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公開番号2025004277
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023103836
出願日2023-06-26
発明の名称電力供給システム、蓄電システム、充放電器および制御方法
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02J 7/34 20060101AFI20250107BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】車載蓄電池およびその充放電器を有効に利用できる電力供給システム、蓄電システム、充放電器および制御方法を提供する。
【解決手段】電力供給システムは、蓄電システムと充放電器とを含む電力供給システムであって、蓄電システムおよび充放電器は、商用電力系統から負荷に電力を供給するための配線に接続され、蓄電システムは、制御情報を充放電器に送信する送信部を含み、蓄電システムの電線上における接続位置である第1位置は、充放電器の電線上における接続位置である第2位置よりも商用電力系統に近い。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
蓄電システムと充放電器とを含む電力供給システムであって、
前記蓄電システムおよび前記充放電器は、商用電力系統から負荷に電力を供給するための配線に接続され、
前記蓄電システムは、制御情報を前記充放電器に送信する送信部を含み、
前記蓄電システムの前記配線上における接続位置である第１位置は、前記充放電器の前記配線上における接続位置である第２位置よりも前記商用電力系統に近い、電力供給システム。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記配線において前記第１位置と前記第２位置との間に配置された電流センサをさらに含み、
前記充放電器は、前記電流センサにより検出される電流値を用いて、前記配線における前記第１位置と前記第２位置との間の電力を算出する、請求項１に記載の電力供給システム。
【請求項３】
前記蓄電システムは、蓄電池の充電および放電を制御し、
前記充放電器は、車載蓄電池の充電および放電を制御し、
前記充放電器は、通信回線を介して、前記車載蓄電池の充放電を前記蓄電池の充放電よりも優先して行うことを要求する優先権請求信号を前記蓄電システムに送信する、請求項１または請求項２に記載の電力供給システム。
【請求項４】
前記蓄電システムは、太陽光発電パネルにより発電された電力を変換して前記配線に出力し、前記太陽光発電パネルにより発電された電力により蓄電池を充電し得る電力変換部を含む、請求項１または請求項２に記載の電力供給システム。
【請求項５】
前記電力変換部に接続される前記太陽光発電パネルをさらに含む、請求項４に記載の電力供給システム。
【請求項６】
前記蓄電システムは、外部から入力される交流電力を直流電力に変換して蓄電池を充電する電力変換部を含み、
前記電力供給システムは、前記配線に接続される太陽光発電システムをさらに含み、
前記太陽光発電システムの前記配線上における接続位置である第３位置は、前記第２位置よりも前記負荷に近い、請求項１または請求項２に記載の電力供給システム。
【請求項７】
蓄電システムと、
充放電器とを含み、
前記蓄電システムおよび前記充放電器は、商用電力系統から負荷に電力を供給するための配線に接続され、
前記蓄電システムの前記配線上における接続位置である第１位置は、前記充放電器の前記配線上における接続位置である第２位置よりも前記負荷に近い、電力供給システム。
【請求項８】
充放電器と共に、商用電力系統から負荷に電力を供給するための配線に接続され、前記配線上における接続位置が、前記充放電器の前記配線上における接続位置よりも前記商用電力系統に近い状態において、制御情報を前記充放電器に送信する送信部を含む、蓄電システム。
【請求項９】
蓄電システムと共に、商用電力系統から負荷に電力を供給するための配線に接続され、前記配線上における接続位置が、前記蓄電システムの前記配線上における接続位置よりも前記負荷に近い状態において、制御情報を前記蓄電システムから受信する受信部を含む、充放電器。
【請求項１０】
蓄電システムと充放電器とを含み、前記蓄電システムおよび前記充放電器は、商用電力系統から負荷に電力を供給するための配線に接続され、前記蓄電システムの前記配線上における接続位置である第１位置は、前記充放電器の前記配線上における接続位置である第２位置よりも前記商用電力系統に近い電力供給システムの制御方法であって、
前記蓄電システムが、制御情報を前記充放電器に送信するステップと、
前記充放電器が、前記情報に応じて充電および放電を実行するステップとを含む、制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、電力供給システム、蓄電システム、充放電器および制御方法に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
電気自動車などの車載蓄電池により家庭内の電気機器への給電を行う電力変換システムは、Ｖ２Ｈ（ＶｅｈｉｃｌｅｔｏＨｏｍｅ）として知られている（下記特許文献１参照）。Ｖ２Ｈは、脱炭素化、再エネ導入の促進策として期待されている。Ｖ２Ｈと太陽光発電システムとを含むシステムにおいては、太陽光発電システムの発電電力のうち、負荷に供給される電力を超えた発電電力（即ち余剰電力）により車載蓄電池を充電し、太陽光発電システムの発電電力の自家消費を促進する。また、電気料金が割安な深夜時間帯の商用電力により車載蓄電池を充電し、電気料金が割高な昼間に、車載蓄電池の放電電力を利用する。車載蓄電池は非常用電源としても用いられる。
【０００３】
下記特許文献２には、商用電力系統（以下、単に系統という）である系統から見て、太陽光発電システムおよび負荷の上流側に、Ｖ２Ｈとして充放電器および電気自動車を配置したシステムが開示されている。このよう構成すれば、定置型の蓄電システムと同様に電気自動車の車載蓄電池を利用できる。即ち、充放電器は、逆潮流を監視することにより太陽光発電システムの余剰電力の発生を検出し、余剰電力により車載蓄電池を充電する。系統に停電が発生すると、充放電器は、充放電器、太陽光発電システムおよび負荷を系統から解列し、車載蓄電池を放電させて負荷に電力を供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開平１１－１７８２３４号公報
特開２０１２－１７５７９２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかし、電気自動車は移動のために使用されるため、電気自動車が充放電器に接続されていなければ、Ｖ２Ｈとして利用することができない問題がある。
【０００６】
したがって、本開示は、車載蓄電池およびその充放電器を有効に利用できる電力供給システム、蓄電システム、充放電器および制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示のある局面に係る電力供給システムは、蓄電システムと充放電器とを含む電力供給システムであって、蓄電システムおよび充放電器は、商用電力系統から負荷に電力を供給するための配線に接続され、蓄電システムは、制御情報を充放電器に送信する送信部を含み、蓄電システムの配線上における接続位置である第１位置は、充放電器の配線上における接続位置である第２位置よりも商用電力系統に近い。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、車載蓄電池およびその充放電器を有効に利用できる電力供給システム、蓄電システム、充放電器および制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、本開示の第１実施形態に係る電力供給システムの構成を示すブロック図である。
図２は、第１比較例に係る電力供給システムの構成を示すブロック図である。
図３は、本開示の第２実施形態に係る電力供給システムの構成を示すブロック図である。
図４は、第２比較例に係る電力供給システムの構成を示すブロック図である。
図５は、本開示の第１変形例に係る電力供給システムの構成を示すブロック図である。
図６は、本開示の第２変形例に係る電力供給システムの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
［本開示の実施形態の説明］
本開示の実施形態の内容を列記して説明する。以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組合せてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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