筒形状である、請求項2に記載のウエハ保持体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示はウエハ保持体に関する。本出願は、2017年3月28日出願の日本出願2017-062458号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
LSIなどの半導体デバイスを製造する半導体製造装置では、半導体ウエハに対してCVD、スパッタリングなどの成膜処理やエッチング処理など、各種の薄膜処理が施される。これら薄膜処理はプラズマ雰囲気下で行う場合があり、そのため、半導体製造装置ではチャンバー内に搭載するサセプタとも称するウエハを載置して加熱するウエハ保持体に高周波(RF)電極の一方(下部電極)を埋設すると共に、ウエハ保持体の上方にもう一方の高周波電極(上部電極)を設けて該下部電極に対向させ、これら電極間に高周波(RF)電圧を印加することが行われている。これにより、チャンバー内に導入した原料ガスを電離させてウエハ保持体の上方の空間にプラズマを発生させることができる。
【0003】
例えば特許文献1には、下部電極及び抵抗発熱体を備えたサセプタとして、上面に平坦なウエハ載置面を備えた円板状のセラミック基部と、これを下面中央部から支持する筒状支持部とからなるウエハ保持体が開示されており、下部電極としての2種類の高周波(RF)電極は、該セラミック基部の内部においてウエハ載置面からの深さが互いに異なる位置に埋設されている。このセラミック基部の内部には、更に半導体ウエハを電気的に吸着固定する静電チャック(ESC)電極を設けてもよいことも示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-89694号公報
【発明の概要】
【0005】
本開示のウエハ保持体は、ウエハ載置面を上面に有するセラミック基部と、セラミック基部に埋設された導電部材と、を備える。導電部材は、ウエハ載置面と平行に設けられた回路部と、ウエハ載置面と平行かつウエハ載置面と反対の方向に回路部と離間して設けられた引出部と、回路部と引出部とを電気的に接続する接続部と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1Aは、第1実施形態のウエハ保持体の模式的な縦断面図である。
図1Bは、図1Aのセラミック基部をA1-A1及びB1-B1で切断したときの矢視図である。
図2Aは、第2実施形態のウエハ保持体の模式的な縦断面図である。
図2Bは、図2Aのセラミック基部をA2-A2、B2-B2及びC2-C2で切断したときの矢視図である。
図3は、第2実施形態のウエハ保持体の代替例が有するセラミック基部の図2Bに対応する矢視図である。
図4Aは、第2実施形態のウエハ保持体の更に他の代替例の模式的な縦断面図である。
図4Bは、図4Aのセラミック基部をA3-A3及びB3-B3で切断したときの矢視図である。
図5は、第2実施形態のウエハ保持体の更に他の代替例が有するセラミック基部の図4Bに対応する矢視図である。
図6Aは、第3実施形態のウエハ保持体の模式的な縦断面図である。
図6Bは、図6Aのセラミック基部をA4-A4及びB4-B4で切断したときの矢視図である。
図7は、第3実施形態のウエハ保持体の更に他の代替例が有するセラミック基部の図6Bに対応する矢視図である。
図8は、第2実施形態のウエハ保持体の更に他の代替例が有するセラミック基部の図4Bに対応する矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
上記したように、ウエハ保持体ではセラミック基部の上面がウエハ載置面となるため、セラミック基部の内部に埋設されているRF電極や抵抗発熱体等に給電する端子部はセラミック基部の下面側に設ける必要がある。これら端子部は、半導体ウエハの処理の際にセラミック基部と共に高温状態になるので、CVDやエッチング時の反応性ガスとしてチャンバー内に導入されるハロゲンガス等の腐食性ガスから保護することが必要となる。
【0008】
そこで、RF電極や抵抗発熱体等の端子部、及びそれらに接続される給電線を上記筒状支持部の内側に収納すると共に、該筒状支持部の両端部をそれぞれセラミック基部の下面及びチャンバーの床面に気密シールすることが一般的に行われている。かかる構造により上記端子部が腐食により破損するのを防ぐことができるが、セラミック基部の下面のうち筒状支持部が取り付けられる中央部に端子部を配置することが必要になる。その結果、セラミック基部内においてウエハ載置面に平行な面内にほぼ全面に亘って敷き詰められているRF電極や抵抗発熱体等に対して中央部の端子部から給電するので、当該端子部とRF電極や抵抗発熱体等との接続部に過度の電気的な負荷がかかりやすくなり、セラミック基部の当該接続部において局所的な過熱が生じてウエハ載置面の均熱性が低下したり、セラミック基部自体が破損したりすることがあった。
【0009】
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。本開示のウエハ保持体は、ウエハ載置面を上面に有するセラミック基部と、前記セラミック基部に埋設された導電部材と、を備え、
前記導電部材は、前記ウエハ載置面と平行に設けられた回路部、前記ウエハ載置面と平行かつ前記ウエハ載置面と反対の方向に前記回路部と離間して設けられた引出部および前記回路部と前記引出部とを電気的に接続する接続部を含む。また前記セラミック基部は円板形状であってもよい。これにより、セラミック基部に埋設されているRF電極等の導電部材に対してその端子部から過度の電気的な負荷をかけることなく給電することができる。
【0010】
上記のウエハ保持体においては、前記セラミック基部の下面中央部から前記セラミック基部を支持する筒状支持部と、前記引出部と接続される電極端子部とをさらに備え、前記電極端子部の一部は前記セラミック基部の下面側から突出し、かつ、前記筒状支持部内に収容されていてもよい。また、前記筒状支持部は円筒形状であってもよい。これにより、電極端子部及びこれに接続される給電線を筒状支持部の内側に収容することができるので、これらを腐食環境から隔離することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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